KEITA BEAR

毎日パートナーのshamoko とテディベアを作って暮らしてます。ブログでは新作を順にご紹介しております。

オールドブラックベア ❷

2024年12月15日 | テディベア(クラシックタイプ)
約22年前からの生まれ変わりオールドブラックベアちゃん 続き☺️


お洋服はビスクドールが着ていたアンティークのベビー服でしたね🤍

その他に首飾りも作っていました。


オールドベアにヒダ襟がクラシックな感じがしてとてもいいですね

白いコットンで作ってから、化学染料で染めました

☝︎さて、こちらはお客様から頂いたお写真です☺️ 
お散歩に連れて行ってくれたそうで、やっぱりお外で撮る表情が生き生きとして可愛いですよね。素敵なお写真ありがとうございました📷

そして、お名前は『ルーチェ』と名付けてくださったそうです

前半のブログでお伝えしたように、しっかりとお手入れをしてから出品していました。

そのメンテナンス内容について

各パーツはミシンをかけ直して補強しています。ジョイントは新しいボードに交換。木毛も新たに詰め直しました。約22年経ちましたが、詰め物にもモヘアの下地にも特に問題は無かったです😉
汚れやカビ、匂い等全く問題なし

手足のパッドはフェルトを新しくしました。毛並みもとくに問題はございませんがスチームをかけて除菌。綺麗にブラッシングをしてモヘアの状態も良好です

新しくした手足パッドのフェルトはアンティーク風にする為、汚れた感じにエアブラシで着色しています


顔もミシンの補強と詰め物は木毛ではなくワタを詰めました。
目や鼻の刺繍も新たに仕上げていますが、以前のお顔の雰囲気を変えずに作り直しています。

マズルのベージュ色がポイントでこちらもエアブラシで着色を重ねました。

今回「フルメンテナス」をしましたが、顔や体型などを変える「リメイク」ではございません。型紙や目の位置、鼻や口の刺繍の位置は全く同じで、生誕100周年に制作した時のまま、当時のKEITA BEARの代表作です🧸

 
腕のカーブやボディとのバランス、特に顔の型紙は、当時ぼくが考えた形で(シュタイフの型紙は見たことございませんが)おそらく他では見たことないような顔の型紙の形をしています😄
パターンだけ見ると「これ熊?」って感じの。でもその型紙でこのオールドベアのお顔が表現できています。(ちなみにセンターシームのことではないです)


大きさは全長が約46cm、座って33cmでした。

生地はドイツのシュルテ社のディストレスモヘア(現在は合併してシュタイフ・シュルテ社)
アンティーク風にダメージ加工を施してます。


あたまはしっかりとワタ詰めで、手足は抗菌木毛、お腹は木毛とペレットでワサワサとした感じの抱き心地が、どこかとても懐かしい感じだったのです☺️

アンティークベビー服と襟のセットも可愛いですね🤍


22年が経ちまだまだ愛され続けるルーチェちゃんが、これからはお客様の元で少しでも癒しのお手伝いになって頂ければ幸いです🍀



(通称)タイタニックベア|ぼくはくま

(通称)タイタニックベア|ぼくはくま

Steiff Bear 1912 : for the English market only (1912年製/英国限定) ※赤いリボンと帽子はオリジナルではありません 1912年にタイタニック号の沈没を受けて、ドイツのシ...

note(ノート)

 
🚢🧸



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