原告はドジョウと川 河川工事の中止求める(中日新聞、2007年8月10日)
東京都東久留米市の落合川の埋め立て工事の差し止め訴訟が10日、東京地裁に起こされた。原告には、工事によって生息環境を奪われるホトケドジョウと落合川も含まれる。ホトケドジョウは、環境省レッドリストの「絶滅危惧2B類」に指定される。
大雪山のナキウサギ裁判や奄美大島のアマミノクロウサギ訴訟、諫早湾のムツゴロウ裁判など、これまで野生動物が原告になったケースはいくつかあるが、河川が原告になったのは聞いたことがないと思ったら、やはり今回が初めてだそうだ。
河川の直線化工事はすでに終了しているとのことで、仮に埋め立て工事の差し止めが認められたとして、ホトケドジョウの生息環境は果たして保全されるのか、今の時点でもかなり影響は大きそうだが・・・。それとも、差し止めが認められたあと、改めて生息環境の保全を求めていく方針だろうか。記事には書かれていなかったので、気になった。裁判の行く末を見守りたい。
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