小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

四十歳所帯持男東京優駿初観戦

2015-06-02 01:49:54 | 競馬の話をしようか
♪これから始まる体位練習 ハッ!ホッ!←

【ダービー】やっぱりドゥラ!2冠達成 - デイリースポーツ
「日本ダービー・G1」(5月31日、東京)

 2012年に生産されたサラブレッド6897頭の頂点に立ったのは、M・デムーロ騎乗の1番人気ドゥラメンテ。ダービーレコードを0秒1更新する、2分23秒2のタイムで完勝した。11年オルフェーヴル以来、史上23頭目となる皐月賞&ダービーの春2冠制覇を達成。秋の路線は未定で、菊花賞(10月25日・京都)で三冠達成を目指すのか、それとも登録を済ませている凱旋門賞・仏G1(10月4日・ロンシャン)に挑むのか、陣営の決断に注目が集まる。

 ひとつの歴史が塗り替えられた。M・デムーロを背に、ドゥラメンテがライバルを一蹴。歓声に包まれた東京競馬場の電光掲示板に勝ち時計“2分23秒2”が映し出される。父で04年覇者のキングカメハメハ、日本競馬史上最強馬と評される05年ディープインパクトを0秒1上回る圧巻のダービーレコード。競馬界にニューヒーローが誕生した。

 今年3月にJRA所属騎手となった陽気なイタリアンは、普段以上に高いトーンで興奮を伝える。「皐月賞はゴール前からガッツポーズをしてしまい、レコードが出なかった。最後はすごくいい脚だったよ」。狙い澄ましたように歴代最高タイムで駆け抜け、11年オルフェーヴル以来となる23頭目の春クラシック2冠制覇を達成した。

 馬名の意味は音楽用語で“荒々しく”。G1としては前代未聞の4角大斜行を犯しながら、豪快に突き抜けた1冠目の皐月賞はまさしく馬名を体現した内容だった。対してこの日は全く隙のない、問答無用のパフォーマンスでVをたぐり寄せた。

 「1〜2角で少し掛かった」と序盤こそ危なっかしさをのぞかせたものの、その後は実にスムーズ。前半5F58秒8のハイペースを前走より積極的な8番手から運び、残り300メートルで早々と先頭へ。あとは搭載エンジンの違いで後続を完封だ。「いいポジションで進められた。直線はすごい手応え。ネオユニヴァースより切れる」。自身が騎乗し、03年に春2冠Vを成し遂げた名馬以上の走りに鞍上は目を丸くする。

 陣営は皐月賞V後に、凱旋門賞の一次登録を済ませた。世界最高峰の舞台へ挑戦が可能な状況にある。堀師は「オーナーと相談してからになるが、個人的にはもっとしっかり完成してから行きたい」とこの秋の参戦には消極的ながら、3歳での参戦は歴史が示す通り斤量面で古馬より大きなアドバンテージ(約3・5キロ)がある。「出走すれば、もちろんチャンス」。世界を知るM・デムーロは通用との見立てを示した。

 秋はオルフェーヴル以来、史上8頭目の3冠を目指して菊花賞に向かうのか、はたまた日本の悲願を目指して渡仏するのか。いずれにせよ、前途は洋々。数々の名馬が頂点に立った府中で、再び大きな夢が生まれた。


そんなわけで、昨日5月31日日曜日は、ダービーデーに久々、というかおそらく今の仕事に就いてから初めての休日。
とりあえずはダービーの馬券を仕入れに行くべと。
近所なら中山かJ-PLACE船橋か…というところだけれど、せっかくのいい天気。
どうせなら府中まで行っちゃう?みたいな。
府中ではダービーデーで多彩なイベント。
一方、中山に行けばパドックでプロレスリングノアの試合が数試合組まれている他、これもバックヤードツアーなどの多彩なイベント。
どっちも行ってみたいけれど、せっかくなら府中まで行っちゃおうか。

これが20年前なら絶対に行く気にもならないし、場外は総じてどこも混んでおり、行列して買わずに済む場外といえば中山くらいしか思いつかないから、混雑が何よりも大嫌いな自分としては府中の本場に行くことなど全く思いも寄らないことで、混雑のみを理由として全く寄り付かない、というよりはなっから毛嫌いしていたのだが、このところは中央競馬を含めて公営競技はどこも押しなべて入場人員はひところに比べれば青息吐息、ならば府中に出かけても人波にもまれることはないだろうと踏んで、府中まで出かけることに。
夜勤入りで爆睡している嫁さんに断りを入れて、家を出たのは7時40分ころ。
うん、かなりの早起きw

