多摩川サイクリングロードの車窓から

東風吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ(前編)

ここ2週間ほど仕事が押してロクに自転車に乗っていませんでしたが、今日は休みになりました。
天気もいいし春めいて来て暖かいのでサイクリング日和ですが、桜の季節にはまだ早い。
そんじゃま、梅の花でも見に行きましょうかね。

タイトルはつまりそういうことです。梅の花と聞くとこれしか思いつきません。

こういうサイクリングをする場合、距離的な意味も含めて鎌倉が手ごろです。
今回は駅から遠目で、電車で来てる人はなかなかいけない場所を狙ってみることにしました。

東京横浜方面から鎌倉へは鎌倉街道で北西からアクセスするのが普通だと思いますが、
今回は鎌倉東部の寺院にも行ってみたいこともあり、県道23号を通って東側から行って見ることにしました。
…調べなかった私が悪いんですが、県道23号の朝比奈交差点を右折すると峠道なんですね。「朝比奈峠」とか名前ついてるし。
長さはたいしたこと無いですが、それだけに斜度が結構あるし、交通量が多いので非常に走りにくいです。
鎌倉街道でもそれなりに坂道はありますが、朝比奈峠のほうが圧倒的にきついのでマゾな人以外は気をつけましょう。


かろうじて峠を越えれば鎌倉です。まずは東のはずれにある明王院に向かいました。


こじんまりとした寺ですが、かやぶきの屋根が見事です。


この花は何でしょう。モクレン?



続いて瑞泉寺へ。ここは梅の名所なのですが…


入り口付近の梅園は盛りを過ぎてました。やっぱりちょっと遅かったなぁ。


境内の梅は完全に終わってました。残念。とはいえ庭園は美しいので来て損は無いですね。
瑞泉寺は鎌倉の中心地からかなり離れており、知名度が高い割りに人が少ないのも良いです。


庭園の奥にはこんなのがありました。左端の道を登ってみたくなるのは私だけじゃないはず。


吉田松陰がここを訪れたんですね。そういえば、司馬遼太郎の「世に棲む日々」で吉田松陰がここにくるシーンがあったような。



お次は荏柄天神社です。

どう見ても鳥居の中に民家があります。まあ細かいことは気にしない。


ここも梅の名所なのですが、やっぱり終わっちゃってますね。


少し奥に「絵筆塚」があります。かっぱの漫画を描き続けた清水崑氏の遺志をついで漫画家の有志が立てたものだとか。
しかしなんだ、絵筆というより別のものに見えてきませんか?

で、これには漫画化有志のレリーフがはめ込まれています。



これは黄桜のCMの河童ですね、懐かしい。


さて、この時点で午後1時半くらい。手近なところで千花庵という蕎麦屋へ。

食べ比べせいろ、というのをいただきました。左が会津、右が信州のソバだそうで。
会津のほうが風味が強くて荒っぽい感じですね。個人的にはこちらのほうが好みでした。

ちょっと長くなってきたのでつづく。

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