アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

桃月庵白酒・三遊亭兼好二人会

2023-05-16 06:00:00 | 落語

先日、お気に入りの噺家さんの二人会、「白酒・兼好二人会」がいつもの三鷹のホールで開催されたので出かけてきた。

 

 二人の人気はすでにかなりのものだが、二人とも保守本流というのとは少し異なる。二人とも古典落語の基本はしっかりしながらも、独特の空気感で抜群に面白いのだ。

 会場に着くといつものように満員御礼とともに、終演未定の文字。とはいえ、こちらのこと、メチャクチャ長くなることもなかろう。

 

 いつものように森本さんの絶妙な開演前のアナウンスでスタート、毎回ながら森本さんのお人柄のみえるこのアナウンスが心地よい

 そして開口一番は白酒のお弟子さんのぼんばり。始めたのが「道灌」だったが、睡魔に襲われ、しっかり聞けなかった。

 

 ただ、基本がしっかりしていたこと、声がいい(よく出ていた)ことはわかったが、もうちょいテンポがいいとグッとよくなるような。

 さて、白酒の登場だ。いつものように毒のあるマクラを振りながら、始めたのが・・・おっ、これは「浮世床」の上だよ

 

 古典の定番みたいなものだが、逆に生で聞くのは久しぶりだよ。近年は、下の方しか聞いていないような・・・

 しかし、彼の手になるとこんなにおかしい・・・と爆笑してしまった。そして、兼好の登場だ。いつもの出囃子「さんげさんげ」だが・・・違和感が・・・

 

 そう、この曲お囃子さんの歌が入るんだが、今日のお囃子さんの恩田えりさんの声ではない。まあ気にしすぎかな・・・

 と始めたのが「巌流島」だ。これまた兼好ワールド炸裂で面白いのなんのって・・・すっかりやられてしまい、中入り。

 

 再開後は再び兼好の登場。お・・・お囃子が変わった・・・ってか「さんげさんげ」だが、歌が入らない。

 ははあ・・・ひょっとしてえりさん一曲目は別の音源にしてもらったかな・・・って。

 

 そして始めたネタは・・・おお、「夏どろ」だ。これまた兼好ワールド満載でバッチリ笑い、だがこれまた久しぶりに生で聞くものだった。

 ラストは再度白酒。ホストやキャバクラの話から始めたところを見ると・・・で始めたのが予想通り「お見立て」だった。

 

 この日も二人の独特の世界観にすっかりハマり大満足、終演も16:20とバッチリで、疲労感なく帰路についた。

 次回もまた来たいものだ・・・

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