長かったワールドカップも終わり、待望のJリーグが再開されました。今日、私は浦和レッズをサポートするためにガンバ大阪の本拠地万博まで遠征してきました。
今回のワールドカップでの日本代表を通して私たちが得たものは、「世界を垣間見た」のではないかと思います。2002年はなんだかふわふわしていて、世界との距離がよくわかりませんでした。2006年は期待に反して世界が遠のきました。そして2010年は世界が手の届く所にあることを、みんなで体験したワールドカップだったと思います。
守備と組織力は通用しましたし、本田遠藤のフリーキックは(役満を続けて上がったようでもありましたが)攻撃に関しても世界のトップに伍す力のあることを証明しました。しかし何か足りませんでした。
Jリーグを見ていても、世界を垣間見ることができます。浦和レッズの場合は2007年が世界の扉を開けた年でした。この年、強固な組織力でアジアを制します(AFCチャンピオンズリーグ優勝)。闘莉王、阿部、長谷部を背骨とした強固な守備を軸として、どんなピンチもしのぎ、どこからでも得点に持ち込めるチームでした(ちなみにこの軸は2010代表の軸となりました)。そして意気揚々と、日本で開催されたクラブワールドカップに臨みます。初戦を突破したレッズは、準決勝でカカ率いるACミランと当たります。結果は0-1の敗戦。スコア上は惜敗でしたが、ミランにとっては負けるはずの無い余裕の0-1でした。この年レッズの選手達とサポーターは、一瞬世界の扉に手をかけましたが、さらにその先に大きな壁があることに気付きました。この年の浦和レッズは守備も攻撃も秀でたチームであると思っていたのですが、ACミランに突きつけられた結果は、守ってあとは才能のあるフォワード任せるようなサッカーではだめだ、ということです。この年の浦和のワシントンと、2010ジャパンの本田の姿がダブります。
浦和はその翌2008年チームが上手く行かず、2009年からフィンケ監督を招き、マイボールを大切にし、自分たちで仕掛ける攻撃的なチームへ改造をはかります。
守っていれば、ある程度まで行けます。しかし守っているだけではその上へは行けません。フィンケ監督の浦和のサッカーは模索を始めたばかりです。スペインサッカーを標榜するとも言われるそのサッカーは、2年目のシーズンが三分の一が過ぎた所で、6勝5敗2分の第6位。浦和のサッカー、日本人にしか出来ないサッカーは見つかるのでしょうか?
今日の万博の試合はとんでもないゲームでした。浦和のパスサッカーがガンバを押したかに見えた前半。しかしガンバが浦和のミスからの心理的な減退に乗じた同点、逆転劇。そしてロスタイムに浦和の同点弾、そしてそのまたロスタイム94分に遠藤が見事なミドルを決めます。ああ、このドラマ、なんていうことだ。ワールドカップもいいですが、Jリーグはいいです。面白いです。私もこんな敗戦でへこたれません。みなさんも地元のJリーグの試合に足を運んでいただきたいと思います。
最後に、今年はもうひとつのワールドカップの戦いがあります。日本は2022年の開催に立候補しています。2022年のワールドカップ開催地は今年の12月2日のFIFAの会議で決定されます。招致活動に私も末席ながら招致委員の一人として携わらせていただいていています。
2022年ワールドカップを日本へ!日本だからこそ実現できる、新しい未来へ。
DREAM●2022 日本招致委員会
日本のサッカーを、自分のプレイするチームから、自分が応援するJリーグのチームから、そして代表と2022招致と、盛り上げていきましょう。
今回のワールドカップ用の記事は、この投稿でちょうど50本、最終回になりました。ご愛読ありがとうございます。4年後に出てきますので、その節はまたひとつよろしくお願いします。
今回のワールドカップでの日本代表を通して私たちが得たものは、「世界を垣間見た」のではないかと思います。2002年はなんだかふわふわしていて、世界との距離がよくわかりませんでした。2006年は期待に反して世界が遠のきました。そして2010年は世界が手の届く所にあることを、みんなで体験したワールドカップだったと思います。
守備と組織力は通用しましたし、本田遠藤のフリーキックは(役満を続けて上がったようでもありましたが)攻撃に関しても世界のトップに伍す力のあることを証明しました。しかし何か足りませんでした。
Jリーグを見ていても、世界を垣間見ることができます。浦和レッズの場合は2007年が世界の扉を開けた年でした。この年、強固な組織力でアジアを制します(AFCチャンピオンズリーグ優勝)。闘莉王、阿部、長谷部を背骨とした強固な守備を軸として、どんなピンチもしのぎ、どこからでも得点に持ち込めるチームでした(ちなみにこの軸は2010代表の軸となりました)。そして意気揚々と、日本で開催されたクラブワールドカップに臨みます。初戦を突破したレッズは、準決勝でカカ率いるACミランと当たります。結果は0-1の敗戦。スコア上は惜敗でしたが、ミランにとっては負けるはずの無い余裕の0-1でした。この年レッズの選手達とサポーターは、一瞬世界の扉に手をかけましたが、さらにその先に大きな壁があることに気付きました。この年の浦和レッズは守備も攻撃も秀でたチームであると思っていたのですが、ACミランに突きつけられた結果は、守ってあとは才能のあるフォワード任せるようなサッカーではだめだ、ということです。この年の浦和のワシントンと、2010ジャパンの本田の姿がダブります。
浦和はその翌2008年チームが上手く行かず、2009年からフィンケ監督を招き、マイボールを大切にし、自分たちで仕掛ける攻撃的なチームへ改造をはかります。
守っていれば、ある程度まで行けます。しかし守っているだけではその上へは行けません。フィンケ監督の浦和のサッカーは模索を始めたばかりです。スペインサッカーを標榜するとも言われるそのサッカーは、2年目のシーズンが三分の一が過ぎた所で、6勝5敗2分の第6位。浦和のサッカー、日本人にしか出来ないサッカーは見つかるのでしょうか?
今日の万博の試合はとんでもないゲームでした。浦和のパスサッカーがガンバを押したかに見えた前半。しかしガンバが浦和のミスからの心理的な減退に乗じた同点、逆転劇。そしてロスタイムに浦和の同点弾、そしてそのまたロスタイム94分に遠藤が見事なミドルを決めます。ああ、このドラマ、なんていうことだ。ワールドカップもいいですが、Jリーグはいいです。面白いです。私もこんな敗戦でへこたれません。みなさんも地元のJリーグの試合に足を運んでいただきたいと思います。
最後に、今年はもうひとつのワールドカップの戦いがあります。日本は2022年の開催に立候補しています。2022年のワールドカップ開催地は今年の12月2日のFIFAの会議で決定されます。招致活動に私も末席ながら招致委員の一人として携わらせていただいていています。
2022年ワールドカップを日本へ!日本だからこそ実現できる、新しい未来へ。
DREAM●2022 日本招致委員会
日本のサッカーを、自分のプレイするチームから、自分が応援するJリーグのチームから、そして代表と2022招致と、盛り上げていきましょう。
今回のワールドカップ用の記事は、この投稿でちょうど50本、最終回になりました。ご愛読ありがとうございます。4年後に出てきますので、その節はまたひとつよろしくお願いします。