さて、今年もフィギュア全日本選手権の熱い戦いが終了した。男子は羽生の優勝で、まあ予定調和の世界だったが、女子がなかなか面白かった。
今期のグランプリシリーズでは村上・今井が伸び悩んでいた中で、シンデレラガール的に本郷理華が飛び出し、スケ連的には宮原推しだった中で、どうなるのか楽しみだった。
SPで本郷がトップを取ったのは納得だったが、宮原とこれまた新星樋口が僅差で続き、この三人を軸にFSは進んだ。
結果は皆さんご存じのとおり、宮原が逆転V、本郷と樋口が続いた。世界選手権には、上位二人に加えて村上が入り、樋口は世界ジュニアに回った。
だが、ひねくれものの小生、イチオシの今井のほかに、今回は振るわなかったものの、中塩と新田谷にエールをおくりたい。
今回の中塩は、ジュニアのグランプリファイナルに進出したときの勢いがなく、緊張から伸び悩んだが、演ずるという部分での思いが伝わってきた。
小生が今井のファンなのは、フィギュアという名前のとおり、きれいな形を見せてくれる、すなわち演技としての魅力を意識しているのだが、中塩はタイプこそ違うものの、表情を感じさせてくれた。
そして新田谷は、演技としてはさらにつらかったが、表情ひとつにその思いが伝わり、見たいスケーターとして応援したくなった。かなり、今井同様に魅せてくれる感じがしたぞ。
ショーにこだわるわけではないが、競技というよりも魅せるスケートに関心が移っている小生である。
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