しかし坂道なら何でも良いというわけではなく、ある程度以上の長さと斜度があり、交通量が少ないことが条件になります。
これらの条件を満たすのは峠道です。場所にもよりますが、景色がよく森林浴もできるので自転車乗りには峠好きが多いです。
しかし峠というのはたいてい都会からは距離があり、そう気楽にいけるものではありません。
私が住む多摩川下流地域など最たるもので、最も近いヤビツ峠で片道60km、箱根は70km、奥多摩なら90kmです。
「ちょっと練習するかな」というノリで行ける距離ではありません。
そこでコースは短くて良いから斜度があり、交通量が少なく、近いところ。こういう場所に自転車乗りは目をつけます。
湘南国際村や尾根幹などが代表例でしょう。
しかしこれでも我が家からは結構遠いのです。もっと近いところに適当な場所は無いか?
そういう経緯で、大倉山公園に目をつけて試走してきました。
ここが大倉山の登り口。結構な激坂ですが、商店街がここまで張り出してるので人通りがそこそこあります。
それ以前に、この場所自体が駅の真ん前なので、十分注意する必要があります。
こんなとこチャリで登るとかバカじゃないの?的な視線はどうしようもないので諦めましょう。
訓練された自転車乗りは、そんなもの慣れっこのはず。ですよね?
登ってしばらくすると左側に折れますが、ここからが斜度がもっともきつい箇所です。
この写真で見える範囲は平均12%くらいでしょうか。
このあたりになると商店街が途切れるので、人も少なくなります。
きつい箇所を上から見るとこんな感じです。
写真だと斜度がわかりにくいですが、左の塀と見比べてください。
ちなみに、この先もちょっとだけ登りがあります。
この写真の奥が大倉山の最高標高地点です。
このコースは全長400m足らず、標高差は35mほどです。
ヒルクライムコースとしては物足りないですが、
桜や梅の季節は混雑しますが、それ以外の季節ならあまり人がいないので
遠出するのはかったるいけど、ちょっとだけ練習するか~という時にちょうど良さげです。
というか今日俺はそーゆー気分だったわけで。