益子は笠間と並んで、言わずと知れた焼き物の産地。
今日は益子で秋の大陶器市が開催されているとかで、駅自体はなかなかの大にぎわいなのだが、地図を見ると、陶器市の中心部は、駅から1.5㎞ほど離れた場所にあるらしい。
バスの時間まで1時間以上あるならば、中心街まで歩いていくのも一興だろうが、宇都宮行きのバスの時間は分かっても、通るルートまでは分からないから、中心街へ歩いていくのはいいとしても、帰りに間に合わずに置いてきぼりを食らうのは御免被る。
いや、普段なら、「バスの時間まで30~40分、街中までは行って帰ってきて2㎞はある、だったらバスを一本遅らせようか」などという考えが一瞬のうちに巡るのだけれども、現時刻が13時、バスの時間は13時35分、宇都宮までは約60分、ということは、宇都宮到着はどう速くとも14時30分は過ぎようか。
宇都宮までの時間を逆算するのには訳があり、実は宇都宮では、中心部の二荒山神社前をメイン会場とした、「宇都宮餃子祭り」という、市内各所の餃子の名店を、一皿100円で食べ比べることが出来るという、なんとも有り難いイベントの真っ最中で、それが16時まで行われるので、こいつはちょいと魅力ですわね。なにせ3~4個の餃子を100円でお見舞いしてくれるのだから、こりゃもう行って食わなきゃ損だぞと。
で、イベントが16時で終了ということを考えると、この後の14時35分のバスにしたのでは、どう考えてもイベントが終わるギリギリの時間にしか宇都宮にはいることが出来ないし、ましてや益子焼の陶器市だから、なるべく早く益子を離れないと、引き上げの車で益子の道がまず混み出してしまう。
ひとまず、駅近くの道を歩いて、益子に来たことにしておこう(笑)。
益子13時35分発の東武宇都宮行き東野バスに乗る。
宇都宮市内中心部まで乗ると、JR宇都宮で降りると1100円、東武宇都宮まで乗り通すと1200円で、バス停にはご丁寧にも「バスカードをお買い求め頂くと、1000円のカードで1100円分ご利用頂けますので100円お得です」だなんて書いてくれちゃって。そりゃもうバスカードを買って100円浮かすしかないよな(笑)。駅はす向かいのタクシーの営業所で、ありがたくバスカードを買い求める。どちらにせよ餃子祭りの会場は、二荒山神社前や東武宇都宮よりの地域だから、1200円払うことになる。
フリーきっぷを駆使して乗り鉄に凝り倒すのもよいけれど、こうしたバスの抜け道を用意しておくと、乗り鉄だけではない、その地域の実情も知ることが出来て便利。だからおいらは、知らない土地へ行くと、ちょくちょくそのご当地のバスに乗ったりして、その地域の様子をちょいとのぞき見したりするようにしている。
東武宇都宮行きは、6~7人ほどのお客を乗せて出発。
どうやら一旦益子の中心部を目指して、東側に迂回した後に、宇都宮のある西方向へ向かうようだ。
街中はまあ、こんな感じです。
ガソリンスタンドの目の前で陶器を売ってみたり。
中心部は、どこから人が集まったのかと思うくらいの大にぎわいで、バスが通るのも一苦労。
この路線、毎時ヘッドで運行されているだけあって、単なるローカルバスというわけではなく、ちゃんと都市間輸送を担っている。
その証拠に、益子の陶器市の影響も多分にあるのだとは思うけれど、途中で立ち客が出ましたよ奥さん。
日曜日に立ち客が出るほどお客さんが乗るのだから、この路線が都市間輸送として地域に根ざしていると評してもいいだろう。
途中、益子を出る道で多少渋滞し、宇都宮に着いたのは10分くらい遅れたのだろうか。
餃子祭りの会場へ行くのだから、JR宇都宮駅で降りても仕方がないので、ひとまず東武宇都宮まで乗り通そうかな…と思ったところだが、「二荒山神社前」というバス停があったので、迷わず降車ボタンを押す。
降りてみると、目の前にパルコがあるからというのもあるのだろうが、まあ賑やかなこと。
餃子祭りのはす向かいでは、ストリートフェスティバルが行われているようで、ジャズの演奏が聞こえてくる。
なんだろうと思ったら、どうやら同時開催で「MIYA JAZZ INN 2007」という、町を挙げてのジャズイベントが行われているというのだ。
