山陽新幹線の検札廃止、東海道には広がらず JR (朝日新聞) - goo ニュース
確かに、新幹線や特急に乗ると、いつ来るとも知れない車内改札を待ちわびて、回ってくるまで落ち着けないというのはあるだろう。席に落ち着いて、乗る前に駅で買ってきた駅弁を早速開いて楽しんでいる真っ最中に「恐れ入ります、きっぷを拝見…」なんて言われたら、駅弁を楽しむ気もそぞろというものであろう。寝入りばなを叩き起こされたら不機嫌にもなるし、起こされたところできっぷを出すのも甚だ面倒くさい。
しかし、おいらの意見とすれば、車内改札は徹底して行うべしと考えている。
これは鉄道会社各社でシステムが全然違うので、一概に徹底して行うべしと言えない部分が多分にあるのだが、JR東日本の新幹線みたいに、徹底して自動改札で無札客を遮断しているのでなければ、むしろ特別改札を実施してどんどん指定席料金を頂戴すべきかと。
本来ならば車内改札があって当たり前の制度なのである。その制度が、自動改札の導入、スイカやイコカ、或いは私鉄のパスネットやスルッとKANSAIのようなストアフェアカードの導入によって、事実上車内改札が困難になり、私鉄各社では車内改札をほとんど廃止している。
一方、地方各都市へ目を向ければ、ワンマン列車、無人駅が当たり前になり、そちらの運賃取りこぼしの方が多いのではないか。事実、ワンマン列車に乗れば、乗車口から堂々と降りていく高校生をやたらと目にする。彼らが正規の定期券を所持しているのかどうかは甚だ疑わしいところ。かといって、鉄道会社も「ダイヤ通りに列車を運行するのが」至上命令であることから、わざわざ列車を遅らせてまでも通学生の定期券チェックをするのもなかなか難しい。今や地方はどんどん車掌乗務を省略している時代。乗務員が回らないことをいいことに、昔では考えられなかったような、列車の屋根に登って落っこちて死んだりする特異な事故が増えているのもまた事実。こうした地方こそ、通学時間帯に抜き打ちで特別改札を実行するべきではなかろうか。追徴金がいくらでも取れそうな気がするのだが。
で、本題の新幹線の車内改札について。
西日本の場合は改札せざるを得ないだろう。
4年前までは、西日本の新幹線は自動改札ではなかったので、今では自動改札が整備されているかもしれないが、自動改札が整備されていないならなおのこと車内改札が必要不可欠であろう。
これはうがった見方だが、西日本は車内改札を省略することによって、車掌要員を少しでも減らしたいのではないか。西日本が車掌の契約社員を募集したのもこうした背景があるのかと思うとうなずけよう。契約社員の車掌がいるところなど、西日本を除けば、形は多少違えどもディズニーリゾートラインくらいである。
では、東日本の新幹線がなぜ車内改札を省略できるかといえば、自動改札によって無札客をはじくことができるクローズドシステムになっているからにほかならないし、そもそも東日本の各新幹線と東海道新幹線では、客の利用形態が180度違うので、こうしたクローズドシステムは構築しづらい。東海道新幹線なら、後の列車の指定券を持っていたけれど、先に出る列車の自由席ががらがらだからそっちに乗って急ごうという光景は当たり前のように繰り広げられるが、東日本の各新幹線では、そうした利用方法はまず考えられない。東海道のように、一つの方面に頻繁運転をしているわけではないからだ。
そうした意味では、毅然と客からいただけるものはいただくという方針の東海の方が、理に適っている。
どうも西日本は、そうした方針は一切伺えず、逆に「まず要員削減ありきなのではないか」と疑ってしまう。取るべきところからはしっかりと取るべきである。
新幹線の座席で気持ちよく寝入っていたところ、「切符を拝見させていただきます」と車掌に起こされる――。山陽新幹線を走る「ひかりレールスター」や「こだま」でそんな光景が消えて1年余りになる。JR西日本が携帯情報端末を導入し、切符を確認しなくても済むようになったためだ。乗客にも好評だが、いまのところ山陽新幹線内だけを走る列車限定。東海道新幹線への拡大の要望は強いが、JR東海は「検札の廃止は考えていない」とつれない。
山陽新幹線では、1編成あたり2~3人の車掌が指定席を検札し、手持ちの座席整理表に各乗客の行き先の駅を書き込んでいた。JR西日本は昨年2月、手のひらサイズの「車内補充券発行機」という携帯情報端末約300台を導入。マルス(旅客販売総合システム)のホストコンピューターから指定席の販売情報を携帯端末に取り込み、座席の状況を確認する仕組みを採用した。
車掌は事前に列車番号を登録しておけば、乗車区間や大人・子どもの区別などが端末画面に示され、通路を歩きながら確認できる。販売されていない座席にいる乗客への対応のみで済む。以前は睡眠中の乗客には時間をあけて再度巡回したり、起こしたりしていたが、その手間もなくなった。
同社運輸部は「業務が楽になっただけでなく、『信用できないのか』と文句を言われるトラブルもなくなり、気遣いも減った」。乗客からも「眠っているのを妨げられなくなった」と好評だ。
