小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

Oh! 相撲

2005-01-19 03:38:55 | 阿武松部屋応援ブログ
大相撲の本場所を見に、両国の国技館へ行ってきた。
今日は三段目の取り組みで、たまに千葉マリンの外野席に、「名目上後援会の人たちに連れてきてもらい」がてら遊びに来て、我々がいるエリアに陣取って一杯飲んでいく乾王(阿武松部屋)が、勝ち越しを賭けて出るので、一丁応援に行ってやろうというわけ。
相撲を見に行くのは、福岡は久留米に住んでいた1984年の九州場所以来、なんと20年ぶり。あの時は親にせがんで、福岡国際センターまで連れて行ってもらったんだっけ。子供なんで当然おとなしく取り組みを見ているわけではなく、場内をくまなく散歩して周り、あげく力士控え室前に陣取って、千代の富士の肩をばしばし叩いてきた記憶が甦る。
ただ、両国国技館は初めてではない。おそらく10年ぶりかしら。呉服展示会設営のアルバイトで一度来たことがあり、土俵のないアリーナに会場を設営したような記憶がある。他にも会議室あたりに会場を設営したような気がするのだが、いかんせん何もないアリーナの広さに圧倒されて、他のことなどついぞおぼえておらぬ。
国技館に到着したのは12時頃。乾王は三段目でも番付は下位なので、早めにいかないと取り組みが終わってしまうと思い、そうでなくても日長相撲を眺めていたいという願望は以前からあったので早めに出かけた。席は…一番安い自由席で。席は2階の最後列になるが、お値段は意外とお値打ち2100円。事前に調べて、指定席で一番安いいす席のCが、最後列から2、3列目であるにも関わらず3600円もするから、C席を取るくらいなら自由席の方がまし。しかも見る位置はほとんど変わらないのに、一列違うだけで1500円も違うというのはどうにも合点がゆかぬ。
しかもいす席の高いこと。もうちょいランクを上げたいす席Bだと4900円。A席だと8200円にも跳ね上がる。これだと枡席の後方の席、一人頭9200円と大差ないから、後ろの方でも枡で見たいような気もする。
早速場内に入り、正面の最後列を陣取ると、意外と人口密度が高い。やはり相撲を見るなら正面から埋まるようで、他のエリアは誰も人がいなかったから、後ほど別の席に移動するとして、あと4番で乾王の取り組みが始まるので、観戦の支度。最後列からの観戦ということで、今日は競馬観戦用の双眼鏡を持って来ている。7倍から15倍のズームが利く代物で、覗くと、7倍で力士の顔の表情までばっちり見える。思えばこの双眼鏡、初めてアルバイトをしてためたお金で買ったんだよなあ。軽いのでぶれやすいのが難点といえば難点だが、肘を固定できない一般席での観戦にはもってこいという利点もある。
そんな中で始まった乾王の一番。
引き落としで負けちゃった。
勝ち越しは次回に持ち越しということで、是非勝ち越して番付を上げて、また千葉マリンに遊びに来て欲しいなあ。

乾王(まだ関取じゃないから、「関」をつけるのはおかしいので呼び捨て。でも「くん」つけでもいいかしら)が我々のエリアに拉致されて遊びに来たのは、たしか2年前の夏だったかな。当時未成年だった八木が谷(三段目、阿武松部屋)くんを連れて、陽気に上機嫌でビールをかっくらっていたっけ。八木が谷くんは、未成年で遠慮していたところもあるのだろうが、いかついその辺のあんちゃんという感じで、おとなしくジュースを飲んでいたっけ。まさに乾王とは正反対の性格だったとの印象がある。当時乾王は膝の怪我で番付から外れていて、まだ序の口復帰もしていなかったのだが、復帰して序の口優勝を飾った時は、涙が出るほど嬉しかったなあ。一度怪我で挫折しているから、おそらく周りの人の感慨もひとしおだったろう。その後序二段でも優勝を果たし、現在は三段目で奮闘中。ただ、膝に分厚く巻かれたサポーターがどうにも気になる…。
八木が谷くんは、一時は幕下上位(たしか20枚目)まで上り詰めた若手の希望株。阿武松部屋の希望株といえば、最近十両入りを果たした片山がいるが、八木が谷だって負けてはいない。幕下上位の壁に阻まれて、現在は三段目上位に番付を落としてはいるが、いずれはもう一度幕下上位まで上がって、関取を狙える位置にまで上り詰めてくるはず。
俺はひとまずこの二人のファンなのだけれど、丸刈りータコさんなんか、この二人の出会いがきっかけで、阿武松部屋自体のファンになっちゃった。でもその気持ち、わかるなあ。いってみれば、飲み屋に行ったら渡辺俊介が飲んでいて、それからマリーンズファンになったようなもんだからなあ。部屋からしたら、こんなファンはありがたいだろう。なにより力士の励みにもなるだろうし。

