取手競輪場に行ってきた。
朝、取手在住のたこすけさんから電話があり、俺も休みだし、家から近いから取手競輪場で遊ぼうという話になった。たしか一年前にも同じように遊びに行ったことがあり、前回は車で出かけたので、今回は電車で行ってみよう。取手競輪には1996年7月にも出かけた記憶があり、都合3度目の出陣。電車ではそれ以来8年ぶりである。
八千代からだと、取手という町に電車で出かけるには、実に面倒なところである。車ならば単純に16号から県道8号、通称船取を走れば、夜中で30分、昼間でも50分をみれば着けるが、電車は、京成大和田→船橋→東武野田線→柏→常磐線→取手と、国道16号を避けるように西側を大回りしなければならず、早く見積もっても一時間半はみないといけない。
「オールドタイマー」の項で触れたとおり、先月のダイヤ改定から、乗る楽しみが無くなってしまった東武野田線に乗っていると、知人Tからメールが入り、「へへへ、もうやってますよ~」とのこと。この人までくるなんて俺は聞いてなかったぞ(笑)。まあ、二人より三人の方が楽しいかも。どちらにせよ少人数だから、影響は無いと思われ。
柏で常磐線に乗り換え。折しも12時半頃、昼飯時だったので、我孫子で電車一本遅らせて、弥生軒で「唐揚げそば」でも食べていこうかなと思っていたら、たこすけさんから電話で、もう現地に着いたとのこと。こりゃむこうで飯を考えた方が良さそうなので、ちょうどよくやってきた勝田行き電車でそのまま取手へ直行。
取手に電車で降り立ったのは、関東鉄道に遊びに行った1998年5月以来。それ以降も取手の町には何度も来ている。競輪場行き無料バスの出る取手駅西口は、それこそ何度も出入りしている。友人がNOVA柏校に勤めていた2000年頃、つきあっていた同僚の家が取手にあり、よく夜中12時頃に「送ってくれ」と呼び出され、人の家の車のリアシートに二人で陣取り、利根川の上でなんの臆面もなくキスしていた奴らも奴らなら、呼び出されたたびにわざわざ八千代から柏まで出かけていた俺も俺だわ。齢25にして、タクシー運転手の悲哀を肌で感じることになろうとは。おまいらよそへいってやれと。そいつらはその年のうちにスピード結婚し、今や旦那のほうは転職してIT関係のコンサルタントになったそうだ。仕事が忙しいからかなんなのか、このところ音沙汰がまったくないが。
そんな思い出の詰まった取手駅から「囚人護送バス」で競輪場へ。この関鉄バスは水海道からきているらしく、ずいぶん年期の入ったバスな割にナンバーが200代だったので、一目でどこかのバス会社から流れてきた中古バスとわかる。車内の運賃箱横に荷物置き場があったから、もしかしたら京成の市川あたりから流れてきたのかもしれない。
早速二人と合流して6レースから。この日は、儲けは少ないながらも車券が当たり、まずまず調子が良かった。堅い配当のところを買う割に6、7点と多点買いするので、利益があまりでないのだ。しかも堅い配当が多かったからなおさら。
いつもは2車単(番号順に一着と二着を着順通りに当てる)がベースだが、あまりにも堅そうなところは3連単にして、少しでも高配当を狙っていく。
結果、取手では5戦3勝と勝率は良いものの、収支としてはとんとんといったところ。取手競輪終了後に発売された前橋競輪の場外車券が、2車単29.8倍を200円買っていて、収支は一気に6000円近くの浮きになった。
ちなみにこの日の取手競輪の結果はこちら。まいったのは8レース。人気のラインが「静岡~神奈川~静岡」の南関ライン。選手のタイプとしては、「先行捲り屋~マーク屋~格下の先行屋」。普通なら「先行捲り屋←→マーク屋」の車券が売れるのだが、何を思ったか、最終周回でマーク屋が自分の仕事を果たそうとしたためか、他の選手に牽制に行き過ぎて車列から見事に離れてしまい戦線離脱。結局「先行捲り屋→格下の逃げ屋」の静岡両者で決まって、2車単でついた配当がなんと6980円。普通同県の選手同士の車券を「スジ」といい、売れる組み合わせなのだが、モロスジの車券でこんなにつくのかよ。当然、ぶった切れたマーク屋の選手は、車券を一瞬で紙くずにされたオヤジどもから容赦のない罵声の雨あられ。くずはおまいらもいっしょだろとか思いながら、実は俺も一瞬で紙くずになった車券を持っていたので同感。見ず知らずの他人をバカ呼ばわりできるほど、人として出来上がっていないもので。
終わった後、関鉄寺原駅にほど近い飲み屋でたこすけさんと一杯ひっかける。知人Tは、つきあってる彼女Yに競輪場にいたのがばれ、今から言い訳にいくらしい。いいわけーもんが言い訳していいわけ? ってゆーか、知人Tはたこすけさんの家にいることになっていたらしいが、俺が仲間内の掲示板に知人Tの所業をばらしたためにこうなったようだ。最初から競輪に行ってくると言っておけばよいものを…。
しかも、競輪場にいたときに、彼女からTに入ったメール。
私と競輪、どっちが大事なの!?
