快晴の空は、気持ちいいですね。
風は冷たいけれど、陽射しは温かいです。
やっと春近しです~ 嬉しい…はず。
ですが、昨日から一気に、花粉たちも嬉しそう⁉
北風に乗って、やたら元気に飛び回っています。
マスクにゴーグル眼鏡、花粉対策はばっちりですが、
それでも、この飛び始めの時期は、
目も肌も痒く、辛~い我慢の時です。
陽射しを浴びながら、お散歩もしたいけれど、
しばらくは、控えめにした方がよさそうです。
そんな時は、またもや心のお散歩を楽しんでいます。
今回は、読書のお話です。
本の世界で遊ぶのも、愉しい。
一冊ご紹介します。
ーー 『リーチ先生』原田マハさん著 集英社文庫
アート小説と言われる原田マハさんの作品は、
フィクションでありながら、
とことん取材をした史実に沿ったストーリ上に、
過去の著名な芸術家たちが蘇り、動いて語り、泣いて笑う⁉
関わる架空の人物までも、生き生きと実在したようで、感動です。
あたかもノンフィクションの伝記小説のように
軽く~読めちゃいます。
何といっても、強い個性や志を持ち、あがきながらも、
保守的な時代でも、新しさの中に伝統を重んじ、
朴訥にも芸術の道を究めようとする登場人物たちを、
温かい眼線で追いかけ、
命を吹き込む原田マハさんの筆力には、脱帽です。
リーチ先生とは、
陶芸家として有名な英国人バーナード・リーチ先生のことです。
祖父のエドマンド・ハミルトン・シャープ氏は、
同志社英学校の英語の教師をされていました。
リーチ先生自身も、3歳までは日本で育たれたので、
同志社と、よきご縁のある先生というだけでなく、
幼い微かな体験が、
後の青年リーチ先生の再来日の動機となる、
日本文化・芸術への憧憬へと、心をかきたて、
東西の文化の懸け橋を目指された原点に、
影響を与えたのかもしれないと、幸せ解釈をしています。
ご参考までに↓
同志社大学人文科学研究所の第6回研究会でも
山口智子氏が研究発表されています。
バーナード・リーチと同志社―新島襄宛E. H. シャープ英文書簡を手掛かりに―
リーチ先生のご結婚式は、同志社チャペルで執り行われたということも、
『リーチ先生』本文にも、一行だけですが、記載されています。
なんだか、嬉しい。
こちらもご参考まで↓
『リーチ先生』原田マハ|刊行記念特別インタビュー|集英社 WEB文芸 RENZABURO レンザブロー (shueisha.co.jp)
気候が不安定な時です。
体調管理に、どうぞお気をつけください。
心ゆったりと、過ごされますように。
読書って、いいですね。
勉強になります。
豆知識ですね(^^)