まったく連休というかんじがしない俺。
連休中は幸いにも周りが止まるので、俺はじっくり事務仕事の予定。
積んである書類も多くなると‟なだれ”が起きるので、もはや連休中は、床にまで置いてる書類も含め、徐々に、着実に片づける「事務処理強化期間」として一気に作成したりまとめたりする予定・・。
それをふまえて5月上旬からは顧客訪問が重なる・・、ふう、やれやれ、だ。
・・ある税理士からその顧問先の会社について問い合わせがあった。
でも問い合わせの内容が、手続きとか制度の話ではなく、「社労士を会社につけるメリットとデメリット」について、らしい(笑)
その税理士も一応は「社労士の必要性」をその社長に訴えたらしく、それで俺に具体的に聞きたいからと問い合わせがきた。
でも、そんな聞かれ方だから、もうその時点で俺は答える気も萎えるんだが(笑)、メリットはあれど、「デメリット」をあえて聞いてくるのも不思議でもある。
なんにせよいいことばっかでもなかろうし、社労士が会社につけば「顧問料やら報酬がかかる」のが、強いて言うなら「会社のデメリット」か?
しかし、そこで「カネかかること」を、イコール「デメリット」と考えてる時点で、俺としては「いらん」となる。
俺に税理士の人からそんな問い合わせがあろうとも、「何をメリットに感じて、何がデメリットか」なんて俺があえて答えるのも違和感がある。
そんな俺からの「営業アピール」も、ネタはあれど、知らん会社のことでいきなり聞かれてもわからんし、まして、「デメリットまで」聞かれるのもおかしいやろ、と。
なもんで、メリットなら形式的に聞かれるままいくらか例示して羅列できたけど、デメリットについては「カネがかかる」くらいしか俺も答えられんかった(笑)。
そこを教えてくれ、とあえて聞いてくる税理士も税理士なんだが(笑)、これまたよくあるパターンで、「そんだけ士業に(毎月)払うだけメリットがあるんか」、で測り、そのメリットそのものが「カネ」、という会社は、まず社労士は合わんと思う。
なぜなら、社労士についてその社労士自身の報酬やら顧問料やらでカネかかるのはもとより、会社に社労士がつくと保険料にしても残業代にしても対策は講じられても「まっとうに、最低限は」会社にかかるぶんを伝えるしかない、そうなると、そういう部分でもカネが絡み、変に社労士がまともにやろうとすると敬遠したがる社長もいる。
社労士がついて節約できる部分はあれど、だからこその「社労士がつくメリット」でもあり、その裏返しで「社労士への報酬や顧問料がかかる」わけで。
まあ、会社の事情はわかる。
カネを払いたくないのもわかる。
でも、それだけ人を使ってたりそれで保険に入るんなら、それなりのカネもかかってもくるわけで。
で、社労士を使えば社労士へのカネもかかるわけで。
そこを煙たがられて「デメリットだ」と感じるような社長や経営者は、社労士をつける意味がない。
普段からの労務やらリスクやらはどーでもよく、でもメンドーな手続きはやってもらいたい、しかし社労士がメインでできる労務関連については社長もそこまで知らんから、実際に社労士が絡んでまっとうやろうとするとイヤがったりする。
「それでカネとられんのか」、「社労士がつくとここまでやるのか」と、(もしかしたら)そう思いながら社労士をつけてても意味ないんだから、それならつけなきゃいい。
その社長自身のご希望どおりにしたいなら、そもそもが「社労士をつけないことがメリット」ともなろう。
それなら社労士へのカネもかからんし、その他の出ていくカネもいいようにできるやろうし。
そんなんに聞かれた以上は俺も時間使って答えなあかんし、メンドくさい(笑)
助成金のことでガツガツして聞かれることもあるけど、それも「カネ」がメインになると普段からの労務関連のことでも社労士がケアせなあかん、そういう時に「それはメンドくさい、そこまでカネをかけとれん」とまず言われると、助成金をもらうこと以前に労務のことでとん挫する。
「それならやめときなよ」となるのがオチでもある。
いったんは俺からそういうメリット、デメリットをその税理士に伝えはしたけど、んー、実際、どこにウエイトを置くか、自社をどういうふうにしたいか、そこはその会社の社長の意向次第でもある。
給料計算までやって、それも毎月のことだから俺もいくらかはとる。
それで残業代をまっとうに出すとクレームがきたり、それで「社労士にカネ払って残業代も保険料も高くついて・・」と考えられてはこちらもやりがいもない。
そういう先方とのあんばいや雰囲気の読み取り方が難しいとこもあるけど、俺もムリに妥協に妥協を重ねてまでは特に対応しようとも思わんし、合わんなら合わんでしゃーない、と割り切るしかない。
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