一日目は阿蘇の北に広がる瀬の本高原で宿泊。翌朝、牧ノ戸峠からくじゅう連山の主峰久住山に登り、坊ガツルの山小屋に宿泊。最終日は長者原に下り、星生温泉で山の疲れと汗を流します。
瀬の本高原ホテルの背後にはくじゅう連山、正面に阿蘇山を望みます。
ホテルからの阿蘇五岳は雄大です。さらに、囲いのない露天風呂からはパノラマの絶景。
多くの人で賑わう牧ノ戸峠。ここから久住山まで標高差450m。
三つの峰が特徴的な三俣山。振り返れば遠く由布岳も。
星生山への分岐。久住山はまだまだ遠いので、あきらめて引き返す人がいました。
避難小屋手前から久住山の全景です。東洋のマッターホルンと呼ばれているとか。
硫黄山の荒々しい山肌が現れました。今も噴煙を上げている活火山です。
すぐ隣が九州本土最高峰の中岳。くじゅう連山には標高1,700m以上の山が9座もあります。
岩だらけの急坂を登り山頂に立てば、九州全部を眼下に収める壮大な風景。
牧ノ戸峠から軽装で登る人であふれています。
噴煙を横目に北千里浜から坊ガツルに下ります。急斜面で転倒してケガをした人がいました。
標高1,303mの法華院温泉山荘に到着。看板が輝いています。
実は天台宗のお寺です。
源泉かけ流しの湯船には、糸クズのような湯の花が舞っています。まさしく秘湯。
山小屋というより旅館ですね。収容人数は120名。
手作りの夕食。
人気の山小屋なので著名人もたくさん訪れています。
坊がつる賛歌は芹洋子の紅白出場曲。9番まであるとは知らなかった。
建物の随所に歴史を感じます。
二階建て個室棟(上)と三階建て大部屋棟(下)に分かれています。風呂への道順がまるで迷路。
個室が多いので空いていればゆっくりできます。当然ですがテレビはありません。
6月は大船山や平治岳がミヤマキリシマでピンクに染まります。
すがすがしい朝の山荘。背後の三俣山が大きい。
山荘正面の立中山から朝日が昇ります。左手にぶら下がっているのは杉玉?
この時期、坊ガツル湿原はススキの季節。
春の野焼きがこの景観を維持しているそうです。
雨ケ池は池というより湿原です。
長者原まで下ってきました。やまなみハイウェイで別府や熊本へ。
星生温泉からはくじゅう連山が目の前。ここでも湯船に湯の花が舞っていました。
コミュニティバスで豊後森へ。JRに乗り換えて博多へ。
登山口周辺には筋湯、寒の地獄、黒川など魅力的な温泉が多く、別府や湯布院から九州横断バスを利用することもできます。温泉めぐりをしながらくじゅう連山を歩くのも面白いかもしれません。
九州横断バス | 産交バス情報サイト(熊本⇔阿蘇・湯布院・別府)
コミュニティバスの運行について | 九重町(豊後森・豊後中村 ~ 牧ノ戸峠)
高速バス情報|西鉄グループ(福岡・福岡空港 〜 杖立・黒川温泉・瀬の本)