久々に…
ーーしびれました~。
「ん?なんか悪いもんでも食べたん? 」
と、聞かれそうなんですが、違うんです。
ウォーキングとは、何ら関係ないのですが、
書きたくて。
書いてもいいですか?
と、言いながら勝手に書くことにします。
たまには、ミーハーブログもいいでしょう...ね。
(いつものことですけど)
私、大学では国文学専攻でした。
当時は、源氏物語なんて、高尚すぎる古典のように思い、
ほんのちょっと齧っただけです。
若輩の無知というものは、恐ろしいもので、
ーーこんな女たらしのロマン小説、つまんない。
と思って避けてました。
ところが、年を重ねて、ふと手に取る機会があり、
紫式部の文体や物語の巧みさに気づき、少しずつ読んでいます。
東京での同志社講座の『源氏物語を読む』にも通い、
2年になります。
京都の同大から、I 教授がお越しになって、
当時の生活背景を踏まえた楽しい読み方をご指導下さり、
日常を離れる時間を、ますます楽しんでいます。
すると、なんとNHK大河ドラマ『光る君』が始まりました。
時代考証の観点では、史実を抑えながらも、
金属製のスプーン(?)でウニ叩いて割ってを食べたり、
町中をお姫さまが猛ダッシュ、夜に出歩いたりと、
「あらま?」という箇所が多い作品ではありますが、
「十二単を着た、現代版ラブストーリー」という視点で楽しむべしという
ご意見に納得し、なるほど~と感心しながら、観ています。
で、先日 6月16日 第24話は「忘れえぬ人」。
ご覧になった方おられます?
私、
佐々木蔵之介さん演じる藤原宣孝のまひろさんへのプロポーズの言葉に
やられてしまいました。
実は、ご縁でしょう(勝手に思ってます)。
佐々木蔵之介さんの母校、神戸の名門大学で、
学生さん応援の仕事を10年近く、就いていたので、
佐々木さんも、気になる役者さんではありました。
この、宣孝からまひろへのプロポーズの名場面です。
一連のやり取りのセリフを一部引用します。
宣孝「都人は心の内を顔には出さんが、おまえはいつも出ておる」
まひろ「それは、私が愚かだということでございますね」
宣孝「愚かなところが笑えてよい。わしの心も和む」
まひろ「宣孝様は分かっておられませぬ。
私は誰かを安心させたり、和ませたりするものではありませぬ」
宣孝「自分が思っている自分だけが自分ではないぞ。
ありのままのおまえを丸ごと引き受ける。
それができるのはわしだけだ。さすればおまえも楽になろう」
まひろ「忘れ得ぬ人がいてもよろしいのですか」
宣孝「よい。それもおまえの一部だ。
丸ごと引き受けるとは、そういうことだ。都で待っておる」
そして、颯爽と去っていく宣孝なのでありました。
大人の男性、カッコ好過ぎるでは、ありませぬか。
じーーん、痺れ度MAXでした。
ーー自分が思っている自分だけが自分ではない。
ありのままのおまえを丸ごと引き受ける。 ですと~。
雨の一日、
しびれた余韻を、今も楽しんでいます。
京都の町を歩きたくなりました。
今出川