そういえば、宇都宮はジャズの街…という話をどこかで漏れ聞いたような気がする。NHKでやっていたのを聞いたか、どこかでたまたま知ったのかは判然としないが、宇都宮にはジャズ喫茶やジャズバーが各所に点在し、夜ごと生演奏で盛り上がる…という話を聞いたことがある。
まあ、とりあえず餃子だ餃子。
マジで腹減ったぜ…。
この餃子イベント人大杉orz
どの屋台も20~30分待ちってマジッすか。
こりゃもう食べ比べを楽しむっていうレベルじゃねーぞ。
仕方がないので、屋台で売っていた、「餃子によく合う地ビール」なるものをまずは一杯。
とりあえず座るところを…と思ったら、空いているベンチに、ボランティアの中坊がドカッと腰を下ろしやがった。貴様俺が座ろうとしたところに座ろうだなんて…と、中学生クンを怒鳴りつけようと思ったが、考えてみればこの中学生クンも休みの日をボランティアで駆り出されている由、とりあえず君には分からないビールの味でも楽しませろともそもそと苦言を呈しておく。
むは~。
とりあえず、餃子に合う地ビール(名前はすっかり失念orz)を楽しんだところで、本家たる餃子を食わねば仕方がないということで、列整理の係員の兄ちゃんから強奪してきたパンフレットを見たら、この近所にも数カ所屋台があるというので、ひとまず散歩に出てみる。
ストリートではジャズ。
ほおばる餃子。
餃子を食いながらジャズが楽しめるってーんだから、こんなに楽しいイベントはちょっとお目にかかれないだろう。
ちょいと歩くと、「みんみん」というお店の屋台が、待ち時間が15分ほどで済むということらしいので、ひとまずこのお店の列に並んでみよう。
待つこと20分くらいかな。
ようやく目的の餃子。
うみゃ~。
これで100円なのだから、そりゃ食べ比べもしたくなるというもので。
この後、宇都宮まで足を伸ばしたからには、ちょいと個人的に立ち寄らねばならない場所があるので、ひとまず東武宇都宮まで歩いてみよう。
その目的地は、東武宇都宮から電車で3つ行った駅近くにあるもので。
商店街は、そろって「ジャズの街」のノボリでアピール。
東武宇都宮に抜ける道に、「オリオン商店街」というアーケード街があって、その一角に「オリオン広場」というステージがあり、どうやらそこが「MIYA JAZZ INN」のイベントの中心だったようなので、ふと立ち寄ったら、たまたま演奏していたゲストミュージシャンのジャズに、脳天に一撃を食らったような感覚を覚えた。
どうやらタイロン橋本とかいう御方のセッションらしい。
俺達が「タイロン」っていったら、そりゃもうアジアシリーズには参加しなかった渦(ry
さすがプロのミュージシャンだけあって、その演奏にもうイチコロ。
後から調べたらこのタイロン橋本という御方、とんでもない来歴を持つ人だった。
タイロン橋本 - ウィキペディア
おいら達からすれば、「YMOのアルバムに参加した」って聞いただけでひれ伏しちゃうw
脳天に食らったあまりの衝撃に、即座に売店に行って、タイロンのCDと、ジャズの街宇都宮をかたどったTシャツをついつい購入。おお、5000円以上の予算オーバーさ。
その後、目的の場所を訪問し、バスでJR宇都宮駅へ帰ってきたら、日もとっぷり暮れた頃。
駅の中の「宇味家」という餃子屋さんで晩酌を兼ねた夕食。
これで1000円以上飛ぶのはちと痛いか。
JR宇都宮駅前といえば、知る人ぞ知る「ダメ人間!!」の街。
大泉洋がミスターを罵倒したのはこの辺なのかな。
帰りはせっかくJRの駅前にいるというのに、JRが都内まで1890円と高いので、時間がかかることを承知で東武線で帰ることに。1160円という安さは魅力だが、新栃木乗り換えで、延々東武動物公園まで各駅停車の区間快速に揺られるのが苦痛でなければ。何が悲しくて、宇都宮から北千住まで2時間以上かからにゃいかんのかね。
しかし宇都宮。
餃子と一緒にジャズまで楽しめるとは。
今度は是非、ジャズバーにグラスを傾けに行きたいところである。
…泊まるような場所でも距離でもないんだけどね。
↑最後までおつきあい下さいましてありがとうございました。どうせだったら押していって下さいましよこんちくしょう。
