「おーっと、前からトラクターが来る!気をつけてください!外に出してください!」
【競馬】障害レースで逆走「前からタイタニアム」
タイタニアムもびっくり、レース中に前からトラクターがやって来て危うく正面衝突になりかけ、なんとか全馬避け切って難を逃れたものの、レースが不成立になるという前代未聞のハプニングが、笠松競馬場で発生しました。
競馬走路にトラクター入り不成立 岐阜の笠松競馬場(共同通信) - goo ニュース
このレースの動画はこちら。
2011年1月7日笠松3Rレース不成立
今まで経験したことのある不成立競走といえば、一番近いのが先月の船橋競馬であった、1頭の馬がフライングをしたのを発走委員が気づくのが遅れたため、スタートのやり直しの合図が遅れてかなりの馬がゴール近くまで走ってしまって、競走能力に影響するものと判断され不成立になったことがある。
数年前の高知競馬では、4コーナーポケットからどっとスタートを切った馬の1頭が、1周目の審判台前で故障発生し落馬転倒、馬が立ち上がることができずにコースに残留したことから、競走に影響が及んだと判断されて不成立ということもあった。
あとはスターティングゲートが移動できないとか、いつだったか大井競馬で、スタートで落馬した馬がそのあとレース中の馬群に絡んで他の馬を落馬させて、これも競走に重大な影響を及ぼしたとして不成立になったこともあったっけ。
競走中の走路に整備車がやって来て不成立になったのは、1999年12月の金沢競馬でも一度あったらしい。
いやあ、驚いた。
そして無性に腹が立った。
おいらは電投もネット会員も持っていないから、ド平日の笠松3Rなんて打ち様が無いから、金も張っていない人間が怒る筋合いなどまるっきりないのだが、ただでさえ存廃議論が揺れに揺れて、ことさら賞金カットだのしていかないと存続さえ危うい状況にある笠松競馬が、このようなことで話題になるのがなんとも口惜しや。
ハロー掛けに出てきたトラクター2台はもちろん問題外なのだが、このレースの動画を見ていてどうにも腹が立って仕方が無いのが実況アナウンサー。
前からトラクターが来ていることをなぜ実況中に全くカバーしないのか。
「おっと危ない」の一言くらいあったってよさそうなものだが、2周目4コーナーを回って、前にトラクターがやって来て馬が進路を変えているところは、テレビで見ていても分かるのだから、一言くらいカバーしてもよさそうなのに、先頭2番手の馬の名前を追うばかり。
はっきり申し上げて、こんなやっつけ仕事をされるのなら、Youtubeに素人実況をネットにアップしているド素人に実況をやらせてあげた方がよほどまともな実況をするというもの。
実況を聞く限り、もしかしたらレース中は余計な語句は一切挟んではいけないような縛りがあるのかもしれないが、例えそうであったとしても、双眼鏡越しにアクシデントを生で、肉眼で見ているのだから、それを言葉に発するのが「実況」アナウンサーの最低限の役目だろう。
そういえば笠松と名古屋は、この2、3年で実況アナウンサーが一声聞いて若い人と思しき人に交代しているのだが、或いは経費削減による質の低下がこんなところにも現れているのだろうか。
やる気がねえならやめちまえよ。
あれがプロとしての誇りをかけた仕事だと言えるのか。
まあ、実況アナウンサーばかり槍玉に挙げても…とは思うので、レース中にトラクターが出てきた原因を推察すると、おそらくはトラクターのドライバーが2人して、馬場を半周するだけの800メートルの競走と勘違いしたとしか思えない。
これとて主催者と現場の連携がまるっきり取れていないと思われても仕方が無いし、おそらく実際に無線連絡などのやりとりはしていないのだろう。
なんだろう。
地方競馬もどこも経費削減経費削減で、悪循環の極みがこのアクシデントだったのだろうか。
主催者もアナウンサーもプロの仕事を果たせず、真正面からやって来るトラクターをよけた馬と騎手と関係者のみが、プロの仕事を果たしたといっていい。
このレースが力差がはっきりしたレースで、5頭立てという少頭数だったこと、2周目向正面で早くも体勢が決して、馬群がバラけていたから、人馬ともに無事でやりすごせたのだが、これが8頭、9頭立て、10頭立てで、4コーナーで馬群が固まっていたら…と思うと、想像するだにぞっとする。
そしてこのレース、地方競馬全国協会が管理する地方競馬情報サイトからは、見ることができなくなっている。
他の競技なら、不成立に至った経緯の事象をファンに提供し、経緯を明らかにした上で、不成立のやむなきに至ったことをお詫びする動画編集になっている。
情報隠避するな!NAR!