俺にとっての「結びの一番」が終わったところで(笑)、早速場内を徘徊してみる。
いす席の値段の違いは、見る位置の違いもさることながら、いすの作りも全然違うみたい。
自由席とC席は、ベンチ席にカバーをかぶせただけの代物だが、B席になると、市民会館にあるような、背もたれが高い、結構豪華なシート。A席にはこれに小さいながらもテーブルがついてくる。
席を向こう正面に移すと、人口密度も高くないし、まったりと相撲が観戦できる。本当はすいているから高い席で見ようかと思ったけれど、途中で人が来たら移動が面倒くさいので、自由席で過剰な席取りをして、ひとまず酒に焼き鳥を用意して飲んだくれる。くは~。

場内は午後三時頃からだんだん人が増え始め、やはり関取衆の取り組みが始まる十両にもなると、声援が桁違いに多くなる。声援といっても、ほとんどはじいさんばあさんしかいない枡席からしか聞こえてこないのだが、それでも、幕下の取り組みが始まった頃よりは、場内の熱気は全く違う。これもやはり、給料が貰える関取のステータスなのだろう。競馬みたいに、「有馬記念だろうが未勝利戦だろうが競馬は競馬」という馬券オヤジとは、ここだけが唯一違うところかなと思う。少なくとも世間一般からしてみれば、いわゆる「関取」になって初めて相撲と言われる所以なのだろう。プロ野球選手が一軍で好成績を上げて、初めて「プロ野球選手」と呼ばれるのとそっくり。
そのうち幕内の取り組みも始まる頃には、少ないながらもお客さんの熱気も最高潮。といっても、俺は朝青龍には用事はないのだけれど。ないのだけれど、土俵入りの写真なんか撮っちゃったりなんかして。

個人的には、午後5時の勝負審判交代後に行われる高見盛の一戦を見れば、それが勝っても負けてもお腹一杯っていう感じ。あの表情は、双眼鏡で直にお目にかかりたいぞ。向こう正面だからその表情もばっちり見えるし。
案の定、負けて肩を落としながら帰る高見盛でごちそうさま。魁皇が肩の負傷が悪化して今日から休場というアナウンスに場内は騒然としたものの、朝青龍は危なげなく10連勝を飾り、こりゃ向かうところ敵無しといったところ。個人的には座布団が舞うところが見たかったが、そりゃ贅沢ってものかしら。

しかし両国っておもしろいな~。通路を歩けば、取り組みが終わった力士達が平気な顔をして歩いているし、その姿が珍しいから、これまた意外と多かった外人さん達の好奇心をくすぐって、誰それ構わずあちらこちらで記念写真を撮っていたり。館内は力士独特の油の臭いが充満していて、これだけでも「相撲を見に来ているんだぞ」という気分にさせてくれる。
それにもまして多かったのは外国人力士。モンゴル出身の力士が多かったな~。あとはロシア方面からくる力士。しかししこ名はなんとかならんか。「白鵬」とか「露鵬」ならかっこいいと思うのだが、阿武露と書いてあむーるとか、把瑠都と書いてばるとなんぞに至っては、本人には申し訳ないけれど、どこぞの全千葉走命連合(ま界倶楽部ね)じゃないけれど、頭の悪い珍走団みたいだなこりゃ。しかも、阿武露なんて最初、アムロと読んじゃった俺は逝ってよしですかそうですか。ガンヲタじゃないのに(爆)。
今度は枡席でマターリと見てみたいですな。母親が言うには、犬の散歩仲間にお茶屋さんと通じている人がいるらしいので、いつでも席は取れるみたいなことを言っていたっけ。4人まとまったら今度頼んでみようかなあ。

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2 コメント

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阿武露は (丸刈りータコ)
2005-01-19 08:13:27
読んで字の如く「阿武松部屋」だぞー!

昨日勝って勝ち越し決めたで御座るよ。一応知り合いなんで…。(いい男だぜ。)



ここ4ヶ月で3回も観に行ったけど大体好きな場所は見つかったよ。

西と向正面の間辺り。下まで降りれば支度部屋に繋がる階段があるから出待ちが可能。土曜日なんか乾王&大瀬海さんに会えたし、日曜は片山関と付き人の八木か谷&島さんに会えたよ。



枡席は今年協会創立80周年記念チケットっていうことで、一番後ろの列が4人がけのスペースを2人分の料金で2人で使える広い席があります。
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私も (たこすけ)
2005-01-19 13:52:09
日曜日に生まれて初めて観たけれど丁度一服しに喫煙エリアへ行った時に、高見盛が若い衆連れて入って廻りの人達が「オォー!」と歓声を上げた時には鳥肌がたちましたな。また観に行きたいなぁ。
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