能楽の演目「鉢木」というのが人気があった。
内容は、寒い冬の夜、貧しい武士が、三本の鉢植えの木を燃やし、旅の僧侶の体を
温めたという話。
1300年代後期の言い伝えとして残り、その後数世紀にも及び、木版画や絵画として
描かれました。
日本の盆栽の歴史
日本盆栽の歴史は、およそ1200年ほど前に中国から宗教的な儀式として伝わった。
1000年前の最初の長編小説に「自然に育っている樹木は天然のものだ。
その木を愛で、育てる人の傍にあってこそ、その容姿は人を動かす力を手に入れる。」
と記述されている。
厳しい修行をしていた禅僧が盆栽を愛でて発展させていきました。
日本製の鉢は、中国製より一般的に深く、
名前は、「鉢の木」と呼ばれていました。
貴族の邸で鑑賞された盆栽
平安時代に貴族のお屋敷の広い庭。
松の木ははっきり区別できるのですが、良く見えません。
寝そべっていまして、なんと解放感のある平和な絵でしょう。
3代目 歌川豊国
高度な園芸文化が庶民まで広がった。
豪華すぎる盆栽鉢です。
やっぱ、庶民って町人のことなの。
農民から将軍まで、誰もが鍋や鮑の殻に何らかの木やツツジ等を栽培
していました。
徳川家が大名庭園と呼ばれるほどの敷地に盆栽を飾った盆栽コレクターだった。
赤坂御庭図
珍しい植物の鉢植えがもてはやされた。
鉢のデザインがカラフルでびっくり!
3代 歌川豊国
彼の浮世絵はとても安定していて落ち着いていて大人の世界という感じ。
大好きです。
それとこのタバコを口にくわえている、あえて女性と言わせてください。
彼はこういうくずしたポーズが最高に上手いのね。
時のバイヤーは大喜びよ。
もうなんで、ここまでスライドショーになってしまうの?
園内は撮影禁止ですが、美術館の中から窓ガラスを通しての園内撮影は
いいそうです。
アースカラーーになりアース。
盆栽美術館の手前のお家に干し柿がビックリするほどに沢山吊るしてありました。
外国の方が来て写真を写していくそうです。
寒さが柿さんに染み入るといっそう甘くなる盆栽町の裸柿なり。
横からみますと3連もあります。
83歳のおじいさんが作りました。
出来過ぎるので、冷蔵庫に入れるそうです。
下さいませ。