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 世の中のニュースへの意見や、サムライの仕事はどういうものかなど、自分の興味あるものについて書いてるよん。

 ちょっと困った時に、

2012-09-27 |  サムライの業務について

 仕事でちょっと重い、ブルーになることがあり、まあ、顧客とのいざこざとかでもなく手続き上のことで、ひとりで対応できんこともないけど、客観的な意見を求めた方がいいとも思い、考えてる。

 自分としては自分だけの意見、考えで顧客と話し、手続きをクリアーにしてすませればそれでいいかもしれないけど、それでいいのか、顧客との関係も今後続くこともあり、それでいて適正に片付けないといけないこともあり、その“あんばい”が微妙なとこも正直ある。
 そして、役所も絡むことで当然役所には理路整然とスジ通して説明せなあかんことでもあり、その要領、“あんばい”も必要になる。

 そういう微妙な案件って、一筋縄ではいかない片付け方、対応の仕方をあれこれ考えないといけないこともある。
 
 で、そういう時に誰かに相談するなら、ハラ割って相談できる、現場や実務の事情をわかってる相手が必要でもある。
 俺、特に社労士でのそういう相手ってのはいなかったりもする。
 ま、それは、俺がただそういう人脈を作ってないから、作れてないから、なんだけど。
 なもんで、俺はそこまで困った時には以前勤めてた事務所の先生に聞く。
 俺ができることはほぼその先生から教えてもらった、もしくはその先生の事務所でやってきたことだから、おおよそはその先生に聞けばある程度の欲しい答えはもらえる。
 
 それプラス、あとは俺個人の判断、やり方でうまくいくように進める。
 それが自分の顧客のことで自分の名前でやってることなら、自分の責任ですべて乗り越えないといけない。
 そういう意見を取り入れ、自分で最終的に決断して顧客や役所に対応する責任はすべて俺自身にかかる。今まではそうそう困ったことはないけど、おおよそそんな流れでクリアーしてきた。
 
 以前ブログで、試験にうかった人も開業を考えるべきと持論を書いた俺だけど、実務がないならないでそういうケースでアドバイスをくれる先輩社労士とか経験のある、それも“修羅場”を何度か乗り越えてきたサムライの人を「聞ける相手」として確保しといた方がいい。
 それは言えると思う。
 実務をやってたらテキストに載ってない、座学で学べないことがたっくさんある。
 ピンチの時、顧客とのやりとりで困った時、役所との折衝でどう言うべきか困った時などなど、客観的な意見や乗り切り方ってのを聞ける相手は重宝する。

 俺も、そういうブレーン的な人をさらに確保すべきでもあろうけど、そこまでの状況がそうなかったこともあり、そういう「聞ける相手」とも自然に疎遠になりがちになる。
 それがこれまた俺の場合は微妙な関係でもあったりする(笑)。
 普段特に聞くこともやりとりもなければ、「困った時にしか連絡をくれないやつ」と思われてもしょうがないとこもあるけど、俺は普段から同業者とはあまり絡まないだけに、特によく飲みに行ったり仲良くならないかぎりは、そこまでハラ割って相談もしにくくなる。
 ま、それも俺個人の自業自得だけど、でも、逆に、「自分が困った時にすべて事情を話して相談できる相手」ってのは、そんだけ“(こちらが)相手のことを認められる、信頼できる相手”でないといけないとも思う。
 いくら大御所の人でも、飲み会で会ったとか名刺交換したとかいうだけではそこまではなかなかいきなり聞けないもんでもある。よほど度量の大きい、修羅場を幾度となく乗り越えてきた人なら「どれどれ」と聞いてくれるかもしれないけど、普通はなかなか聞けないもんでもある。
 「そんなもん、自分でどうにかしろよ」とも思われるだろうし。
 まあ、こちらが未熟というのは全然いいんだけど、こちらとしてもまず“相手を信頼しないと”、気持ちを開いて甘えてアドバイスをもらうこともできなかったりもする。
 そのあたりのあんばいも難しいところ。
 そして、それだけの相手だからこそ、その人が「それはしょうがない」と言うと、聞いてる俺も「その人がそう言うならしょうがないんだろうな」とも思えるとこもある。

 サムライの業務も、俺が思うに、いくつかパターンがあるけど、俺の場合はある程度はその前の事務所で修行はしたものの、荒削りなとこもあるし、実務があるとはいえ、ボスの下で守られてるのと、資格もって単独で自分の名前でやるのとは、全然違うと最近よく感じる。
 実務での大事な要点はやはり抑えておかないといけない、でも、修行を積んだことを踏まえてあとは自己流にやってくとこもあるし、自分でやったことの後始末は自分で責任持たないといけないとこもある。
 それが自分の名前でやってハンコ押して、それで報酬をもらうサムライだ。
 俺はそういう意味で、あまりにも現場でやってきただけに、細かいとこはわかってない自覚もある。あとは役所に聞きながらってとこもあるし、案件ごとにその場しのぎできてるとこもある。でも、できることが幅広くもあるし、ケースバイケースのことが多いからこそ、そういうかんじでも一応はやってこれた経緯もある。
 カネをもらう以上は当然ちゃんとやんないといけない。
 でも、顧客が求めてるのは、固いうんちくや枠に当てはめた対応ではないことも多い。んなこたあ、別に俺らにカネ払わなくても誰でもできることだ。そうではないとこに俺らの付加価値もある。
 その“あんばい”もこれまた大事でもあり難しいとこでもある。

 そこで、そういう“あんばい”について、他の人はどうしてるか、客観的な意見や修羅場をくぐってきたサムライはどうか、聞いてみたい時がたまにある。
 来月にかけてちょっと精神的にしんどいことが続くけど、これもちょっとした自分への試練。
 俺もあつかましくなったのか、たくましくなったのか、そういう時でも気分は重いけど、やたらそこまでせっぱつまったり焦ったりもしてない。
 「どうにかせなあかんし、どうにかなるやろ」って肝がすわったかんじになったかも(笑)。
 それも場数や経験でそうなるんかもしれんけど、それでも今回のことは確かに結構重いっちゃあ重い。顧客や役所あってのことなのでその“あんばい”をどうしようか、というとこで思案中。
 そういう時は、自分だけでひとりよがりにならずに、アドバイスを求められる相手に素直に聞いて助言を求めた方がいい時もある。
 そして、そういう時だからこそ、まずは自分が深呼吸して客観的に状況を広く見ることも大事。そして、自分はあくまでも顧客側、顧客にいい方向で対応できるよう取り計らうのも腕の見せ所。
 その言い方や対応の仕方こそ、サムライの一番求められてる“あんばい”かもしれない。
 さてはて。

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