ことは正月5日頃だったかに遡る。
仕事でテレビ東京の競馬中継のカメラスタッフの端くれの端くれとして、番組に携わっているという、某マイミクと軽く飲んだ時のこと。
同じく仕事でマリンスタジアムのケーブル捌きをしていくうちに、マリーンズ自体が好きになってしまったようで、これはまあご同慶の至り。しかも仕事でグラウンドのど真ん中でケーグル捌きをすることが出来るのだから、マリーンズ好きなこちとらとすれば、仕事冥利に尽きることだろう。
況や仕事にかこつけて、普段は滅多にはいることが出来ない、マリンスタジアム正面玄関の自動ドアの向こうへ行くことが出来るのだから。おいらも一度だけあの向こう側へは行ったことがあるけれど、けが人の搬送という名目だったから、7ゲート前のレストラン横のエレベーターを降りていって、正面玄関の自動ドアをくぐっただけだから、バックヤードを通過したと言えるのかどうか。しかも本人はのうのうとマー君に手を振っているけが人を、車いすを押しながら搬送していたのだから、こちとらの心理状況たるや推して知るべし。
それはともかく。
テレビ東京の競馬中継と言えば、競馬ファンには昨今アレな番組だと、かなりの評判を頂くという、あまり嬉しくない評価がついている番組。
そんな中で、「おまいさんは競馬の仕事をしているのだけれど、馬券は買ったことがあるのかい?」と問うたらば、即座に「ない」と、それはそれは打てば響くような答え。
その答えに一瞬にしてブチ切れたあたくし、「競馬を仕事にしている奴が、競馬を知らなくてどうするんだこのバカチンが」と、まるで風俗で一戦交えた後の説教オヤジのような口調で延々と説教が始まった。
せっかく競馬場に出入りして、俺達市井の客では入ることが出来ない、中山のゴンドラスタンドの一般エリアの壁の向こう側で仕事をしているのに、競馬を報道する役割の一翼を担う奴が、なんで競馬を勉強する気もないのかと。
「そんな姿勢で番組を作っているから、テレ東の競馬中継が競馬ファンからバカにされるんだろうが」と、思わず競馬ファンの言葉を代弁してストレートに伝えてやって、ちょいとは胸の空く言葉を言ってみたww
いや、本当に言いたいのは、別にカメラマン修行の下っ端の下っ端に、番組がこう思われているから直してくれ…だなんてことでは全くない。
曲がりなりにも競馬を生業としているのに、競馬のけの字も勉強すらしようとしないのに競馬の報道番組に携わるという魂胆ってどーなの…と思ったのだ。
例えば、その番組の看板アナウンサーの矢野吉彦さんは、もちろん無類の競馬ファンとしての顔を持つ一方、シーズンともなると、プロ野球やアメフトなどの実況にも忙しい。
アナウンサーは番組のナビゲーターでもあるわけで、その競技を知り尽くしていないと、的確な実況は出来るはずがない。おいらがアナウンサーが凄いと思うのは、いろんな面に精通していること。半端な勉強量では、とても言葉を電波に乗せて発することなど出来ないだろう。政治経済、或いは社会一般、芸能情報然り。
いわゆる「表方」の人がこれだけ日々研鑽を重ねているのに、「裏方」は、競馬のけの字も知らなくても仕事が出来るのかと。
例えば先輩カメラマンの予想でも聞いてみて、実際に馬券を買ってレースを見れば、「馬券を買ったお客さんの目線」での映像の組み立てとか、ただ単に馬券の当たり外れだけではなくって、仕事が関わってくるのだから、いろんな見方ができるようになるだろう。
そうした姿勢も問いたかったし、なにより、こんなに楽しい知的娯楽を目の前にしながら、ただ黙っててめえの食い扶持のためにケーブル捌きに来ているだけというのはなんともったいないことか。
競馬は楽しい知的娯楽なのだから、楽しさを知って仕事をすれば、それだけで仕事の面の広がりはまるで違う物になる。それを知って仕事に取りかかるのと、知らなくて仕事に取りかかるのでは、姿勢から全然違ってくるだろうと。
飲み屋を後にすると、そいつを即座に駅のキオスクに連れて行き、「どれでもいいからまず競馬新聞を買え」と、日刊競馬だったかを買わせて、「明日、この新聞を片手に一日競馬場に行って来い。話はそれからだ」と言い残して去った。
そいつが翌日、本当に競馬新聞片手に中山競馬場に行ったかは、おいらの知ったところではないww
そう。競馬は楽しいもの。
折良くというかなんというか、今年のJRAのテーマは「CLUB KEIBA」。
今度のお休みは、あの人と競馬場で過ごすという週末はいかが?