今日は益子で秋の大陶器市が開催されているとかで、駅自体はなかなかの大にぎわいなのだが、地図を見ると、陶器市の中心部は、駅から1.5㎞ほど離れた場所にあるらしい。
バスの時間まで1時間以上あるならば、中心街まで歩いていくのも一興だろうが、宇都宮行きのバスの時間は分かっても、通るルートまでは分からないから、中心街へ歩いていくのはいいとしても、帰りに間に合わずに置いてきぼりを食らうのは御免被る。
いや、普段なら、「バスの時間まで30~40分、街中までは行って帰ってきて2㎞はある、だったらバスを一本遅らせようか」などという考えが一瞬のうちに巡るのだけれども、現時刻が13時、バスの時間は13時35分、宇都宮までは約60分、ということは、宇都宮到着はどう速くとも14時30分は過ぎようか。
宇都宮までの時間を逆算するのには訳があり、実は宇都宮では、中心部の二荒山神社前をメイン会場とした、「宇都宮餃子祭り」という、市内各所の餃子の名店を、一皿100円で食べ比べることが出来るという、なんとも有り難いイベントの真っ最中で、それが16時まで行われるので、こいつはちょいと魅力ですわね。なにせ3~4個の餃子を100円でお見舞いしてくれるのだから、こりゃもう行って食わなきゃ損だぞと。
で、イベントが16時で終了ということを考えると、この後の14時35分のバスにしたのでは、どう考えてもイベントが終わるギリギリの時間にしか宇都宮にはいることが出来ないし、ましてや益子焼の陶器市だから、なるべく早く益子を離れないと、引き上げの車で益子の道がまず混み出してしまう。
ひとまず、駅近くの道を歩いて、益子に来たことにしておこう(笑)。
益子13時35分発の東武宇都宮行き東野バスに乗る。
宇都宮市内中心部まで乗ると、JR宇都宮で降りると1100円、東武宇都宮まで乗り通すと1200円で、バス停にはご丁寧にも「バスカードをお買い求め頂くと、1000円のカードで1100円分ご利用頂けますので100円お得です」だなんて書いてくれちゃって。そりゃもうバスカードを買って100円浮かすしかないよな(笑)。駅はす向かいのタクシーの営業所で、ありがたくバスカードを買い求める。どちらにせよ餃子祭りの会場は、二荒山神社前や東武宇都宮よりの地域だから、1200円払うことになる。
フリーきっぷを駆使して乗り鉄に凝り倒すのもよいけれど、こうしたバスの抜け道を用意しておくと、乗り鉄だけではない、その地域の実情も知ることが出来て便利。だからおいらは、知らない土地へ行くと、ちょくちょくそのご当地のバスに乗ったりして、その地域の様子をちょいとのぞき見したりするようにしている。
東武宇都宮行きは、6~7人ほどのお客を乗せて出発。
どうやら一旦益子の中心部を目指して、東側に迂回した後に、宇都宮のある西方向へ向かうようだ。
街中はまあ、こんな感じです。
ガソリンスタンドの目の前で陶器を売ってみたり。
中心部は、どこから人が集まったのかと思うくらいの大にぎわいで、バスが通るのも一苦労。
この路線、毎時ヘッドで運行されているだけあって、単なるローカルバスというわけではなく、ちゃんと都市間輸送を担っている。
その証拠に、益子の陶器市の影響も多分にあるのだとは思うけれど、途中で立ち客が出ましたよ奥さん。
日曜日に立ち客が出るほどお客さんが乗るのだから、この路線が都市間輸送として地域に根ざしていると評してもいいだろう。
途中、益子を出る道で多少渋滞し、宇都宮に着いたのは10分くらい遅れたのだろうか。
餃子祭りの会場へ行くのだから、JR宇都宮駅で降りても仕方がないので、ひとまず東武宇都宮まで乗り通そうかな…と思ったところだが、「二荒山神社前」というバス停があったので、迷わず降車ボタンを押す。
降りてみると、目の前にパルコがあるからというのもあるのだろうが、まあ賑やかなこと。
餃子祭りのはす向かいでは、ストリートフェスティバルが行われているようで、ジャズの演奏が聞こえてくる。
なんだろうと思ったら、どうやら同時開催で「MIYA JAZZ INN 2007」という、町を挙げてのジャズイベントが行われているというのだ。