きっつい。こりわきつい。趣味と人を選べと言われてもなあ。俺だったら返す刀で、じゃあ趣味は無いほうがいいんだな。無趣味。家から一歩も外に出ません。引きこもります。働きにも行きません。それでもいいのかゴルァとでも入れてしまいそうだが、ここは一つ、
今は競輪、一時間後はお前とでも入れて欲しかった(笑)。なんとなく丸く収まりそうだし(爆)。
そんなこんなで、ひさしぶりに笑った飲み屋の夜は、飲み屋のまいちんのほぼ笑いながらオーダーを取る姿に癒されつつ、更けていったのだった。
朝、取手在住のたこすけさんから電話があり、俺も休みだし、家から近いから取手競輪場で遊ぼうという話になった。たしか一年前にも同じように遊びに行ったことがあり、前回は車で出かけたので、今回は電車で行ってみよう。取手競輪には1996年7月にも出かけた記憶があり、都合3度目の出陣。電車ではそれ以来8年ぶりである。
八千代からだと、取手という町に電車で出かけるには、実に面倒なところである。車ならば単純に16号から県道8号、通称船取を走れば、夜中で30分、昼間でも50分をみれば着けるが、電車は、京成大和田→船橋→東武野田線→柏→常磐線→取手と、国道16号を避けるように西側を大回りしなければならず、早く見積もっても一時間半はみないといけない。
「オールドタイマー」の項で触れたとおり、先月のダイヤ改定から、乗る楽しみが無くなってしまった東武野田線に乗っていると、知人Tからメールが入り、「へへへ、もうやってますよ~」とのこと。この人までくるなんて俺は聞いてなかったぞ(笑)。まあ、二人より三人の方が楽しいかも。どちらにせよ少人数だから、影響は無いと思われ。
柏で常磐線に乗り換え。折しも12時半頃、昼飯時だったので、我孫子で電車一本遅らせて、弥生軒で「唐揚げそば」でも食べていこうかなと思っていたら、たこすけさんから電話で、もう現地に着いたとのこと。こりゃむこうで飯を考えた方が良さそうなので、ちょうどよくやってきた勝田行き電車でそのまま取手へ直行。
取手に電車で降り立ったのは、関東鉄道に遊びに行った1998年5月以来。それ以降も取手の町には何度も来ている。競輪場行き無料バスの出る取手駅西口は、それこそ何度も出入りしている。友人がNOVA柏校に勤めていた2000年頃、つきあっていた同僚の家が取手にあり、よく夜中12時頃に「送ってくれ」と呼び出され、人の家の車のリアシートに二人で陣取り、利根川の上でなんの臆面もなくキスしていた奴らも奴らなら、呼び出されたたびにわざわざ八千代から柏まで出かけていた俺も俺だわ。齢25にして、タクシー運転手の悲哀を肌で感じることになろうとは。おまいらよそへいってやれと。そいつらはその年のうちにスピード結婚し、今や旦那のほうは転職してIT関係のコンサルタントになったそうだ。仕事が忙しいからかなんなのか、このところ音沙汰がまったくないが。
そんな思い出の詰まった取手駅から「囚人護送バス」で競輪場へ。この関鉄バスは水海道からきているらしく、ずいぶん年期の入ったバスな割にナンバーが200代だったので、一目でどこかのバス会社から流れてきた中古バスとわかる。車内の運賃箱横に荷物置き場があったから、もしかしたら京成の市川あたりから流れてきたのかもしれない。
早速二人と合流して6レースから。この日は、儲けは少ないながらも車券が当たり、まずまず調子が良かった。堅い配当のところを買う割に6、7点と多点買いするので、利益があまりでないのだ。しかも堅い配当が多かったからなおさら。
