温泉が抜群の「桜田温泉 山芳園」は、お気に入り中のお気に入りのお宿だが、温泉に負けない魅力がおもてなしだ。
トップ写真はお宿の入り口だが、伊豆名物のなまこ壁を見ながらエントランスに向かうと、トップ写真の光景に・・・小さな入り口ではあるが、こじゃれた雰囲気が漂う。
入ると、若女将が満面の笑顔で「お帰りなさい」と。この瞬間、もはやおもてなしの魔法にかかってしまう(笑)
こちらは、大旦那・大女将と若旦那・若女将を中心に、わずかなパートスタッフで切り盛りされているこじんまりしたお宿だ。
毎回書いているが、この若旦那と若女将のスマートにして心憎いもてなしと演出のうまさには感心してしまう。
たとえば、チェックインのときには、何十種類もあるカラーのタオルからチョイスできる。同じ紫でも濃い色や薄い色など、何種類もある。
このタオルも質がよく、他の人と区別がつくというのもいいし、家に持ち帰っても記念になる。最近では、模様のないタオルも多い中で、プリントがあるのも嬉しい・・・
あえて、過去のストックを今回は写真にしてみた。実際は我が家に18枚ある(笑)
今回新たにロビーにあったのが、上の写真の椅子と桶。TOKYO MXテレビのバラいろダンディという番組で取り上げられたご縁で、寄贈されたという。また、お部屋に今回あったのが。こちらのベッドライト。めっちゃオシャレだ。
さて食事だが、海の幸を中心に地産のものでアレンジされている。料理の質・量ともに満足感も高い。肉は出ないが、刺身も4種類。
また大型ではないが、キンメの姿煮も出る。伊豆出身の小生としては、これをキレイに食べないと恥だ・・・というところで、血合いはもちろん、頭の裏まで食べつくす。
ご案内の方もいらっしゃるかと思うが、この右上写真がキンメのキンメだ。そう、頭の中に、キンメの形をした骨が出てくるのだ。
この料理に合わせてワインはいつもの・・・と思っているとスタッフさんがタイミングよく「サシミソーヴィニオンですね」と。こういうやりとりもまた心憎い。
お品書きの隅に桜の花のパンチが入っている。こんなところも素敵だ。
翌朝の朝食も地産の干物などに加え、シラスの入ったオムレツなどひと手間入ったことで、オシャレ感もある。仕上げは松崎名物の桜葉の入ったクッキーを持ち出し、ロビーでコーヒーをいただく。
すると、若女将がまた話しかけてくる。他愛のない話をしていると、もう一組のお客様が出ていらした。若女将のなじみの方とのことで、小生に紹介していただいた。
こうしたパーソナルなふれあいもこのお宿の魅力だ。
こちらで有機農法で自作しているお米と、松崎名物の桜餅を購入し、チェックアウト。また来ますね・・・と。
小生にとって、福島の吾妻屋はほっとする故郷であるが、桜田温泉 山芳園は娘夫婦の家に来たような故郷という・・・
来年もまた、通うことになるよなあ。
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