write: 2020.3.28 rewrite: 2020.6.22
今日話。
通勤時間に関して以前記事を書いていたのですが、
内容が無いよう〜、な感じでしたのでリライトをさせていただきます。
事実はどうなの?通勤時間は1時間半?
まず皆様通勤時間に関してどのように考えておられますか。
日本人平均通勤時間は39分らしいです。(R25調べ)
統計局HPの平成20年調べだと、30分未満が過半数。
10年でだいぶ変わると思うので、統計局の方更新して欲しいですね。
個人的な感覚だと40分ならいい方なのかなと思いますが。
この通勤時間の定義がDOOR TO DOORなのか、電車、もしくは車に乗っている時間なのか。
定かではありません。
ちなみに僕は大体DOOR TO DOORで1時間半弱ですね。
話は外れますが、
2015年NHKデータによると東京都心部の通勤時間は1時間42分。
各ホームぺージによってもばらつきがすごかった。
僕の感覚では1時間半が相場なのかなと。
通勤時間は人の一生よりも価値がある。
その価値700万時間!!?
通勤時間片道1時間半、往復3時間を1ヶ月続けると90時間。
1年続ける90時間×12ヶ月=1080時間(45日間)
例えば1ヶ月休みです!
って言われたら人生豊かになりますよね。
この45日間を無駄にしている可能性があるって思うと胸焼けがします。
この通勤時間をどう捉えるかで、日本は大きく変わるとは思いませんか。
日本の就業者数は6628万人(2020.5.29)
日本のテレワークの企業実施率は13.9%。(2017)
今回のコロナ騒動で大きく変わったと思われるが、以前からそういう動きはあった。
仮に現在、倍の3割が通勤せずに在宅ワークだとすると
1988.4万人が通勤している。
そのうち通勤で電車を使う人が3割(これも20年前のデータ)
そのさらに10年前のデータと比べると電車での通勤者は1.3%増。
現在はもう少し増えてそうですよね。
そのうち通勤を30分以上している人は4割近く。(これは10年前のデータ)
とすると239万人近くが7,170,000時間という価値を持っている。
人一生が80年だとすると24時間×365日×80年=70万時間。
人の一生よりも価値があるのかもしれない。
GDPとは。
これを無駄に使うか、使わないかで日本のGDPって大きく変わると思ったのです。
まずGDP(Gross Domestic Product)の定義ですが、
国内総生産(GDP)はその国内領土に居住する経済主体を基準にした数値で「居住者たる生産者による国内生産活動の結果、生み出された付加価値の総額」をいう。国内総生産は「ストック」に対する「フロー」をあらわす指標であり、経済を総合的に把握する統計である国民経済計算の中の一指標で、GDPの伸び率が経済成長率に値する(経済学用語のフロー、ストックはフローとストックを参照)。
原則として国内総生産には市場で取引された財やサービスの生産のみが計上される。市場で取引されない活動は、GDPには含まれない。
そもそもGDPで日本の成長率は測るのはどうなのかっていう意見の記事が多かったですね。
GDPって名目GDPと実質GDPってあるのはご存知でしょうか。
大まかにいうと名目は生産量×その年の市場価格で
実質は基準の年の市場価格で物価変動費を考えないものです。
アベノミクスで2020年までに名目GDPを600兆円まであげるという目標があったそうで、
脱デフレ(市場価格をあげる)っていう言葉をよく耳にしましたが、
インフレしても物の取引が増えなければ結局何も変わらないのでは無いでしょうか。
買いたいと思う商品と買いたいと思う価格で、それの需要を作る仕掛けをしっかり作って
初めてものの取引が生まれる。
日本と世界のGDP。世界一GDPが高い国ルクセンブルク。
ということでお金の流れがあまり無いのでは無いかっていう仮説ですね。
日本の一人当たり名目GDPランキングは26位で39,000$(2018年)
アメリカが9位62,000$。
1位はルクセンブルクで115,000$
国土面積2,586km²。沖縄ぐらいの大きさの国。人口60万人。ちなみに沖縄は145万人。
ルクセンブルクの特徴は税負担が少なく海外IT企業の誘致に成功している。
また金融企業の成功もあり7割近くがその分野で活躍している。
45%が移民。
GDPが高い理由は、
儲かる企業にみんな入って、海外からの就業者がルクセンブルクで働いているため、
人口の少ない国で一人当たりの生産性が上がっている。
ルクセンブルクの公共交通機関はすべて無料!?