いつもは2車単(番号順に一着と二着を着順通りに当てる)がベースだが、あまりにも堅そうなところは3連単にして、少しでも高配当を狙っていく。
結果、取手では5戦3勝と勝率は良いものの、収支としてはとんとんといったところ。取手競輪終了後に発売された前橋競輪の場外車券が、2車単29.8倍を200円買っていて、収支は一気に6000円近くの浮きになった。
ちなみにこの日の取手競輪の結果はこちら。まいったのは8レース。人気のラインが「静岡~神奈川~静岡」の南関ライン。選手のタイプとしては、「先行捲り屋~マーク屋~格下の先行屋」。普通なら「先行捲り屋←→マーク屋」の車券が売れるのだが、何を思ったか、最終周回でマーク屋が自分の仕事を果たそうとしたためか、他の選手に牽制に行き過ぎて車列から見事に離れてしまい戦線離脱。結局「先行捲り屋→格下の逃げ屋」の静岡両者で決まって、2車単でついた配当がなんと6980円。普通同県の選手同士の車券を「スジ」といい、売れる組み合わせなのだが、モロスジの車券でこんなにつくのかよ。当然、ぶった切れたマーク屋の選手は、車券を一瞬で紙くずにされたオヤジどもから容赦のない罵声の雨あられ。くずはおまいらもいっしょだろとか思いながら、実は俺も一瞬で紙くずになった車券を持っていたので同感。見ず知らずの他人をバカ呼ばわりできるほど、人として出来上がっていないもので。
終わった後、関鉄寺原駅にほど近い飲み屋でたこすけさんと一杯ひっかける。知人Tは、つきあってる彼女Yに競輪場にいたのがばれ、今から言い訳にいくらしい。いいわけーもんが言い訳していいわけ? ってゆーか、知人Tはたこすけさんの家にいることになっていたらしいが、俺が仲間内の掲示板に知人Tの所業をばらしたためにこうなったようだ。最初から競輪に行ってくると言っておけばよいものを…。
しかも、競輪場にいたときに、彼女からTに入ったメール。
私と競輪、どっちが大事なの!?
きっつい。こりわきつい。趣味と人を選べと言われてもなあ。俺だったら返す刀で、じゃあ趣味は無いほうがいいんだな。無趣味。家から一歩も外に出ません。引きこもります。働きにも行きません。それでもいいのかゴルァとでも入れてしまいそうだが、ここは一つ、
今は競輪、一時間後はお前とでも入れて欲しかった(笑)。なんとなく丸く収まりそうだし(爆)。
そんなこんなで、ひさしぶりに笑った飲み屋の夜は、飲み屋のまいちんのほぼ笑いながらオーダーを取る姿に癒されつつ、更けていったのだった。
あそこって、見ず知らずの人に罵声を浴びせてストレス発散させる場所だと思ってた。
普段、たとえどんなひとでも人は人、野球選手でも手加減して野次ってるが、あそこで、選手は人ではなくバクチのコマなのだなと、知らないおじさんの罵声を聞きながら思った。
そこは選手もはなから承知、金欲とストレス発散とそんなこんなで競輪は成り立ってるんだと独り納得してた。
自分の理性を捨て人を罵倒できる場所も必要かな~
TとYとのやり取り、目に浮かびます。
取手競輪は一度だけ行った事がある。
何のレースだかわからないが、たまにはこういうものも社会勉強と思い行ってみた。
「スジ車券」とか全く知らず、思うが侭に100円握り締めていたのを思い出す。
今じゃ、テレビで解説の人の話とかがわかるようになってきたつもりだが、それ以来競輪場には足を運んでいない。
年末は「KEIRIN GP」にでも投資してみるか。
地域のしがらみがない真剣勝負だし。