アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

「52ヘルツのクジラたち」見てきました。

2024-03-10 15:29:45 | つれづれ

話題かどうかは知らないが、本屋大賞を受賞した作品の映画化という「52ヘルツのクジラたち」を見てきた

 

 内容についてはもちろんご法度だが、結論からいえば、深い内容でいろいろしみこんだ。そして、派手な宣伝はされていないが、ぜひいろんな方にオススメしたいと

 本屋大賞とは、本屋さんがオススメする本の大賞で、以前紹介した青山美智子さんの作品などもノミネートされていた。

 

 主人公の杉咲花は、複雑な過去を持つ女性。ある日大分に一人で移り住んできた。そんな彼女が雨に降られると・・・一人の長い髪の男の子が・・・

 そして、杉咲花の過去の中では、親友の小野花梨と志尊淳が大きな存在となっている。その過去とは・・・

 

 さすがにこれ以上は触れないが、一口でいえば、今日本で問題になっていること・・・ヤングケアラー・DV・LGBTQ・育児放棄などがてんこもりで登場する。

 以前「大名倒産」で見直してしまった杉坂花の演技は、今回も素晴らしかった。なんとなくだが、高畑充希とかぶるような・・・

 

 田舎で生まれ育った小生にとっては、田舎暮らしってのは、こうだよなあ・・・って思うシーンとかもあり、ディープではないが、地元の人たちとの交流も見える。

 この後、杉咲花の生活はどうなっていくんだろうと思いながら、ストーリーは終わる。

 

 そして、個人的な感想だが、幸せってなんだろうと考えてしまった。この映画とは関係ないが、よく、結婚を申し込む際に、親御さんに対して「絶対に幸せにします」なんて言うシーンがある。

 ベタなセリフだが、では「幸せにします」ということは、今は幸せではないのか・・・とか、具体的に幸せとはどういうことなのか・・・って。

 

 この映画に出てくる人たちは、たくさんいるが、それぞれの人にとっての幸せとは・・・考えながら帰路についた小生である。

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