撤退したかと思われた夏が帰ってきた。
このまま秋に突入してもらっても一向に構わなかったのだが、そう都合よく回るはずもない。毎朝、職場までの道のりが試練だ。cocoaの接触通知を何気なく確認すると、七月二十八日に30分、陽性者との接触が記録されていたが、通知が来なかったように思う。cocoaも状況に慣れてしまったか。
暑さを凌ぐため、麦わら帽子風に樹脂が編み込まれた小麦色のハットを被って出勤しているが、鏡をみると畑仕事に出向くおばあちゃんだ。首にタオルでも巻いたら完成品。でも機能よりも見た目を気にするような洒落っ気はこのところ下降の一途を辿っているので、これで良いのだ。良いのか?
昼ごはん代を節約するために、昨日今日と2日続けて弁当を持参した。梅干しをのせた米におかず二品程度の簡易弁当だが、弁当をメインに据えて、適当におかずを追加で購入する。すると、わが社食ではおかず一品が百円から二百円なので、二百円前後で腹が膨れ、とても財布に優しい。社食は通年でメニューにあまり代わり映えがなさそうなので、味のバリエーションは弁当側でつければよいか。
朝の河原で会う、黒柴を飼っているご近所さんが一級建築士で、赤柴を飼っているご近所さんが写真家、別の赤柴のご近所さんはお能をやっていて、白柴の飼い主さんは大地主。すごい人たちばかりで恐縮する。
また面倒な事務仕事が発生した。職場お得意の官僚仕事で、号令をかけた人々の理想と、末端で行う現実の仕事内容が乖離しているように思える。旗振り役の某省庁の気持ちもわかるが、もっとマシなやり方はないのだろうか。AIとかデータサイエンスとかいう前に、こういう問題を解決できるプログラムを誰か開発してほしい。(他力本願)
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