アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

第27回いとこの会

2017-09-26 09:09:56 | 落語

さて、故小さんの孫弟子たちの勉強会の「いとこの会」。熱心な席亭さんの応援もしたいし・・・で、予定が合えば必ず行くことにしている。

 

 ということで、今回も出掛けてきた。第27回となる今回は、花いち・緑君・小んぶ・市弥の四人だ。いつものように、受付・・・と思いきや、席亭さんがご都合で遅れるという。

 開演にも間に合わず、四人が出てきてグタグダと間つなぎ・・・でもこういう手作りのところが、この会の魅力である。

 

 さてトップバッターは市弥、軽いマクラの後に始めたのが「真田小僧」。失礼ながらこのところ、迷いが感じられていたが、この日はスッキリとしていた。

 彼は、見た目もいいが、そのスッキリ感を出すにはまっすぐやってくれるのが一番と思うし、この日は久しぶりに気持ちよかった。

 

 そして続いて出たのが、小んぶだ。始めたのは「安兵衛狐」という珍しい噺。いつもながら声もいいし、やはりしっかりとした骨格で聞かせてくれる。

 前回こちらで聞いた「そば清」もよかったが、この日もなかなか楽しませてくれたぞ。それにしても珍しい噺で、生では初めてかも・・・

 

 さて、中入りをはさみ再開、出てきたのが緑君。始めたのが・・・おお、「明烏」だ。師匠の花緑がよくかけていたことを思い出すが・・・

 むむ、これは・・・師匠の明烏とは型が違うくらいに感じた。彼の演出とか考え方が反映されているのかも知れないし、別の師匠の型かも知れないが・・・

 

 結果で見れば、この演出は成功していると思った。こなれ感はまだもうひとつ改善の余地があるかも知れないが、聞きなれた型と異なり、新鮮で笑わされてしまった。

 そしてラストは前日誕生日という花いち。個人的には自分で話しながら自分で笑ってしまうのは好きになれないが・・・といいつつ始めたのが・・・

 

 おお、これは故小さんの十八番の「試し酒」だ。小さんの絶品のそれと比べてはいけないが、かなりこなれてきていて、自分のものになってきていると感じた。

 いやいや花いち、頑張ってるぞ・・・と。そして、演じきった後、市弥たちがケーキを持って出てきた。そう席亭さんが、手作りで持ってきてくれたのだ。

 

 この辺がなんとも・・・この会らしく、その後の打ち上げも大盛況。今回もささやかに差し入れをさせていただいたが、他の方からもたくさん入っていた様子。

 そうそう、以前からこの会のめくりがイマイチだったので、落語仲間で寄席文字を書いている人に作っていただき、この会に寄贈させていただいた。こちらの緑君のこれが新めくりだ。

 

 今回も打ち上げの途中で失礼したが、会場の外まで見送ってくれる席亭さんと噺家さんたちの心意気が嬉しい会となった。

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