そんな初心者の「あの人」をエスコートすべく、おいらなりの初心者の競馬入門を作ってみようかと。
馬券の当たり外れはともかくとして、エキサイティングな週末を過ごせることを願って、競馬の入門書にはない、おいらなりの「競馬入門」で、パソコンの、ケータイの画面の向こう側にいらっしゃるあなたと、競馬に出かけたい。
合い言葉は、「競馬場で逢おう」。
カモメは飛びながら歌を覚える。人生は遊びながら年老いていく
- 寺山修司
仕事でテレビ東京の競馬中継のカメラスタッフの端くれの端くれとして、番組に携わっているという、某マイミクと軽く飲んだ時のこと。
同じく仕事でマリンスタジアムのケーブル捌きをしていくうちに、マリーンズ自体が好きになってしまったようで、これはまあご同慶の至り。しかも仕事でグラウンドのど真ん中でケーグル捌きをすることが出来るのだから、マリーンズ好きなこちとらとすれば、仕事冥利に尽きることだろう。
況や仕事にかこつけて、普段は滅多にはいることが出来ない、マリンスタジアム正面玄関の自動ドアの向こうへ行くことが出来るのだから。おいらも一度だけあの向こう側へは行ったことがあるけれど、けが人の搬送という名目だったから、7ゲート前のレストラン横のエレベーターを降りていって、正面玄関の自動ドアをくぐっただけだから、バックヤードを通過したと言えるのかどうか。しかも本人はのうのうとマー君に手を振っているけが人を、車いすを押しながら搬送していたのだから、こちとらの心理状況たるや推して知るべし。
それはともかく。
テレビ東京の競馬中継と言えば、競馬ファンには昨今アレな番組だと、かなりの評判を頂くという、あまり嬉しくない評価がついている番組。
そんな中で、「おまいさんは競馬の仕事をしているのだけれど、馬券は買ったことがあるのかい?」と問うたらば、即座に「ない」と、それはそれは打てば響くような答え。
その答えに一瞬にしてブチ切れたあたくし、「競馬を仕事にしている奴が、競馬を知らなくてどうするんだこのバカチンが」と、まるで風俗で一戦交えた後の説教オヤジのような口調で延々と説教が始まった。
せっかく競馬場に出入りして、俺達市井の客では入ることが出来ない、中山のゴンドラスタンドの一般エリアの壁の向こう側で仕事をしているのに、競馬を報道する役割の一翼を担う奴が、なんで競馬を勉強する気もないのかと。
「そんな姿勢で番組を作っているから、テレ東の競馬中継が競馬ファンからバカにされるんだろうが」と、思わず競馬ファンの言葉を代弁してストレートに伝えてやって、ちょいとは胸の空く言葉を言ってみたww
いや、本当に言いたいのは、別にカメラマン修行の下っ端の下っ端に、番組がこう思われているから直してくれ…だなんてことでは全くない。
曲がりなりにも競馬を生業としているのに、競馬のけの字も勉強すらしようとしないのに競馬の報道番組に携わるという魂胆ってどーなの…と思ったのだ。
例えば、その番組の看板アナウンサーの矢野吉彦さんは、もちろん無類の競馬ファンとしての顔を持つ一方、シーズンともなると、プロ野球やアメフトなどの実況にも忙しい。
アナウンサーは番組のナビゲーターでもあるわけで、その競技を知り尽くしていないと、的確な実況は出来るはずがない。おいらがアナウンサーが凄いと思うのは、いろんな面に精通していること。半端な勉強量では、とても言葉を電波に乗せて発することなど出来ないだろう。政治経済、或いは社会一般、芸能情報然り。
いわゆる「表方」の人がこれだけ日々研鑽を重ねているのに、「裏方」は、競馬のけの字も知らなくても仕事が出来るのかと。
例えば先輩カメラマンの予想でも聞いてみて、実際に馬券を買ってレースを見れば、「馬券を買ったお客さんの目線」での映像の組み立てとか、ただ単に馬券の当たり外れだけではなくって、仕事が関わってくるのだから、いろんな見方ができるようになるだろう。
そうした姿勢も問いたかったし、なにより、こんなに楽しい知的娯楽を目の前にしながら、ただ黙っててめえの食い扶持のためにケーブル捌きに来ているだけというのはなんともったいないことか。
競馬は楽しい知的娯楽なのだから、楽しさを知って仕事をすれば、それだけで仕事の面の広がりはまるで違う物になる。それを知って仕事に取りかかるのと、知らなくて仕事に取りかかるのでは、姿勢から全然違ってくるだろうと。
飲み屋を後にすると、そいつを即座に駅のキオスクに連れて行き、「どれでもいいからまず競馬新聞を買え」と、日刊競馬だったかを買わせて、「明日、この新聞を片手に一日競馬場に行って来い。話はそれからだ」と言い残して去った。
そいつが翌日、本当に競馬新聞片手に中山競馬場に行ったかは、おいらの知ったところではないww
そう。競馬は楽しいもの。
折良くというかなんというか、今年のJRAのテーマは「CLUB KEIBA」。
今度のお休みは、あの人と競馬場で過ごすという週末はいかが?
そんな初心者の「あの人」をエスコートすべく、おいらなりの初心者の競馬入門を作ってみようかと。
馬券の当たり外れはともかくとして、エキサイティングな週末を過ごせることを願って、競馬の入門書にはない、おいらなりの「競馬入門」で、パソコンの、ケータイの画面の向こう側にいらっしゃるあなたと、競馬に出かけたい。
合い言葉は、「競馬場で逢おう」。
カモメは飛びながら歌を覚える。人生は遊びながら年老いていく
- 寺山修司
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