あと、これは実際に先月の船橋競馬場にいて思ったことだが、不成立になった事案のパトロールビデオを、リプレイすることなくたった一回流しただけで済ませるのはいかがなものか。
軽い進路妨害ならいざ知らず、不成立で客の賭け金を払い戻す重大事案すら、パトロールビデオをさらっと一回流して済ますところは、まだまだ客目線で運営し切れていないと思うのだ。
正直、笠松競馬にはがっかりした。
あれだけ存廃議論にゆれ、良いか悪いかはともかくとして(俺は悪いとしか思ってませんが)、使えるレースは日本全国あらゆるレースに出すという、馬の使い方にも一石を投じるオーナーも現れて、厩舎、騎手の現場サイドはなんとか頑張っていこうという気概を感じていたところなのに、主催者サイドのやる気の無さは異常としか思えない。いや、やる気はあるだろうが、こうしたことがおきるたびに、矢面に立たされるのはいつも馬であり騎手であり厩舎関係であることが、不憫で不憫でならないのだ。
もちろん、事故が無いような対策を議論するのは当たり前の話なのだが、本来なら起こってはいけない、或いは起こしてはいけないことが起こってしまうことが、そのまま現場の体質を表してはいないだろうか。
おいら自身も、改めて肝に銘じておきたい…。
【競馬】障害レースで逆走「前からタイタニアム」
タイタニアムもびっくり、レース中に前からトラクターがやって来て危うく正面衝突になりかけ、なんとか全馬避け切って難を逃れたものの、レースが不成立になるという前代未聞のハプニングが、笠松競馬場で発生しました。
競馬走路にトラクター入り不成立 岐阜の笠松競馬場(共同通信) - goo ニュース
岐阜県笠松町の笠松競馬場で7日、第3レース開催中、コース内にトラクターが入って砂をならす整備を始め、レースが不成立となる珍事が起きた。第3レース1800メートルには競走馬5頭が出走、向正面からスタートし1周半する。5頭が2周目の最終コーナーを抜け直線に入ると、砂をならす器具を装備したトラクター2台がふさぐようにコースに入り整備を始めていた。5頭はトラクターを避けて完走、人馬ともけがはなかった。
このレースの動画はこちら。
2011年1月7日笠松3Rレース不成立
今まで経験したことのある不成立競走といえば、一番近いのが先月の船橋競馬であった、1頭の馬がフライングをしたのを発走委員が気づくのが遅れたため、スタートのやり直しの合図が遅れてかなりの馬がゴール近くまで走ってしまって、競走能力に影響するものと判断され不成立になったことがある。
数年前の高知競馬では、4コーナーポケットからどっとスタートを切った馬の1頭が、1周目の審判台前で故障発生し落馬転倒、馬が立ち上がることができずにコースに残留したことから、競走に影響が及んだと判断されて不成立ということもあった。
あとはスターティングゲートが移動できないとか、いつだったか大井競馬で、スタートで落馬した馬がそのあとレース中の馬群に絡んで他の馬を落馬させて、これも競走に重大な影響を及ぼしたとして不成立になったこともあったっけ。
競走中の走路に整備車がやって来て不成立になったのは、1999年12月の金沢競馬でも一度あったらしい。
いやあ、驚いた。
そして無性に腹が立った。
おいらは電投もネット会員も持っていないから、ド平日の笠松3Rなんて打ち様が無いから、金も張っていない人間が怒る筋合いなどまるっきりないのだが、ただでさえ存廃議論が揺れに揺れて、ことさら賞金カットだのしていかないと存続さえ危うい状況にある笠松競馬が、このようなことで話題になるのがなんとも口惜しや。
ハロー掛けに出てきたトラクター2台はもちろん問題外なのだが、このレースの動画を見ていてどうにも腹が立って仕方が無いのが実況アナウンサー。
前からトラクターが来ていることをなぜ実況中に全くカバーしないのか。
「おっと危ない」の一言くらいあったってよさそうなものだが、2周目4コーナーを回って、前にトラクターがやって来て馬が進路を変えているところは、テレビで見ていても分かるのだから、一言くらいカバーしてもよさそうなのに、先頭2番手の馬の名前を追うばかり。
