アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

ドイツと日本の違い・・・バカげている。

2016-10-25 06:00:07 | 車ネタ
日本という国において、車というのは大変なコストのかかるものである。元々は贅沢品という整理からであろうが、今でもそういうことになっている。


 都会に住む人ならいざ知らず、地方でバスや電車が不便なところだと、車は生活するのにマストなものだが、それでも贅沢品なのだ。
 だから、自動車の税金に関しては都会でも地方でもお金持ちでも庶民でも同じだけ掛かってくる。さらに、ガソリンについてはガソリン税に消費税が掛かるという・・・

 そんな日本の自動車税だが、興味深い記事が目に留まった。こちらをご覧いただこう。まずその水準だが・・・ドイツの2.4倍という
 ざっくりいうと、ドイツでは軽自動車なみの税金で高級車が持てるということか。ここに贅沢品思想が残っているが、下げるという話はまったくない。


 ここで問題にしたいのは、2015年から導入された新車登録から13年で15%増税になるという制度。その理由は「環境負荷が大きいから」という。
 ちなみに、今から13年前といえば、すでにプリウスだって世に出ているし、ハイブリッド並みとまで言われた低燃費車も多い。

 今売られている車より燃費のよい車だってたくさんあるわけで、一律年次で切ることは極めて合理性を欠くと言わざるをえない。
 だから早い話が、新しい車に変えなさいよ・・・と。小生の知人で45年前のシトロエンに乗っている人がいる(右写真が実車)。つい最近購入したのだが、もしこの車が海外から輸入されて初めて新車登録なら、13年ルールにはかからないという・・・(爆)

 というところで、ドイツの話だが、かの国には「Hナンバー」というものが存在するという(トップ写真)。HとはすなわちHistorischのHと。
 少なくとも30年以上前に生産されたクルマで、現状走行可能で車検を通過すること、無改造のオリジナルでかつ文化的価値のあるものだという。


 この条件を満たしたクルマのナンバープレートの末尾に「H」を付与。優遇税制まで適用するというものだそうだ。日本と真逆な政策である。
 記事にあるように、「モノを大事にする。ひとつのものを長く使うこともエコである」、という考え方が、この政策には反映している。

 Mercedesでは、販売終了してから10年以上すべてのパーツを保持しているほか、サードパーティの部品も多いようだ。
 また、本体も長期間使うことを想定して作られていて、しっかりメンテすれば13年などまったく問題がないようだ。

 BMWだって、その辺は同じ思想なわけで、ドイツは自動車に対するスタンスが日本とは全く違い、旧車というものを根っから肯定する、敬うということがしっかり流れている。社会として、どこかの国よりずっと成熟したものの考え方だ。
 逆にいえば、新車の魅力もあるから、これに負けないという・・・

 増税という形での施策・・・納得感がないよなあ。
 えっ・・・ディーゼル車は13年でなく10年なの? なんで・・・やっぱり納得できない!
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