多摩川サイクリングロードの車窓から

東風吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ(後編)

前記事の続きです。

遅めの昼飯を終えた時点で、今回のサイクリングのコンセプトを変えることにしました。
当初の予定では梅の名所である東慶寺浄智寺あたりをを訪れるつもりでしたが、梅の花は期待できません。
ならば梅は関係なしに行ったことのない場所に行こう。というわけで…


鳥居が続く階段で有名な佐助稲荷神社にやってきました。


上から見るとこんな感じです。いったいいくつあるんでしょうね。


ここが本殿です。この左側に山道があったので登ってみました。


途中にこんな祠(?)があります。旅の扉とかありそう。


その先にさらに道が続いており、登ってみると案内板がありました。源氏山公園や鎌倉大仏へ続くハイキングコースになっているようです。
きりが無いし、自転車置き去りにしてそんなところまで行くわけにもいかないのでここでUターン。


さて、次はここから近所の銭洗弁財天へ向かいます。


途中、こんな坂が出てきます。目的地はすぐそこですが、斜度は結構あるので気合を入れて登ります。


と思ったら、拍子抜けするほどすぐ到着しました。
話には聞いてたけど、ほんとに入り口が洞窟なんですね。


トンネルを抜けると、そこは鳥居だらけ。
さっきの佐助稲荷もそうでしたし、ひょっとして昔の鎌倉でそういうブームでもあったんでしょうか。



社務所でお金を洗うザルと線香・ロウソクのセットを100円で買ったら、こちらへ。
湧き水でお金を洗うと金運が開ける・・・らしいですよ。


ここの見物を終えた時点で時刻は15:30。自宅まで2時間弱かかることを考えると、そろそろ引き上げの時間です。
帰りはごく素直に鎌倉街道から国道16号のルートを取りましたので、すんなり帰り着きました。

それにしても梅見物のつもりがすっかり予定が狂ってしまいました。
でもそのおかげで行ったことのない場所を開拓できたので良しとしましょう。
…そんな負け惜しみにふさわしい和歌をググって見つけました。

吹く風を なにいとひけむ 梅の花 散りくる時ぞ 香はまさりける


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