もっとも、検札の廃止は、山陽新幹線区間(新大阪―博多)のみを走る「のぞみ」(1日上下2本)と「ひかりレールスター」(同48本)、「こだま」(同111本)のみで、山陽新幹線を走る全列車の5割強。JR東海は検札を続けているため、東海道新幹線に乗り入れる「のぞみ」や「ひかり」は従来通り検札を実施している。
JR東海が検札を廃止しない理由の一つが、一部乗客の乗り方だ。1時間あたり平均8本と運転本数が多い東海道新幹線では、指定席を買っていても、予定より早く駅に到着した場合、出発時間が早い列車の自由席が空いていれば乗ってしまう乗客がいる。逆に、乗車後に指定券を買うつもりで空いた指定席に座ってしまう乗客も多く、検札をしなければ指定料金(東京―新大阪間で810~510円)を取りはぐれる、というわけだ。
だが、指定料金の徴収をめぐる問題は山陽新幹線も事情は同じ。JR西日本は「そういう人から徴収はできないが、指定料金はもともと指定券を買った人にお支払いいただいているため、問題はないと考えている」と話す。
東海道、山陽の両区間を走る直通列車でも、車掌が交代する山陽区間内では、検札を廃止することは可能だが、「同じ列車なのに、区間で対応が異なるのはトラブルになりかねない」(JR西日本)として実施していない。
携帯端末を活用した車内検札廃止の動きは全国の鉄道会社で相次いでいる。JR東日本は02年から、東北、長野、上越、秋田、山形各新幹線の指定・自由両席で廃止。近畿日本鉄道も01年からほとんどの特急で廃止している。
確かに、新幹線や特急に乗ると、いつ来るとも知れない車内改札を待ちわびて、回ってくるまで落ち着けないというのはあるだろう。席に落ち着いて、乗る前に駅で買ってきた駅弁を早速開いて楽しんでいる真っ最中に「恐れ入ります、きっぷを拝見…」なんて言われたら、駅弁を楽しむ気もそぞろというものであろう。寝入りばなを叩き起こされたら不機嫌にもなるし、起こされたところできっぷを出すのも甚だ面倒くさい。
しかし、おいらの意見とすれば、車内改札は徹底して行うべしと考えている。
これは鉄道会社各社でシステムが全然違うので、一概に徹底して行うべしと言えない部分が多分にあるのだが、JR東日本の新幹線みたいに、徹底して自動改札で無札客を遮断しているのでなければ、むしろ特別改札を実施してどんどん指定席料金を頂戴すべきかと。
本来ならば車内改札があって当たり前の制度なのである。その制度が、自動改札の導入、スイカやイコカ、或いは私鉄のパスネットやスルッとKANSAIのようなストアフェアカードの導入によって、事実上車内改札が困難になり、私鉄各社では車内改札をほとんど廃止している。
一方、地方各都市へ目を向ければ、ワンマン列車、無人駅が当たり前になり、そちらの運賃取りこぼしの方が多いのではないか。事実、ワンマン列車に乗れば、乗車口から堂々と降りていく高校生をやたらと目にする。彼らが正規の定期券を所持しているのかどうかは甚だ疑わしいところ。かといって、鉄道会社も「ダイヤ通りに列車を運行するのが」至上命令であることから、わざわざ列車を遅らせてまでも通学生の定期券チェックをするのもなかなか難しい。今や地方はどんどん車掌乗務を省略している時代。乗務員が回らないことをいいことに、昔では考えられなかったような、列車の屋根に登って落っこちて死んだりする特異な事故が増えているのもまた事実。こうした地方こそ、通学時間帯に抜き打ちで特別改札を実行するべきではなかろうか。追徴金がいくらでも取れそうな気がするのだが。
で、本題の新幹線の車内改札について。
西日本の場合は改札せざるを得ないだろう。
4年前までは、西日本の新幹線は自動改札ではなかったので、今では自動改札が整備されているかもしれないが、自動改札が整備されていないならなおのこと車内改札が必要不可欠であろう。
これはうがった見方だが、西日本は車内改札を省略することによって、車掌要員を少しでも減らしたいのではないか。西日本が車掌の契約社員を募集したのもこうした背景があるのかと思うとうなずけよう。契約社員の車掌がいるところなど、西日本を除けば、形は多少違えどもディズニーリゾートラインくらいである。
では、東日本の新幹線がなぜ車内改札を省略できるかといえば、自動改札によって無札客をはじくことができるクローズドシステムになっているからにほかならないし、そもそも東日本の各新幹線と東海道新幹線では、客の利用形態が180度違うので、こうしたクローズドシステムは構築しづらい。東海道新幹線なら、後の列車の指定券を持っていたけれど、先に出る列車の自由席ががらがらだからそっちに乗って急ごうという光景は当たり前のように繰り広げられるが、東日本の各新幹線では、そうした利用方法はまず考えられない。東海道のように、一つの方面に頻繁運転をしているわけではないからだ。
そうした意味では、毅然と客からいただけるものはいただくという方針の東海の方が、理に適っている。
どうも西日本は、そうした方針は一切伺えず、逆に「まず要員削減ありきなのではないか」と疑ってしまう。取るべきところからはしっかりと取るべきである。
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