さて仙仁温泉岩の湯の温泉について記事にしたが、このお宿の最大の魅力は温泉ではなく、設備・料理・もてなしなどすべてをお客様の癒しにする総合力だと思っている。
今回、6回目の訪問となったわけだが、夕食の会場はいつもの食事処でなく、風呂上りにいつもビールを飲むサロンを指定された。
後で聞いたところ、常連の方に時に変化を与えるためという。その食事だが、いつものように個室でスタッフによる丁寧な説明とともに進行していく。
こちらの料理は、会席仕立てだが、長野産の食材にこだわり、質も量も厳選されている。いや、まずお席に案内されるシーンから癒される。
今回のサロンには午後に一度ビールを飲みに行っているので、スタッフのお姉さんも覚えていた。これが、なんともおっとりとした空気を漂わせてくれるお姉さんだ。
この時点で穏やかな空気になる中、先付けの料理をいただく。先ほどビールをいただいたので、いきなりワインにした。
この笹に包まれたものは鮎の塩焼きで、付け合せの料理やフルーツなどもついている。写真ではわかりにくいが、いぶされていて煙の演出も嬉しい。もちろん味も最高だ。
また隣のコーンスープっぽいのは、とうもろこしのすり流し。当然ながらこれまた美味しい。さらに、こちらの写真の刺身は山の幸、鮎と信濃マスという。
この間もたくさんの料理がテンポよく運ばれてくるが、量が絶妙で苦しくならない・・・というところでメインが石焼きのステーキ。
石で焼き具合を調節できるのと、塩とワサビでいただけるのが何とも嬉しい。小生の料理についての質問などにも、笑顔で答えてくれるお姉さん・・・料理をさらに引きたててくれる。味はもう言うまでもない・・・
この後、豆ご飯を食べた上で、デザートなどをいただき、大満足だ。
この後、お風呂から帰ってきたところ、お部屋にフルーツが届けられた・・・このおもてなしが嬉しい。
おもてなしといえば、お部屋のほかにも、ゆったりと流れる風を感じられるすべてのスペースがおもてなしになっている。
さて、翌朝のご飯は食事処に。温泉粥も毎年の嬉しいポイントだが、ご飯やパンも選べる。派手な食材はないが、吟味されていることがよくわかる。
こういう朝食だとついつい食べ過ぎてしまうが、仕上げのデザートもこんな感じで、スキなどまったくない。ついでにコーヒーもポットサービスだ・・・
そう、どこをどう見てもスキがないのだ。今回も翌年の予約をお願いしながら、チェックアウトすると、スタッフが車まで運んでくれる。
そして、車を走らせると坂を過ぎて車が見えなくなるまで、手を振ってくれた。そういえば、昨年はトリンドル玲奈似のお姉さんだったが、今回は男性だった。
男女関係なく、すべてのスタッフにおもてなしの気持ちが共有化されている。この宿の最大の魅力はここにある。
来年もまた来ます・・・そう誓いながら帰路についた。
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