はっきり申し上げて、こんなやっつけ仕事をされるのなら、Youtubeに素人実況をネットにアップしているド素人に実況をやらせてあげた方がよほどまともな実況をするというもの。
実況を聞く限り、もしかしたらレース中は余計な語句は一切挟んではいけないような縛りがあるのかもしれないが、例えそうであったとしても、双眼鏡越しにアクシデントを生で、肉眼で見ているのだから、それを言葉に発するのが「実況」アナウンサーの最低限の役目だろう。
そういえば笠松と名古屋は、この2、3年で実況アナウンサーが一声聞いて若い人と思しき人に交代しているのだが、或いは経費削減による質の低下がこんなところにも現れているのだろうか。
やる気がねえならやめちまえよ。
あれがプロとしての誇りをかけた仕事だと言えるのか。
まあ、実況アナウンサーばかり槍玉に挙げても…とは思うので、レース中にトラクターが出てきた原因を推察すると、おそらくはトラクターのドライバーが2人して、馬場を半周するだけの800メートルの競走と勘違いしたとしか思えない。
これとて主催者と現場の連携がまるっきり取れていないと思われても仕方が無いし、おそらく実際に無線連絡などのやりとりはしていないのだろう。
なんだろう。
地方競馬もどこも経費削減経費削減で、悪循環の極みがこのアクシデントだったのだろうか。
主催者もアナウンサーもプロの仕事を果たせず、真正面からやって来るトラクターをよけた馬と騎手と関係者のみが、プロの仕事を果たしたといっていい。
このレースが力差がはっきりしたレースで、5頭立てという少頭数だったこと、2周目向正面で早くも体勢が決して、馬群がバラけていたから、人馬ともに無事でやりすごせたのだが、これが8頭、9頭立て、10頭立てで、4コーナーで馬群が固まっていたら…と思うと、想像するだにぞっとする。
そしてこのレース、地方競馬全国協会が管理する地方競馬情報サイトからは、見ることができなくなっている。
他の競技なら、不成立に至った経緯の事象をファンに提供し、経緯を明らかにした上で、不成立のやむなきに至ったことをお詫びする動画編集になっている。
情報隠避するな!NAR!
あと、これは実際に先月の船橋競馬場にいて思ったことだが、不成立になった事案のパトロールビデオを、リプレイすることなくたった一回流しただけで済ませるのはいかがなものか。
軽い進路妨害ならいざ知らず、不成立で客の賭け金を払い戻す重大事案すら、パトロールビデオをさらっと一回流して済ますところは、まだまだ客目線で運営し切れていないと思うのだ。
正直、笠松競馬にはがっかりした。
あれだけ存廃議論にゆれ、良いか悪いかはともかくとして(俺は悪いとしか思ってませんが)、使えるレースは日本全国あらゆるレースに出すという、馬の使い方にも一石を投じるオーナーも現れて、厩舎、騎手の現場サイドはなんとか頑張っていこうという気概を感じていたところなのに、主催者サイドのやる気の無さは異常としか思えない。いや、やる気はあるだろうが、こうしたことがおきるたびに、矢面に立たされるのはいつも馬であり騎手であり厩舎関係であることが、不憫で不憫でならないのだ。
もちろん、事故が無いような対策を議論するのは当たり前の話なのだが、本来なら起こってはいけない、或いは起こしてはいけないことが起こってしまうことが、そのまま現場の体質を表してはいないだろうか。
おいら自身も、改めて肝に銘じておきたい…。
>tomtenさん
>タコ徳利さん
ここはいずれも同じようなお返事になるかと思いますので、まとめてレスという形でお返事を差し上げたいと存じます。
おそらくはtomtenさんご指摘のように、一つの大きな事故の前に、いかほどの「ヒヤリ・ハット」があったのでしょうか。それを放置した結果と言われても、全く不思議ではないと思います。
ツイッター関連を覗きますと、騎手サイドからはかなりの怒りの声が上がっておりますので、「当たらずとも遠からず」というところが真理に近いのでしょう。
雅様のように、「こんなことは絶対に起こしてはいけない」というのは、ファン心理からすれば当然でしょう。いつも矢面に立たされるのは厩舎関係者であり騎手であり馬なのですから。
4角廻る時にはある程度バラけてたし。
でも、騎手が慌てて難を捌き切ったのは感服。
それにしても、ダメだね。
アナウンサー。