何気なく家で大相撲中継を見ていたら、明日の十両の取組に、山本山と若荒雄(だからワカラオじゃないってばww)の割が組まれていてびっくり仰天。
いや、若荒雄は現在東幕下筆頭で4勝3敗で勝ち越して、九州場所の再十両が確定している立場だし、八番相撲自体はさして珍しいというわけではないのだけれど…。
■九月場所 千秋楽の取組および結果(十両) - goo大相撲
大相撲は通常、「関取」と呼ばれる十両以上の力士は15日間フル出場、つまり場所中は15番取るのだけれど、幕下以下の力士は基本的に7番を取る。
場所中、休場力士が増えて対戦相手が足りず、どうしても7番取れない力士が発生しそうになると、現行のシステムでは、主に幕下上位や序の口力士で、負けが込んでいる力士(序の口ではたまに勝ち越した力士も当てられる)を対象に「八番相撲」と呼ばれる、場所中八番目の相撲を取ることがある。
これは、一般社会で言うなれば、いわば「残業手当」のようなもので、「勝ち得負け得」と言われるように、勝てば「勝ち星」の星勘定に組み入れられるが、負けても「負け星」の星勘定には組み入れられない。
例えば、先日豪快な首投げを見せた「八木山」という幕下上位の力士が、2勝5敗と5つの負けで、明日八番相撲が組まれた…と仮定しよう。しこ名もネタもあくまで「仮定」の話ですよ。ってゆーか、そもそもこのネタ、仙台に「八木山ベニーランド」があるっていうことをご存じないと全く通じないネタなんですが(笑)。
この場合、明日勝つと星勘定が3勝5敗。つまり「勝ち星3つ」として勘定される。
明日負けると2勝6敗だが、負け星の勘定には入らず、「5つの負け」として勘定される。
で、ですよ。
明日の若荒雄の八番相撲は、何が珍しいか…というと、これは先に書いた一文がヒントです。
負けが込んでいる力士
特に幕下上位の場合は、星勘定一つで番付の位置が大きく変わるので、不公平を無くすために、最近ではほぼ5敗以上している力士しか、八番相撲にはあてがわれて来なかった。大きく負け越している力士なら、余分に一番取って仮に負けても、負け星は勘定されないから落ちる枚数はあらかた計算できるし、勝てばその枚数が幾分減るからだ。
ところが、明日の若荒雄の場合はちょいと事情が違っていて、勝ち越している。しかも4勝3敗と一つの勝ち越し。
一つの勝ち越し、つまり3敗している幕下上位力士が八番相撲を取るのは、昭和47(1972)年初場所の渥美洋以来なんです。
当時東幕下筆頭だった渥美洋、この時は負けて五分の星になっても、「負け得」の原則で十両昇進を飾っている。4勝3敗の幕下上位力士が八番相撲に臨むのはこの時以来、実に36年ぶりの記録となる。
もう一つ記録があって、勝ち越しを決めている幕下上位力士が八番相撲を取ることになるのも、昭和63(1988)年9月場所の駒不動(6勝1敗で勝ち越しを決めていた)以来、20年ぶりの「怪挙」に。
この割に至った背景は、どうやら玉春日の休場にある模様。
今日の取組を勝った玉春日、その足で編成部へ赴いて「明日の割から外して欲しい」と申告したようだ。
しっかしなあ。。。
八番相撲の相手が山本山って。。。
あんなの、上からのしかかられたら死んじゃうよ…。
この前、土俵上から吹っ飛ばされた山本山が上に飛んできて、審判をしていた井筒親方(元逆鉾)がまともに直撃を食らうシーンがありましたなあ…。
あれであまりダメージがなかった井筒親方も凄いと思う…。
いや、若荒雄は現在東幕下筆頭で4勝3敗で勝ち越して、九州場所の再十両が確定している立場だし、八番相撲自体はさして珍しいというわけではないのだけれど…。
■九月場所 千秋楽の取組および結果(十両) - goo大相撲
大相撲は通常、「関取」と呼ばれる十両以上の力士は15日間フル出場、つまり場所中は15番取るのだけれど、幕下以下の力士は基本的に7番を取る。
場所中、休場力士が増えて対戦相手が足りず、どうしても7番取れない力士が発生しそうになると、現行のシステムでは、主に幕下上位や序の口力士で、負けが込んでいる力士(序の口ではたまに勝ち越した力士も当てられる)を対象に「八番相撲」と呼ばれる、場所中八番目の相撲を取ることがある。
これは、一般社会で言うなれば、いわば「残業手当」のようなもので、「勝ち得負け得」と言われるように、勝てば「勝ち星」の星勘定に組み入れられるが、負けても「負け星」の星勘定には組み入れられない。
例えば、先日豪快な首投げを見せた「八木山」という幕下上位の力士が、2勝5敗と5つの負けで、明日八番相撲が組まれた…と仮定しよう。しこ名もネタもあくまで「仮定」の話ですよ。ってゆーか、そもそもこのネタ、仙台に「八木山ベニーランド」があるっていうことをご存じないと全く通じないネタなんですが(笑)。
この場合、明日勝つと星勘定が3勝5敗。つまり「勝ち星3つ」として勘定される。
明日負けると2勝6敗だが、負け星の勘定には入らず、「5つの負け」として勘定される。
で、ですよ。
明日の若荒雄の八番相撲は、何が珍しいか…というと、これは先に書いた一文がヒントです。
負けが込んでいる力士
特に幕下上位の場合は、星勘定一つで番付の位置が大きく変わるので、不公平を無くすために、最近ではほぼ5敗以上している力士しか、八番相撲にはあてがわれて来なかった。大きく負け越している力士なら、余分に一番取って仮に負けても、負け星は勘定されないから落ちる枚数はあらかた計算できるし、勝てばその枚数が幾分減るからだ。
ところが、明日の若荒雄の場合はちょいと事情が違っていて、勝ち越している。しかも4勝3敗と一つの勝ち越し。
一つの勝ち越し、つまり3敗している幕下上位力士が八番相撲を取るのは、昭和47(1972)年初場所の渥美洋以来なんです。
当時東幕下筆頭だった渥美洋、この時は負けて五分の星になっても、「負け得」の原則で十両昇進を飾っている。4勝3敗の幕下上位力士が八番相撲に臨むのはこの時以来、実に36年ぶりの記録となる。
もう一つ記録があって、勝ち越しを決めている幕下上位力士が八番相撲を取ることになるのも、昭和63(1988)年9月場所の駒不動(6勝1敗で勝ち越しを決めていた)以来、20年ぶりの「怪挙」に。
この割に至った背景は、どうやら玉春日の休場にある模様。
今日の取組を勝った玉春日、その足で編成部へ赴いて「明日の割から外して欲しい」と申告したようだ。
しっかしなあ。。。
八番相撲の相手が山本山って。。。
あんなの、上からのしかかられたら死んじゃうよ…。
この前、土俵上から吹っ飛ばされた山本山が上に飛んできて、審判をしていた井筒親方(元逆鉾)がまともに直撃を食らうシーンがありましたなあ…。
あれであまりダメージがなかった井筒親方も凄いと思う…。
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