ブログ界で巻き起こっているこんな話題

今、ブログ界の間ではこんな議論が巻き起こっている。
「らくだのひとりごと」様のブログで、席を譲らなかった若者について、議論がまっぷたつに分かれている。

携帯からご覧の皆様でリンクを踏めない方に、簡単に要約すると、電車の中に座っていた若者二人の前で、登山帰りの初老の二人連れが声高に「最近の若者は年寄りに席を譲らない」などと声高に話し合い、気づいた若者は「俺たちは土曜日だってのにこれから仕事に行って、あんたたちの年金を作りに行くんだ」と反論したというもの。

さあ、皆さんはどう考えますか？

俺の場合は、譲るべき人には譲るし、そうでない人にはお立ちいただくと考える。
若者だって、席が必要なときだってある。
屈強そうな若者だって、当日３８度の発熱をしているのではないだろうか。
もしかしたらぎっくり腰で、ガキどもが３人座っているところに、「君たち、ジュース１本づつ買ってあげるからその席よこせ」と、半泣きで訴えているかも知れない（←経験あり）。
立ち仕事の激務がやっと終わって、やっと帰りの電車で席にありついた瞬間、明らかに席にすわりたそうなおばさんに、他が空いているにもかかわらず前に立ちふさがれて鬱な気分になるかも知れない。
俺だって人間だから、譲るべき人には譲るし、そうでないときには、大変申し訳ないけれども心を鬼にして、あくまで自分の体調優先。
そもそも、明らかに具合の悪いご老人には、もちろん席を立つ事はあるけれど、その逆って言うのは限りなく０に近いんじゃないかなあ。
舞浜でホテル勤めをしていた頃、ぎっくり腰が再発して、電車で半泣きになりながらつり革にぶら下がっていたのに、誰一人として譲ってくれる気配なんてなかったもんね（笑）。若いからさ（笑泣）。あれって、揺れが直接腰に響くから、立っているのはもちろん辛いけれど、座っているからって痛みが治まるかっていわれたら違うんだよねえ。座っている方がなんぼかましという程度。

おっと、最初から論点がずれたが、この議論、若者も年寄りも間違ったことを言っていないというところがミソ。電車の席ごときで年金問題にまで発展させるのもいかがなものかと思われるが、これが現代日本の若者とお年寄りの縮図であることは間違いない。