ケイの闘病や介護録

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障がい福祉・介護保険の利用開始は余裕を持って 7

2022年03月06日 | 兄の介護

兄の介護の話はまだ途中ですが

今までの記事の中で私がお伝えしたい大切な事を記載します。

 

それは障がい福祉サービス・介護保険サービスのどちらにも言える事ですが

本人・家族共に余裕がある時に利用開始をしていただく事が大切です。

 

1、申請から認定結果が出るまでに時間がかかります。

 およそ1か月~1か月半。

 サービスの利用開始は認定後になります。

 介護保険の場合、まれに結果が出るまでに緊急で利用開始する場合がありますが

 見なし介護度でプランを立てるので決定した介護度が違って

 金銭的問題が発生する恐れがありますし 

 見なしではショートステイの利用は出来ません。

 

2、サービス利用開始時は、本人に大きな不安が伴いますが

  家族に何かが起きて急に利用開始すると

  家族の気持ちの不安定さが本人に伝わり

  本人の不安はさらに大きくなり

  新しい環境に馴染みにくくなる恐れがあります。

  家族も本人に対して精神状態を推し量る余裕も失っている可能性もあります。

  なので、家族や本人の生活や精神状態が安定している時にこそ

  利用を開始する事が望ましいと思います。

 

3、余裕のある利用開始ができれば

 サービス事業所や施設等を選択する時間が取れます。

 見学をしたり話を聞いたりして

 本人に合った事業所や施設を探す事ができます。

 

4、サービスの利用では事業所や施設等に

 本人の状態を理解してもらうのに時間がかかります。

 例えば病状・体調の変化・好きな事・嫌いな事等

 それらを理解してもらえる事で適切な介護を受ける事ができ

 本人も安心して過ごせるのだと思います。

 

兄の場合、障害者支援区分の認定だけでも受けていたので

母の入院前に素早く生活介護の利用を開始する事が出来ましたが

もし申請の手続きから初めていたら手術までに間に合いませんでした。

 

兄は家族に見守られながら利用開始ができ、

母も兄が機嫌よく生活介護に通う姿を見ていたので

安心して入院できた事は幸いでした。

ただ、母の容体が急変し一度しか利用していない

ショートステイがロングでの利用になり

てんかんの発作が増えて兄も入院となった事は

ショートステイの利用に慣れていれば防げた事かもしれないと思いました。

 



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