
4月3日の東京新聞にクラッシャー上司についての記事が掲載されていた。クラッシャー上司とは「仕事はできるが、じわじわと部下も組織もむしばむ上司」のことという。
その中で、ひとつのエピソードが目に留まった。「母親を亡くし、一週間の忌引を取った際、上司はお悔やみの言葉もないまま、『おまえが休んだ間、スケジュールが全部遅れてるんだけど、どう挽回するつもりなの? 』と」
おお、これは小生が立川でまさに経験してきたことだ・・・と。
小生の場合は、亡くなったわけではない。母親の認知が進み、伊豆に一人暮らししている以上、そのまま放置できない状況となり、退職も視野に置かなければならないと事前に上司には告げていた。その時の塩対応がまず第一段階。
その後GWに実家で母や親族と相談し、当面なんとかなったので、休み明けに報告したところ、視線もまったくくれず、発した言葉はたった一言「そうですか」・・・で早く部屋から出ろとのウルトラ塩対応。ちなみにその時刻は20時過ぎで、来客等は当然ない時間帯。
偉ぶるつもりもないが、何百人という組織のナンバー2であった小生に対する対応としては、なんとも悲しいものだった。「こいつ、人間じゃねえ! 」と怒りを通り越して絶望が。
さらにその数日後、直接小生に対する話ではなかったが、「30年会社にいたが、もうこの人の下では働けない」と思わせてくれる話があった。
少なからず、会社人間として誠実に尽くしてきた自負があったが、その瞬間心の中でガラガラと何かが崩れ落ちる音がした。翌日から心のバランスが崩れ、休務に至った。身体が動かないのだ・・・
パワハラ上司もたくさんいた。後に常務になった人からいきなりグーで殴られたこともあった。その上司には、全国大会での表彰式の祝賀パーティで突然「タバコ買ってこい、この野郎」と怒鳴られたこともある。小生は最優秀賞で入賞していたのだが。
さらにその後、関係のない別の社員の前で、延々と「こいつは何の成果もあげたことのないやつなんだ」と怒鳴る怒鳴る・・・パワハラで訴訟を起こすことも検討し、実際に弁護士とも相談したが、時効になってしまったため断念した。
その二人に対しては、今でも正直殺してやりたいくらいの気持ちである。まあ殺したところで得られるデメリットの方が大きいが・・・
立川からあとは、何も考えずに職場の皆さんのためだけに仕事をしてきたが、くだんの常務が小生にとって4度目の上司として来た瞬間、退職を決意した次第。
おお、クラッシャー上司・・・どこにもいるんだよなあ。小生は仕事自体はできるとはいえなかったが、職場の仲間に対しての気持ちだけは人後に落ちなかったと思っている。愚痴そのものの記事だが、会社なんてそんなもの・・・そう思っていただく参考になればと。
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