小生が日本秘湯を守る会を知るきっかけとなったお宿、それが福島の二峡温泉「大丸あすなろ荘」である。最初に記事にしたのは2005年のことだが、実はその前に行っていて、すでに10年以上経っている。
当時はこちらが秘湯を守る会の会長さんのお宿にして、紅葉の季節などは半年前から予約が埋まるという人気のお宿でもあった。
現在は名誉会長さんになっているが、東日本大震災の風評被害などをキッカケにして、予約が取りやすくなっている。皮肉な話だが、ファンにはありがたい。
今回はキャンペーンにうまく乗ることができ、格安な価格で露天風呂付のお部屋に宿泊させていただいた。
さて、いつものようにチェックインしてから、まずは渓流の露天風呂に飛び込む。文字通り渓流沿いにあり、野趣あふれるもの。
最初に来たときは、これだけオープンだと丸見えじゃねえかと心配になったくらいだが、秘湯というにふさわしいとも。
そういえば、以前はこの渓流風呂も時間で男女入れ替えになっていて、夜間は丸見え側も女性が入れたのだが・・・
源泉かけ流しは当然として、こちらの温泉はアルカリ性の透明なもの。温度も適温で、長く入れるのが嬉しい。
そしてここから大浴場に展開。内風呂と露天風呂で構成されているが、湯気がすごいので、内風呂は写真が曇る・・・
ここでひといきついて、夕食前に内風呂に入り、さらに夕食後に再度渓流露天風呂へ。そして・・・名物の自噴の甌穴風呂へ。
以前はこちらは混浴だったが、今は時間で男女入れ替え制になっている。写真がわかりにくいが、お風呂の下の岩盤から温泉が自噴している。
そして部屋に帰り、部屋付きの露天風呂に入ると、もはや恒例の睡魔が・・・(苦笑)
もちろんあっさり書いているが、温泉の泉質もすばらしいし、秘湯らしさが味わえるという点では素晴らしいのだが、渓流風呂の入れ替えがなくなった点や、女性の内風呂の目隠しが増え、開放感がなくなった点など、時代のややこさの影響も見える。
今回は紅葉の季節を過ぎてしまったので、紅葉風呂という感じではなかったが、それでもなお、秘湯の人気旅館としては満足できるものであった。
そして、爆睡の翌朝には・・・世界が変わっていた。で・・・待て次号(笑)
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