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新天地に挑んだ日本人~日本・ブラジル120年~を見ての感想と考察

2015年11月06日 | 日記やメモとか
大原治雄は、農民で写真家のブラジル移民。
開墾した大切な土地を売り払い、子供の教育のため都市部へ移り住む。
そして、9人の子供全員を大学に行かせる。
だからといって豊かだったわけではないそうだ。
卒業後、みなブラジル社会に貢献するおとなになったそうだ。

一度、娘が若いとき、母に「父さんの歯、欠けてて恥ずかしい。」と言ったそうだ。
しかしそれは父がすべて子供たちへの教育と仕送り充てているためだった。
このエピソードを聞いたとき、親への感謝と敬意の念を感じた。
私の父も彼と同様に、私と弟を大学に行かせてくれた。

それはさておき、教育に対してとても価値をおいている事に興味を持った。
教育とは、いったい何なんだろう。
内面を磨くことにつながる道なのだろう。
書道や華道、茶道。武士道に極道(←ちがうか)
道を通して知性と人間性を磨き、人を大切にする素養を身につける事でみんなに喜びを与えることができる。
そして、それこそが自己存在意義を高める事になり、よりよい人生をあゆむことができるのだろう。
それが幸福であり、その手段のひとつとして教育というものがあるのだろう。

そして、こういうことに気付く事が教育のひとつの現われなのかもしれない。
好奇心がさらなる喜びとなり人類全体の貢献につながるのだろう。
「教育が大切である。」というのは、そういうことなのだろう。
言葉というのは、行間が読めないと残念だが、ほんとの理解ができない。
やはり無智なる智とはよく言ったものだ。
何が大切で何がいらないものか、その選択できる目と実行が幸福へと導かれるのだろう。
まだまだ分からない事ばかりで人生たのしい。


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