吾妻屋は、小生にとって第二の故郷というべきお宿になっている。言い過ぎかも知れないが、こちらのお宿をリピートしているお客様の多くがそんな印象ではないか。
高湯温泉郷の磐梯吾妻スカイライン沿いにあり、電車でもマイカーでも、秘湯としてはきわめて便利なところ。早めのチェックインからセルフで下駄箱に靴を入れる。
いつものように女将がホスピタリティあふれる応対で手続もあっさり・・・常連さんは、部屋にもセルフで移動する。およそ、お客としてというより、故郷の実家に行ったような・・・
そしていい意味で放置プレーのもてなしがいい。浴衣とバスタオルはセルフで替え放題。缶ビールなども共用の冷蔵庫(上右写真)から購入し、自己申告で精算。
部屋は新しくはないが、不快感はなく、のんびり過ごせる。まさに実家に帰省したような気分で、風呂上がりの缶ビールを飲んでゴロゴロと。
さあて食事だが・・・一つずつの料理は派手さはないものの、質・量ともにほどよく、満足できる。
メニューはいつものパターンといえばワンパターンにはなっているが、牛しゃぶも美味しいし、今回はイワナの塩焼きも抜群に美味しかった。
そして今回特筆モノだったのが、刺身の盛り合わせだ。マグロやホタテに加え、イクラや鯛にサーモン、それに鮑まで入っていた。
目にもきれいだし、何より味がよかった。
ちなみにこちらのお宿はお酒の持ち込みも歓迎で、そういうお客様も多いが、小生はビールの後はワインのハーフボトルをいただくのがお約束だ。今回もまさにそのパターンになったが、楽しく過ごせた。
スタッフさんも限られていて、身内のような感じで接してくれるのがまた嬉しい。
セルフでいただくロビーのコーヒーなど、普通のサービスといえばそうなのだが、すべてが自然で何の力もいらない感じがいいのだ。
そうそう、食事のときにスタッフさんが着ていたTシャツがお宿の名前の入ったおしゃれな物だったので、チェックアウトの時に販売していないかとお聞きした。
女将さんがいうには、夏が暑くてスタッフさんの要望で作ったものというが、小生だけでなく、他のお客様からのひきあいもあり、こんなに反響があるとは思わなかったと。
是非商品化をお願いしたいと言いながら帰路についた。
お宿代もお安く、温泉も抜群、そして実家に帰ったような気分になる・・・小生にとっては大切なお宿である。
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