多摩川サイクリングロードの車窓から

多摩川 vs 荒川

多摩川サイクリングロードと荒川サイクリングロードは、首都圏におけるサイクリングロードの2大メジャーと言えます。異論もあるかもしれないけど、まあそういうことにします。

この2つを比較した場合、どっちかといえば多摩川の方が知名度が高めだろうと思うのですが、一方でネガティブな話も多摩川には多いようです。暴走ロードバイクが多い。バーベキューの人が道路にはみ出てる。夜だというのにライトなし&黒っぽい服で視認できないステルスジョガー、etc。

かたや荒川は?というと割りと平和な評判が多いように感じます。道幅が広く、路面もよく、徒歩の利用者が少ないので走りやすい…

本当かね?ひょっとして多摩川を貶めようとする陰謀じゃねぇの?よっしゃ俺がこの目で確認してくれよう!というのが先日の荒川遠征の発端だったわけです。



そういうわけで多摩川と比較した荒川の特徴を並べて見ます。

①道路幅が広い
②路面状態が良い
この2つは前評判どおりで、荒川優位といわざるを得ませんでした。多摩川を走っていると路面の悪さと狭さのためあまり速度を出せないのですが、荒川だと一部の混雑地域を除いて一般道路と大差ない速度になります。


③徒歩の利用者が少ない
これも荒川の特徴ですね。多摩川ではたくさんいるジョギング、犬の散歩、バーベキューの人があまり見受けられません。多摩川沿いにはマンションが多く、人口密度が高いので自然と利用者が多いのでしょう。それと荒川の堤防は治水の観点から高いので、登るのが面倒、というのもあるかも。


④補給が困難
これは荒川最大の難点です。東京都内においては、サイクリングロードは堤防上でなく河川敷を通ることが多いのですが、そのため堤防の外側が見えません。よってコンビニや自販機がどこにあるかわからない。また、前述の通り堤防が高いので、コンビニの場所がわかってもたどり着くのは結構大変です。
では埼玉県に入ってからはどうか?確かにサイクリングロードが堤防の上を通ることが多くなりますが、今度は周囲に何もない、ありていに言えば田舎になって結局店が見つかりません。初めて行くときは補給ポイントをチェックしておいた方がいいでしょう。
多摩川の場合、府中街道や奥多摩街道が平行しており、そこに点在する自販機やコンビニにも簡単にアクセスできます。補給に関しては多摩川の圧勝でしょう。


⑤埼玉県では川が見えない
埼玉県内では、堤防をあまり高くせずに河川敷をかなり広く取っています。
というより、治水の観点から川幅を広く取りたいけど、下流の東京都内ではあまり広い幅を占拠できないので代わりに堤防を高くした、ということでしょうか。
いずれにしても、埼玉県内では河川敷が余りに広く、サイクリングロードからはほとんど川が見えません。自転車での走りに影響するものではありませんが、川の流れを見ながら走る河川敷道路の面白みが無いのはちょっとマイナスです、私的には。



あれこれ好き勝手を並べてみましたが、トレーニング的な観点では走りやすい荒川の方が良いと言えるでしょう。
一方でサイクリング的な観点で言うと、気楽に補給ができること、そして少しずつ様子を変えていく川を見ながら走れる、という点で多摩川優勢なのではないでしょうか。


とまあ、ここまで書いて何ですが、私を含めてほとんどの人は自宅近くの道を使うはず。こんな記事を参考にする人はいるのだろうか?
…近々引越しをする人で、多摩川沿いか荒川沿いかを悩んでる人、にはなるよね、きっと!


とりあえず、多摩川・荒川両サイクリングロードのルートラボ作ったので置いておきますね。
GPSを持ってる人は、これを取り込めば迷わないですよ、たぶん。

 

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