そういえば、宇都宮はジャズの街…という話をどこかで漏れ聞いたような気がする。NHKでやっていたのを聞いたか、どこかでたまたま知ったのかは判然としないが、宇都宮にはジャズ喫茶やジャズバーが各所に点在し、夜ごと生演奏で盛り上がる…という話を聞いたことがある。
まあ、とりあえず餃子だ餃子。
マジで腹減ったぜ…。
この餃子イベント人大杉orz
どの屋台も20~30分待ちってマジッすか。
こりゃもう食べ比べを楽しむっていうレベルじゃねーぞ。
仕方がないので、屋台で売っていた、「餃子によく合う地ビール」なるものをまずは一杯。
とりあえず座るところを…と思ったら、空いているベンチに、ボランティアの中坊がドカッと腰を下ろしやがった。貴様俺が座ろうとしたところに座ろうだなんて…と、中学生クンを怒鳴りつけようと思ったが、考えてみればこの中学生クンも休みの日をボランティアで駆り出されている由、とりあえず君には分からないビールの味でも楽しませろともそもそと苦言を呈しておく。
むは~。
とりあえず、餃子に合う地ビール(名前はすっかり失念orz)を楽しんだところで、本家たる餃子を食わねば仕方がないということで、列整理の係員の兄ちゃんから強奪してきたパンフレットを見たら、この近所にも数カ所屋台があるというので、ひとまず散歩に出てみる。
ストリートではジャズ。
ほおばる餃子。
餃子を食いながらジャズが楽しめるってーんだから、こんなに楽しいイベントはちょっとお目にかかれないだろう。
ちょいと歩くと、「みんみん」というお店の屋台が、待ち時間が15分ほどで済むということらしいので、ひとまずこのお店の列に並んでみよう。
待つこと20分くらいかな。
ようやく目的の餃子。
うみゃ~。
これで100円なのだから、そりゃ食べ比べもしたくなるというもので。
この後、宇都宮まで足を伸ばしたからには、ちょいと個人的に立ち寄らねばならない場所があるので、ひとまず東武宇都宮まで歩いてみよう。
その目的地は、東武宇都宮から電車で3つ行った駅近くにあるもので。
商店街は、そろって「ジャズの街」のノボリでアピール。
東武宇都宮に抜ける道に、「オリオン商店街」というアーケード街があって、その一角に「オリオン広場」というステージがあり、どうやらそこが「MIYA JAZZ INN」のイベントの中心だったようなので、ふと立ち寄ったら、たまたま演奏していたゲストミュージシャンのジャズに、脳天に一撃を食らったような感覚を覚えた。
どうやらタイロン橋本とかいう御方のセッションらしい。
俺達が「タイロン」っていったら、そりゃもうアジアシリーズには参加しなかった渦(ry
さすがプロのミュージシャンだけあって、その演奏にもうイチコロ。
後から調べたらこのタイロン橋本という御方、とんでもない来歴を持つ人だった。
タイロン橋本 - ウィキペディア
おいら達からすれば、「YMOのアルバムに参加した」って聞いただけでひれ伏しちゃうw
脳天に食らったあまりの衝撃に、即座に売店に行って、タイロンのCDと、ジャズの街宇都宮をかたどったTシャツをついつい購入。おお、5000円以上の予算オーバーさ。
その後、目的の場所を訪問し、バスでJR宇都宮駅へ帰ってきたら、日もとっぷり暮れた頃。
駅の中の「宇味家」という餃子屋さんで晩酌を兼ねた夕食。
これで1000円以上飛ぶのはちと痛いか。
JR宇都宮駅前といえば、知る人ぞ知る「ダメ人間!!」の街。
大泉洋がミスターを罵倒したのはこの辺なのかな。
帰りはせっかくJRの駅前にいるというのに、JRが都内まで1890円と高いので、時間がかかることを承知で東武線で帰ることに。1160円という安さは魅力だが、新栃木乗り換えで、延々東武動物公園まで各駅停車の区間快速に揺られるのが苦痛でなければ。何が悲しくて、宇都宮から北千住まで2時間以上かからにゃいかんのかね。
しかし宇都宮。
餃子と一緒にジャズまで楽しめるとは。
今度は是非、ジャズバーにグラスを傾けに行きたいところである。
…泊まるような場所でも距離でもないんだけどね。
↑最後までおつきあい下さいましてありがとうございました。どうせだったら押していって下さいましよこんちくしょう。
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