観音温泉というのはちょっと不思議な名前のホテルだが、創立者がこの土地を購入し、温泉を掘っているときに観音像が掘り出されたことに由来するという。
その観音像は今も玄関脇に祀られている。ちなみに創立者は伊豆の方ではなく、東京出身の方だという。少なくとも小生がガキの頃にはなかったお宿だ。
さて、車で到着すると玄関のところのスタッフが出てきて、宿泊か日帰りかを尋ねられた。宿泊である旨伝えたが、リストの確認に手間取り、雨の中窓を開けたままで待つ。
やがて確認されると少し先の駐車場に回して、荷物を持ってここまで来てほしいという。雨の中なかなか満足度を下げてくれるぞ(苦笑)
加賀屋や慶山、それにうぶやも駐車場が離れているがスタッフの対応もスムーズだったし、荷物持って・・・というのはない。
そしてチェックイン後、部屋に案内される。このスタッフの説明が見事にツボを外してくれて、こちらの質問をスルーしてくれるという。
さてさて、気を取り直して食事だ。食事処に着くと、下足番のスタッフの対応がまことに要領をえない・・・
さらに食事の内容だが、写真のイセエビの刺身をはじめ、料理そのものは美味しかった。だが、伊豆に来てギンダラの鍋ってのはちょっとなあ・・・
そういう点では伊豆っぽくない感じで・・・翌朝の食事も前日のイセエビを使ったと思われる味噌汁は出たが、具は皆無。せめてワカメくらいは・・・と。
ついでにいえば、朝食の時間にお客様が集中したのはわかるが、ご飯だけ先に出てきて味噌汁が出てくるまでに、相当インターバルがあった。
館内にはスポンサーになっているアスルクラロ沼津のユニや、著名人の来館の色紙などが飾られているが、そうしたものを飾るよりも、食事のサービスをスムーズにしてほしかった。
なんか文句ばかり書くようだが、日帰り用の浴場に行くにはロビーからちょっと歩くのだが、屋根がないので雨だとつらい。
せめて置き傘を用意しておいてくれたらと・・・などと気が付くことも多いが、温泉が抜群なだけに、もてなしと食事がやや残念だったとお伝えしたい。
今回は健保の保養所扱いで費用も安く済んだが、普通に泊まるとそれなりに高級レベルの価格の由。
館内に温泉宿評価ランクのポスターが貼られていたが、それによると、うぶやとか慶山より上になっていた。
あくまで個人的な評価ではあるが、同じくらいの費用を支払うなら小生はうぶやにするなあと・・・
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