話を戻すと、交通は公共交通機関すべて無料。
国の負担は5億6200万ドルと安くは無いが政府が負担するという。
経済好調による交通渋滞がひどくその緩和のため。
自宅からの移動時間は30分程度で、ベルギー、フランス、ドイツの隣国からの車移動。
お財布の紐を緩めるには非日常を体験することが重要とどこかで聞いたことがありますが、
今回旅行の補助金が出るそうですが、
観光の経済効果はGDPに大きく影響します。
2019円3月 国土交通省環境庁データより。
観光消費がもたらす生産波及効果(直接効果を含む)は 55.2 兆円、このうちの付加価値効
果は 27.4 兆円であり、これにより 472 万人の雇用効果があるという結果となった。これら は、それぞれわが国の産出額の 5.4%、GDP の 5.0%、就業者総数の 7.0%に相当する。
毎年平均日本の平均GDP伸び率は4%と言われていますので、
観光業だけで賄えるぐらいのものがあるということです。
ということは移動しやすい交通づくりは国の景気に大きく影響するということですね。
移動しやすい環境、移動する時間に付加価値をつける。
これで日本の景気も回復!?
小池さんが満員電車の解消を公約に掲げていましたが、
例えば全部の列車が指定席みたいになり、
1時間半の時間をゆったりと移動できたらどうでしょうか。
きっと何かしたいという気にもなるでしょう。
その時間をあなたなら何に使いますか。
今周りを見渡してみると携帯ゲームをやっている人が多い。
2017年時点でゲームメーカー売上1兆円超え。
電車の中で課金をしているかどうかはわからないが、その人の付加価値になるかどうかは不明だ。もっとゲームメーカーも一時的な売上よりも課金で人一人が幸せになるようなものを考えてみたら面白いですね。
っと他人事を言っていると怒られるので、
この1時間半を何に使うか。
昔は新聞と本と妄想?でした。
それが今は、スマートフォンというその場で商取引ができるようなものができるようになりました。
ジョブズの小さな嘘。スマホは電話ではない?
昔は難しかったかもしれないが、今はスマホを持っていない人の方が珍しい。
スマホって携帯電話である!そう思っていますか。
それはスティーブジョブズに騙されています。
スマホってちっちゃいパソコンなんですよ。
でもおばちゃんにちっちゃいパソコン買う?って聞いたら買わないって言います。
でもこれ高機能な携帯電話なんですって言われたらそれならちょっと使ってみようかなって言いますよね。このちっちゃい嘘が大好きです。
このスマホを使いこなせれば通勤時間の狭い空間で生産性を上げられないでしょうか。
具体的なアクションプラン。生産性をあげる行動。生産性とは。
現在、「結構ありがちな記事をなるべく書かない!」を目標に色々他の記事を見歩いてきましたが、
多くの記事は事実に対して、その後のアクションプランが書かれていないことが多いことに気が付きました。なので、事実に対しての根拠あるアクションプランを今後も提示し続けたいとお思います。そこで、通勤時間は価値があってその時間はどういう価値であって、その時間をどう使うかということでございますが、生産性という言葉をよく耳にします。
生産性とはアウトプットをインプットで割った比率です。
インプットだけしていても生産性が上がらず分母が大きくなり、頭でっかちの状態ですね。
アウトプットだけあげてもインプットがゼロであれば、そのアウトプットはゼロです。
ですから生産性をあげる行動を通勤時間にどれだけできるかが勝敗を分ける。
その他の経済上昇要因。通勤時間と睡眠の関係。
生産性をあげるためには、睡眠が大事だとよく言いますよね。
ここで通勤時間と睡眠に大きく関連性があることがわかりました。
通勤時間 | 人数 | 平均睡眠時間 |
0~19分 | 24名 | 6時間02分 |
20~39分 | 73名 | 6時間17分 |
40~59分 | 168名 | 6時間03分 |
60~79分 | 195名 | 5時間48分 |
80~99分 | 83名 | 5時間39分 |
100分以上 | 36名 | 5時間22分 |
引用:アットホーム
日本のサラリーマンは定時出勤が多く、残業も多い生真面目な人種ですよね。
となると朝早く起きなくてはならなく、寝る時間も必然的に少なくなるでしょう。
この負のループによって通勤時間が長ければ長い人ほど寝る時間が短くなり、
短時間睡眠により、脳の働きが弱まり、判断ミスやノンクリエイティブなことをしがちになる。
この表をみると意外とびっくりすると思いますが、考えると当然ですよね。
・・・となると日本の定時出勤の非効率さが分かりますね。
全員同じところに住めば良いが、通勤時間が長い社員は効率が悪くなり、生産性を落としかねない。
まとめ
日本人は一人当たりGDPが低いとよく言われて馬鹿にされますね。
でも通勤時間の活用の仕方で生産性をあげることも可能なんです。
そのためには柔軟性がある社会作りが重要だということ。
皆様選挙にいこう!!
でも急にハンドルを切れない。
なぜなら日本の人口は意外に多いから。
大企業が中小企業に勝てなくなっているのはそこが原因。
急な時代の変化への対応が早い人、企業ほど生産性をあげられる。
でも僕らが生きている間にそれが可能になるかは不確定である。
だから今与えられている条件のもとで何ができるか一人一人考える必要がありますよね。
拙い記事ですが、お読みいただき感謝です。