JRと京王を乗り継いで、東府中までやってくれば、一本落として待ち受けていたのは、こちらの特別仕様の列車。



これはよいヘッドマーク\(^O^)/



昔のいわゆる「グリーン車」の頃の行先表示みたいな、というか明らかにその頃のリバイバルでしょう。
昔は東京競馬開催日のたびに、新宿から府中競馬正門前行きの臨時急行が走っていたけれど、いつの間にか消えてしまい、復路はともかく、往路は必ず東府中での乗り換えを強いられている。

そんなわけで、東京競馬場に到着。
今日も熱い応援頑張るぞw



場内はパドック脇からダービーデーらしきイベントでごった返している。
抽選会場の一つが、パドックの西脇にまで行列が達するほどの長い長い行列になっていたのだけれど、どうやら昨日、つまり土曜日に配布されたダービーオリジナルトランプを持っている人が参加できる抽選会の列だった模様。
もとより昨日土曜日は仕事だったからトランプ配布には全く関係なく、この長い行列とは無縁でいられそう。
その抽選会場の脇に、日本ダービー仕様のオリジナルゼッケン作成のテントがあったので、オリジナルゼッケンとミニゼッケンのどちらにしようかと散々逡巡したあげく、今回はミニゼッケンを作成しようということで申し込むことに。
オリジナルゼッケンといえば、8年前の2007年になるけれど、ウインズ横浜のイベントでオリジナルゼッケン作成イベントの抽選に見事一発ツモを引き、作ってもらったことがあったっけ。
それがこちら。



ちなみに、オリジナルゼッケンを作成したときの記事はこちら。

これ、翌2008年2月に高田馬場で開催したオフ会に持って行ったっけ?
持って行ったような気もするけれど覚えてないわ(´・ω・`)
今回はミニゼッケンにしたけれど、気が向いたら、来年もし同じイベントがあればオリジナルサイズのゼッケンにしようかしら。
というのも、今の我が家の状況では、フルサイズのオリジナルゼッケンを作ったところで、飾る場所がないんです(´・ω・`)
このときに申し込んだオリジナルミニゼッケンは、6月15日以降に自宅に強制発送だそうで、容赦なく送料までむしりとられたw
もう少し早く申し込んでおけば、帰り際にテントに立ち寄って受け取れたのだが致し方なし。

そのお隣では、サントリーのブースがあり、日本ダービーオリジナル缶のプレミアムモルツを販売していたので、お土産代わりに購入w



着いた頃には東京2レースのパドックが始まった頃。
2レース、3レースと順調に外し、午前中からビールをかっくらっていい機嫌になるともうお昼休み。
ウイナーズサークルでは、ダービーの生ファンファーレを演奏することになっている陸上自衛隊中央音楽隊の演奏会。
昔の中央競馬の入場曲で使われた「行進曲 若駒」から「グレード・エクウス・マーチ」、以前の関西のG1の行進曲であった「ザ・チャンピオン」など総勢5曲。



酒酔い半分で聞いてしまったのだけれど、どうしてどうしてかなりレベルが高く、聞き心地がいいというか、耳心地がいいというか、聞いていてこちらもうきうきしてしまうような興奮を覚えた。
おそらく、「良質な音楽を楽しむ」というのは、人間の奥底のどこかに本能として持っており、それを揺さぶられると気持ちが良くなるのだろう。
人間、良質なものに触れて楽しむということに本能が隠されているのではないのかなと思う。良質なものを本能として耳が、体が、感覚が欲すると言うべきだろうか。
陳腐な表現で申し訳なし(´・ω・`)

酒に酔い、良質な音楽に酔うと、かなりいい酔い加減。
これでメインスタンドにいると人酔いまで起こしかねない状況であっただけに、少しでも人が少なそうに思える内馬場エリアに回ると、障害コース前の芝生エリアが開放されており、新聞を御座にして寝転ぶと、時折強く吹き付ける薫風が心地よく身体を癒し、いつしか睡魔に襲われる。



…zzz

お昼休み明けの5レース発走前に身体を横たえたと思ったら、気がつけばダービーの前座、9レースのむらさき賞の本馬場入場が始まっている。
いや~、よく寝た。
よく寝たというより、よく焼けた(´・ω・`)
気がつけばノーガードの腕はなんだかひりひりするような勢い(´・ω・`)
ダービーの観戦場所を見つけるか。

