多摩川サイクリングロードの車窓から

古賀志林道で世界に挑む

 日本のロードレースの最高峰といえば、秋に開催されるジャパンカップ。その舞台である古賀志林道は日光の仮住まいから20kmくらいのところにあります。これは行くしかない!
 というか既に何回も行きました。近いし、登りがいがあるし、標高は低いので凍結の心配も無し。冬場の練習コースとしてはとても条件がいいのです。





 さて。古賀志林道ってどこにあるの?そういう方も多いだろうと思います。



 宇都宮市の北西にある古賀志山、その麓を周回する10km程のルートがジャパンカップのコース。日本だけでなく世界の強豪が集うだけあって、Stravaのセグメントを見るとトップクラスのメンツがおかしいです。

 トップは2016年覇者のダヴィデ・ヴィレッラ。他にもオルカル・プジョルやロベルト・ヘーシンクの名前が見えますし、もうちょっと探してみるとニコラス・ロッシュとかジャスパー・ストゥイベンとかツールドフランスの中継で聞いたことがあるような選手がごろごろ出てきます。そんなメンバーに挑めるのだから素晴らしいですね。まあ彼らの二倍近いタイムがかかりましたけどね!
 




 古賀志林道のスタート地点は、鶴カントリー倶楽部側の駐車場。ここは平坦に近いですが、奥に見える坂がいきなり激坂になっています。ここで張り切りすぎると、後の本番で脚が止まること請け合いです。


 その後にでてくる人口湖とキャンプ場を過ぎると本格的な登りの始まり。ここから先は一般車立ち入り禁止の自転車天国ですが、斜度もグッと上がって12,3%位が当たり前になってきます。1箇所だけ緩斜面がありますが、ごく短いので休めるほどではありません。あきらめましょう。


 この九十九折が見えてくるあたりがちょうど中間地点。上のほうまで伸びるガードレールに心が折られそうになります。


 ジャパンカップの時のチョークアートがまだ残っていました(撮影したのは12月上旬)。この先に見える左コーナーを曲がると斜度が緩み、ピークまであと一息。


 ここが古賀志林道の山頂!ようやくゴールできました。


 そのままコースどおりに進むと、路面がごらんのとおり落葉だらけ。ここを高速で走るのはなかなか怖く、おっかなびっくりのダウンヒルになりました。そのせいでしょうか、山頂でUターンしてこちら側は走らない人が多いみたいです。


 走ってみると、傾斜はかなり厳しいものの1週だけなら意外と短いというのが率直なところでした。クライマーよりもパンチャー向けとか言われているらしいですが、プロレベルだと一気に登れちゃうからピュアクライマーよりも火力のあるパンチャーのほうが有利なんでしょうね。
 下りもカーブが多くてテクニカルでしたし、登坂力だけではなく総合力が問われそうなコースではありそうです。

 練習コースとしては良い道ですが、景色が良い訳でもなく近所に観光名所があるわけでもないので、遠方からわざわざ遠征してくる価値があるかというと・・・
 車で日光や那須に遠征した時に、時間が余ったらちょっと寄ってみる、というくらいがちょうどよさそうです。駐車場はあるし、そこから山頂までの往復だけならそんなに時間もかかりませんので。




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