「青春の門」は若かりし頃週刊誌に連載されていたのを
断片的に読んだ記憶があった。
調べてみると連載開始は1969年6月の週刊現代だという。
ならばボクはまだ10歳。
いくらなんでも週刊現代は読んで無いだろう。
ちょっと大人の世界を覗き見するような感じだったから、読んだのはもう少し後だろう。
主人公、伊吹信介の破天荒な生活に憧れ
また大人の世界ってこんななのかとビビったりもした。
永く連載は中断していて、もう完結したのかと思っていたら
2017年に「新 青春の門」の連載を再開するという。
当時五木寛之氏は85歳
これは凄い事だと意気に感じて発売済み分を古本屋で探し
通して読み返してみる事にしたのだった。
若い頃には男女の事ばかり気になって読んでいた部分が大きかったけど
大人になって読み返すともっといろいろな事が見えてもきた。
信介の生まれ育った筑豊のボタ山やら香春岳を望む景色を
いちど見に行ってみたいと心から思っている。