先日、いつもお世話になっている先生の絵画の個展があり、出かけてきた。先生は、毎年12月には新国立美術館で大きな美術展に出品されているが、今回は銀座の画廊だ。
いつも植物をモチーフにされていらっしゃる先生だが、今回も植物を描かれたものが多く展示されていた。
先生とお話をさせていただきながら、この絵を飾るならリビングですね。こちらの絵は寝室に飾りたいです・・・なんて。
勝手ながら、この絵ってこんなシーンですか・・・とか、いろんな話で盛り上がった。とても飾るようなスペースなどない小生宅では購入はできないが・・・
それでもなお、こうしたいい絵を眺めるのって、とても貴重なひとときである。また、絵を通じて落語の話になるというのも面白かった。
さて、画廊に次々とお客様が来訪されたので、小生は失礼し、銀ブラとしゃれこんだ。銀ブラという言葉も死語になってしまったのかも知れない。
一時期ほど中国の爆買いツアーは多くはないが、それでもやはり道で聞こえる中国語らしき話し声は、もはや銀座の風景の一部になってしまったのかも知れない。
この国は、これからどうなってしまうのだろうか・・・日本で一番ハイソな繁華街にして、高級品を買うなら・・・という街が、外国人によって支えられている事実。
景気は良くなっていると言われても、その実感のないまま、すでに何年も経っている。そんな気分になってしまった。
かつて「ぎんざNOW!」というテレビ番組があった。調べてみたら、なんと1972年~1979年まで7年もやっていたことがわかった。
銀座テレサというスタジオで毎日やられる生番組。せんだみつおなんかが司会していたが、素人参加の番組で、関根勤や清水アキラなんかがこの番組をきっかけにしてデビューしている。
今思えば、内容もメチャクチャだったが、田舎に住む高校生の小生は、毎日銀座から流れるこの生放送に心ときめいていた。
銀座ってどんなとこだろう・・・厳密には小学校の修学旅行でバスで夜通過したのが初体験。その明るさに、車内に歓声が広がったことを今でも覚えている。
今の小生に、銀座のワクワク感は感じられない。いや、あの頃感じたワクワク感は今、どこにもないのかも知れない。なんて思った・・・ある日の夕暮れ。
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