見つけたのは、日頃では絶対にここでは観戦しないだろうと思われる、メモリアルスタンド東脇の、ゴールまで残り350メートルくらいある場所から。
メインスタンドゴール前の喧騒にはさすがに揉まれる気はさらさらなく、人ごみから離れるこの位置は、しかし周囲の観客も出来上がっているという、なかなかの好条件。



その日本ダービーのあたしの勝負馬券は、こちら。



ドゥラメンテの単勝に、ドゥラメンテのアタマ流しの馬単3点。
本当は今日の朝方に雨予報があり、降雨の状況次第では予想を変えようと思っていたのだが、土曜日に気温が上がって金曜日の雨の水分を飛ばしてくれたことが幸いして絶好の良馬場、加えて1000万条件で2分25秒台の時計が出るパンパンの馬場とあっては、ドゥラメンテはアタマ鉄板軸不動に思え、まずは当日午前11時の段階で2倍を超えていたドゥラメンテの単勝から行く。
皐月賞の直線での手ごたえを見る限り全く別次元の脚で、鞍上がへぐったりしなければまず勝てるだろうと自信の勝負。
正直、金曜日の前々日発売の時点で[13]リアルスティールが一番人気になっており、よくて1倍台半ばくらいの人気になるだろうと思っていた僕からすれば、まず単勝で勝負させてもらうことになんの躊躇もなし。

レースは、前が引っ張ってくれる展開になり、難なく中団好位をキープしたドゥラメンテは全く危なげない位置取り。むしろ前が引っ張ってくれる展開、それでいておそらく前もある程度は残るであろう馬場を考えれば、ゆっくり行けよと叫ぶくらい、鞍上ミルコ・デムーロの出すゴーサインは早いように思われたが、それでも直線を向いて狙い済ましたタイミングでミルコがゴーサインを出すとぐんぐん加速、あっという間に先頭に踊り出ると、あとは後続を力でねじ伏せる横綱相撲で完勝。
正直、ゴーサインは少々早いかなと思ったが、後から切れる馬がおらず、というより自身がメンバー中2番目の上がり時計を繰り出しており、それを差しきるのはほぼ不可能という数字。
2着は鼻差の接戦だったが、同じサトノの勝負服でも[1]サトノラーゼンがわずかに[11]サトノクラウンを振り切っており、単勝と馬単でダブル的中\(^O^)/

ドゥラメンテのアタマ勝負に出たのは、他にも経験上の理由があった。
タイプはまるで違うのだけれど、2011年の3冠馬オルフェーヴルの真の力を見抜くことが出来なかった後悔があったから。
さんざん気の悪さでトライアルで微妙な成績しか残せなかったオルフェーヴルだったが、僕が阪神競馬場で生観戦したスプリングSで完全に一皮向けた印象で、それが後々の3冠レースにもつながってくるのだが、生観戦していた身であるにもかかわらず、彼がこの後3冠馬になろうなどと、当時露にも思わなかったし、それを予想にすら生かすことが出来なかった。
今回は、違う。
皐月賞の彼の末脚は本物。
今回は迷わない。絶対に。

レース後はもう一度内馬場へ出て、まずはダービー大☆勝☆利の祝杯をぶはあああああああああああああああっっっっっ!!!!!!



かくして幕を閉じた2015年のダービー戦線。

いやあ、いいですね。
これまでダービーや有馬記念といった大レースは、「混む」という理由だけで本場での観戦を食わず嫌いしていたけれど、サラブレッド3歳馬の日本一を決める決戦の大舞台の興奮を、当日の入場者12万人あまりの観客と分かち合う経験は、何物にも代えがたい。実際に場を踏んで経験してみないと分からない楽しさに、改めて触れたような気がします。
それは単に日本ダービーというレースだけではなく、当日の数々のイベントなどにも、いやおうなく「祭り」であることを認識させられる。
日本ダービーが競馬の祭典たる所以は、実はこうした数々のイベントにこそあるのではないのかなと。
天気がよく、ダービーの馬券が当たって当日分の負債を一気に返済したばかりかプラスに転じたという理由もあるけれど、それらを抜きにしても楽しかった。
この興奮と感動を12万人あまりの観客と分かち合う。
こんな経験が出来るのは日本ひろしといえどダービーか有馬記念くらいのものだろう。

来年、お休みを取ってまた行きたくなった。
楽しい楽しい日本ダービーの観戦記でありました。


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