馬主気分でとほほのほ

１２日金曜日夜。
前のブログで書いたとおり、昨年ホッカイドウ競馬が主催したペーパーオーナーゲームで指名したラストチャンピオンとの対面を果たすべく、神戸遠征の予定を前倒しして大井競馬場に出かける。
今日はいつもの競馬場との道すがらとはちょっと気分が違う。馬主とは全く関係ないとはいえ、自分が指名した馬が、大井競馬場を走るのである。これが胸が躍らぬわけがなかろう。いつもはこのレースはこの馬から勝負かなとか、いつも馬券のことを第一に考えているわけだが、今日はなんだかちょっと違う。ちょっとした馬主気分である。まあ、いわゆる仮想馬主ゲームなので、馬主や関係者とは全く関係ない立場なのだが。
競馬場に着いたら、ちょうど彼が出走する第６レースのパドックが始まっていたので、さっそく彼とご対面。
…、たしかに一年休養明けっていう馬体ですなこりゃ。

周りの、順調に使われている馬と比べても、素人目に見てもいかにも馬体が一回りも二回りも太いという体つき、しかし能力は新馬勝ちしたことがあるだけに、馬体太めも能力差で断然ということもあるからなあ。しかしかっこいいなあ、ラストチャンピオン。オッズも彼の能力に期待して１番人気に支持されていた。もちろん馬券はラストチャンピオンの単勝から買う。というより、単勝からしか買えない。自分の馬から買って儲けようだなんて、そんなことはこれっぽっちも考えていない。ただただ、もう無事に駈けて欲しいだけである。ヒザの骨折で休養に入っていたらしいので、骨折明けなら尚更である。
さあラストチャンピオン、おまえのショーの始まりだ。
…。あれ？　後ろから行ってるぞ。おいおい、話が違うじゃないのかね君たちは。馬体がそうだったように、ここは単なるたたき台だったのか。いやいや、彼はきっとここから見事な豪脚を披露してくれるに違いない。
…。
……。
………。
後方のままかよ。
なんだか顔から火が出る思いだったぞ。
まいったなあ。。。恥ずかしかったぞ、なんだか。
いくら「無事でゴールを駆け抜けてもらえればそれでいいや」なんて思ってはいても、しかも客から１番人気の支持を集めていながら、ビリッケツはないよなあ。。。
まあ、今回は骨折明け緒戦で、セオリーでは骨折明け緒戦は静観が妥当その通りだったしねえ。
今日の馬体とレース内容を見ていると、どうも陣営はただの一叩きだけだったような気がするし、この馬の能力は知っているから、走ってくるまでにはもうちょっとかかるのかな。でも必ずや走ってくる馬だと思うし、そう思いたい。そんな馬主や陣営は世の中にごまんといるのだが、まあ、競馬は馬券を買うのがギャンブルなら、馬主が馬を買うのもギャンブルですからねえ。


ちなみに、次の７レースからは普通に馬券の勝負に切り替え、最終レースを取り逃して収支は１０００円のマイナスだった。まあ、８レースでパドックでよく見えた馬２頭の１点勝負をしたら見事に当たり、それが１０倍ついたので遊び代が出た。まあ１０００円なら遊び代というほどでもないか。ラストチャンピオンにも会えたんだから、それでいいじゃないか。
ほろ酔い気分で大森駅行きの送迎バスに乗り込んで、一路東京駅を目指す。
その東京駅ハイウエイバス乗り場は…。
大変なことになっていたのだった。