実るほどコウベを垂れる稲穂かな

午後７時頃の会社帰り。ケータイで試合展開を追ったら、成瀬－涌井のエース対決でまだ１回裏というのも驚いたけれど、福浦自打球でアウト→代打神戸→３ランという流れには、思わず素で吹いた。

まあ、いろいろとあった試合でしたな…。

ロ８―３西（９日） ロッテ、一回に６点(共同通信) - goo ニュース

[ニッカン式スコア]

○　イリオモテヤマネコ　３勝１敗
●　和久井　２勝１敗
ＨＲ　オーエン１号、神戸発はないけれど大阪発のワイドビューひだ２５号高山行きならあるよ１号、桐生競艇の予想屋３号


いろいろあったねえ…。
里崎が背筋痛でリタイヤ、的場スタメンマスクで初安打を記録したり。

ロッテ・里崎が背部の炎症、選手登録を抹消(読売新聞) - goo ニュース

ロッテ・里崎は８日のソフトバンク戦（ヤフードーム）の欠場理由になった背中の痛みについて、帰京した９日に病院で検査を受け、背部の炎症と診断された。

　痛みが取れるのに１週間かかる見通しで、９日、出場選手登録を抹消された。

オープン戦から好調だった福浦に突然のアクシデントが襲いかかり、突然おはちが回ってきた格好の神戸がいきなり結果を出してみたり。

福浦、自打球当て交代＝プロ野球・ロッテ(時事通信) - goo ニュース

ロッテの福浦和也内野手は９日、西武４回戦（千葉）の一回の打席で右ひざに自打球を当てて途中交代した。同日、千葉県習志野市内の病院で診察を受けた結果、右ひざの打撲と診断された。１０日以降の出場は当日の様子を見て決める。　

数年来続く西武との因縁か、１イニング３死球で八木山（ベニー）が寸何処（細川）を首投げで倒した西武ドームとか、ズレ様退潮の一因にもなった骨折劇とか、去年は井口がケガをさせられたということもあってか、乱闘寸前のシーンが２回もあったり。


↑見づらいのは正直スマンかったorz

ネット裏のスコア表示の電光掲示板が故障していたり。

挙げ句の果てには、現実のバッテリーも故障したというのに、スタンバイしていたはずのリリーフカーのバッテリーまでもが、まるで好調のマリーンズに当てつけるかのように上がってしまい、途中でマウンドに立った薮田とコバヒロが走って登場するハメになったり。


↑写っているのは多分マーフィー

今日の影のヒーロー（というより、少なくとも今日は成瀬よりこの人だと思うよ）神戸が打ったので、ライトスタンドの２次会は、ジン氏の「じゃあ今日は神戸の曲を５分くらいやりますか。ぴー、ドンドンドンドン♪」という口上の後、本当に５分以上神戸の応援歌の無間地獄（笑泣）。しっかり時間も時計で計ってたからなあ…。
これに神戸がベンチ裏から歓声に応えるシーンも。
こんなシーンがもっともっと見られるようになったらいいね。

その神戸のＨＲシーン。

Youtube - ロッテ神戸が３ランホームラン　４月９日　ロッテ－西武

gyu-gyu-カワイイ（はあと）

めっちゃくちゃはしゃいでますな。
「喜びすぎだろ」という声も少なからずあったけれど、そりゃ喜ぶでしょ。
与えられた仕事は代打。
限られた打席の中で結果を出さなければいけないシビアな立場で、開幕以降ノーヒット。ここで結果を出さなければ、いつでも下から誰かと入れ違いで下げられてしまう運命だというのは、他ならぬ本人が一番よく知っていたはずで、下手をしたら選手生命の岐路にさえ立っていたかもしれない場面での一撃。突然降って沸いたチャンスでいきなり結果を出すことができたのだから、そりゃああれだけ喜ぶのは当然だろう。
まあ、不安定なところにいきなり打たれて目の前であれだけはしゃがれたら、鼻っ柱の一つや二つ折っておかねばまた打たれる…とライオンズが考えるのも、無理からぬ流れではある。
神戸のデッドボールの時はおいらは見ていないけれど、本人は「貰った貰った♪」程度に思っていたのだろうが、相手が数年来の因縁があるライオンズだったので、金森コーチが飛び出してくるなど不穏な空気に。

金森コーチってーと、いまでもおいらは、清原ルーキーイヤーの西宮球場、阪急－西武戦を思い出すんです。
当時小学校６年生。
スタメンには秋山、清原と並んで金森も名を連ねていて、当時からデッドボールの「アレ」で名前が売れていたから、「金森のデッドボールが見れたらええなあ」なんて友達と話していたら、本当に内野スタンドまで金森の悲鳴が聞こえてきた。
試合もたしか米村理のサヨナラスクイズで阪急が勝ち、「試合も勝ったし、金森のデッドボールも見られたから満足」と、たぶんいい笑顔のまま家に帰ったんだろうな。
…考えて見りゃすっげー嫌なガキだよ俺（笑）。
人がデッドボールで悶絶するのを楽しんで帰ったってーんだから。
俺の阪急ファン時代の数少ない思い出は、この金森のデッドボールを生で拝んだシーンと、別の試合だけれど、エース山田の投球を生で観たことくらいだろう。
そんな金森さんが、巡り巡ってマリーンズのユニフォームに袖を通すことになるのだから、人生は分からないねえ…。

エースといえば、どうにも途中で薮田にマウンドを譲らざるを得なくなった格好の成瀬。
サトが登録抹消で、的場相手だと、まだまだ意思の疎通が図れずに投げづらいのかなあ…と思うことにはしておくが、それをさっ引いたとしても、少なくとも初回に６点の援護を貰ったのなら、中盤で３イニング連続失点をしたり、あの点差でマウンドを他の投手に譲ってはいけないだろう。少なくとも、マリーンズのエースが成瀬というのであるなら。
まあ、成瀬と涌井の両先発で両軍２桁安打というのもおかしな話だが、「エース」というのであれば、マウンドは最後まで死守して欲しかった。球数を放っていたという事情はあるにせよ、そもそもが６点も援護を貰わなければ勝てない投手になっちゃった現状がものすごく歯がゆいんですよ。
ヒーローインタビューに呼ばれて、苦虫をかみつぶしたような微妙な表情だったところが救いというか、おそらく本人が一番分かっているとは思うし、葛藤はあると思うけれど、たとえキャッチャーが慣れない的場であっても、せめて自力で修正して欲しかったねえ…。

不穏なムードもあったけれど。初回の大量援護が効いて勝ったマリーンズ。
好調だった里崎のリタイア、福浦の自打球の状態もあり、どうやら早くもシーズンの一つのヤマの足音が聞こえてきた気配。ここを乗り切れれば、本当に夏から秋の位置が楽しみになってくるが、さて…？

土曜日は許さんの俺が豊田さんに俊介か。
先週と違って風があるからなあ。
どうなりますか…。


↓♪声合わせて　歌おう　マリーンズのために～♪↓