大道具の素

劇団ほうき座の大道具・舞台裏

西部劇じゃないけど

2005年02月22日 | 舞台写真



「空き缶ユートピア」(1996)


ほとんどの道具はキャスター付きだったと思います。特にこの
入口は西部劇に出てくる、あの内外に開く蝶番を付けました。
役者の動きには活動的になり、開けっ放しにならなくて良かっ
たのですが…。止まるのが遅いのが気になりました。

扉の下にだけ床が付いていますが。この床に乗ったまま、開け
ることで道具が動かないように工夫しました。



この刀は剣舞をやっている方からお借りしました。



折りたたみ式のパネル

2005年02月21日 | 舞台写真



「楽園終着駅」(1994)


パネルの隙間が気になりますが。スムーズな場転のために、
折りたたんで袖に収容できることを優先しました。幅広の材
で人形立てをつくり、重り(しず)を入れて自立するように
しました。「箱人形」と勝手に名前をつけました。



キャストやスタッフの人数も多かったですねえ。


車を舞台に持ち込む

2005年02月18日 | 舞台写真



「永遠の青空」(1992)

引分け戸から車が入ってきて、解体されて、最後は…。



軽量化のためエンジンは下ろしてもらったんだけど。ドアの
ガラスが外れなくて、金属バットで壊したっけなあ。ホール
なら車くらい楽々納車できますが。この後に慰問公演でもや
りました。少年院は体育館なので問題なかったけど。帯広刑
務所の時は三つ目のコーナーでクラッシュ?じゃなくて。廊
下から講堂入口で曲がり切れなくなってしまった。入口の寸
法は確認済みだったのに「車は急に曲がれない」内輪差とい
うやつですね。バンパーを外して持ち上げてずらして、やっと
入れる。舞台に上げる時は板も使わず、みんなで持ち上げま
した。メデタシ、メデタシ。

この頃は釧路刑務所には慰問してなかったんだね。釧刑の舞台は、
階段上がって2階ですから…。む、むりっすよ。いくらなんでも。