夜8時頃に仕事を終えて自宅へ戻る。
車から降りて、遠くから橋を越えて自宅方向に走る車のヘッドライトを眺めていた。
透析が終わり、9時半ごろにいつも帰宅していました。
なかなか帰って来ないと心配で、いつも遠くからこちらへ向かってくる車の中に主人の車がいないか目で追って探していた。
走り方で分かる主人の車。やっと今日も無事に帰ってきてくれたと安堵していた。
透析大変だったね。具合悪くなってないか心配したよ。お帰り~。
今は遠くのヘッドライトを眺めて、あの中にあの人の車はもう無いのだと、ふと現実に戻り、玄関のドアを閉めた。