見出し画像

ケンタシノリのバルコニーから眺めて

あるラジオ番組での会話

「こんばんは!」
「あれっ? いつもだったら3人いるはずだけど……」
「どうしたんでしょうねえ」
「まあ、これには深い事情がありまして……」
「深い事情って?」
「複雑な事情がありまして、しばらくの間は人数を減らしてこの番組をお送りします」
「でも、ここはアクリル板の仕切りもあるし、十分な対策を行っているけど」
「向かい側はいいけど、横のほうは距離を取ることができなくてなあ……」
「1.5mは取れているはずだけど」
「いや、東京ではソーシャルディスタンスを3m取らないといけないところがあって」
「それは厳しすぎるだろう」
「それがなあ、ニュース番組とか子供番組を見ていると、3mも間隔を開けているわけで……」
「2mでもだめなのか」
「東京ではそうなりますな。ゼロリスク目指すなら」
「じゃあ、終息宣言が出るまでは3人での収録はダメなのか」
「これよりも広いスタジオがあればいいけど、ラジオで最も広いスタジオはこれだからな」

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「現代小説」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事