ボクの本箱の文庫本コーナーの中で一番沢山あるのが
片岡義男だろう。
背表紙が赤いものだから一番に退色してしまって
本棚の中で一番見すぼらしい一角になり果てている。
一時期彼の本ばかり読んで過ごしている時期があった。
今思えばちょっとこっぱずかしいような物語が多いけど
それはそれで彼の世界に憧れていた。
オートバイが登場する話が多いのにも親近感が沸いた。
いつもバッグの中に入れて持ち歩いていたり
クルマのグラブボックスの中に入れていたりして
ちょっと暇があると読んでいた。
ベストを選ぶのは難しいけど
カバーの傷み具合から見て一番ヘビロテしたのは
「幸せは白いTシャツ」かも知れない。
表紙や文中の写真の三好礼子さんとは
今はFBでお友達になっているけど
当時はかなりの憧れを抱いたものだ。
他にもお気に入りは多いけど
この6冊あたりが上位だなぁ・・・。