「守りたい 上関・諫早・辺野古の海」講演会(@ハートピア京都)に参加。
数日前、中学時代の友人Mから、講演会のチラシが同封された手紙が届き、
内容にも興味があったし、なかなか会えない旧友の顔も見たくて、出かけることにした。
講演会は、上関・諫早・辺野古の生物多様性保全に取り組む方々から、最前線の話題が提供された。
それぞれの地域での象徴的な種、上関はカンムリウミスズメ、諫早はムツゴロウやゴカイなどの底生動物、辺野古はジュゴンやミドリサンゴの調査データが示され、純粋に学術的な好奇心が刺激された。
話を聞きながら、「これを今度の調査に活かせないか」とか、ちらっと考えたり(もちろん、それぞれの問題は理解した上でのことだけれど)。
講演では、あまり一般に知られていない問題点にも言及された。
例えば上関では、複数の学会がアセスの問題について12の要望書や意見書を提出しているが、殆ど報道されていないという。
自分自身はMLを通じて情報を得ているので知っているが、そういえば、あまりニュースで見聞きしたことがない。
また、諫早湾では、水門で締め切られた内側の淡水は、本来農業用水に利用されるはずであったが、水質が悪くて使い物にならず、現状では農業用水は近くの河川から引き込まれているという。
しかし、昨晩NHKで放送された諫早湾のドキュメントでは、水門内の淡水が利用されているように報道されていた。
併設されていた写真展。貴重な野生生物の写真がずらり。
手前にあるのは、ジュゴンの折り紙。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます