ドネルケバブは、縦に長い食べ物。
ケバブグッズの製作を考える場合、この縦長さを意識する必要があります。例えば円形や正方形でなにかを作ろうとすると、横方向に必要以上の余白が生まれたり、逆に縦方向の余白が足りなくなったりします。常にドネルケバブと調和できる縦長なものを考えていく必要があるのです。
しかしながら、日常で縦長なもの。それもグッズとして使えるような実用的なものは、ペンとスマートフォンケースぐらいしか思いつかない。そんな中、何気なく紙を定規で切っていたところ、定規は横長でもあれば縦長でもあることに気が付きました。
そんなわけで試しに作ってみようと思い立った結果がこれです。
正直ケバブが目立ちすぎて目盛りに目が行かないのですが、それなりに雰囲気があって良いものができたんじゃないかと思います。また横長で使うと、ドネルケバブを横倒しにした形の「ジャーケバブ」にも似ていて、ドネルケバブにもジャーケバブにもなれる「1つで2度おいしい」定規になりました。
(↑ジャーケバブの写真:ウィキペディアより)
※ジャーケバブ…トルコ北東部エルズルム県やアルトヴィン県の名物料理。18世紀にはすでに存在しており、ドネルケバブの起源となった説がある。またジャーケバブやドネルケバブも、元はクリミア半島のタタール人の料理が起源という説もある。