小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

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嗚呼懐かしの昭和の遺物

2008-10-24 03:17:18 | 鉄ネタなんてどうよ?
今日はちょいとこちらでお楽しみを。

6月下旬に前橋競輪に出かけたときに、帰りに乗った伊勢崎駅行き群馬中央バスに取り付けられていた、幕式の運賃表示器。
今は鉄道各社でも、車掌が乗っていないワンマン列車がごくごく当たり前の光景になり、車内に運賃表示器を搭載した車両を見ることも珍しくなくなった。
関東近県では、群馬辺りまで出かけるか、国府津から御殿場線にでもお世話にならないとお目にかかれないけれど、地方都市の新型車両はだいたいがワンマン対応になっているから、運賃表示器を目にされた方も大勢いらっしゃることだろう。
その運賃表示器も、ごく普通のデジタル表示は一世代前のスペックになり、今は液晶画面を使用するのも珍しくなくなった。


↑画面は東洋バス。2006年3月撮影

ちなみに、上記の画像の運賃表示機を用いている東洋バスでは、画面での文字ニュース放映をしなくなった代わり、今年の1月から乗車方法が変更になり、ほとんどの路線で、中乗り(後乗り)前降りの運賃後払い方式になったので、運賃表示機は立派に機能していることになる。画面は注釈の通り2006年3月撮影で、運賃表示欄は空欄のままで使用されているのが、粗すぎる画像ながらもお分かりいただけるかと。

液晶画面でさえ、全く珍しくなくなった昨今だというのに、このご時世まで、幕式の運賃表示機が立派に生き残っていたなんて!

幕式の運賃表示器で思い出すのは、浦安を走る東京ベイシティバス。
全線運賃多区間前乗り前払い信用方式だったにもかかわらず、5年くらい前まで、頑として幕式運賃表示器がほぼ全車で健在だったこと。
多区間前払い制だと、運賃表示器を付けていたところで、前扉から乗って運賃を払おうとしたそばから、フロントガラス上の運賃表示器を見なければならず、あの運賃表示器は、果たして見ている人はいたのだろうか…?一応バス停にも運賃表示はあるしねえ…。
幕式運賃表示器は、5年くらい前を境に一斉にLEDの表示器に取り替えられたとはいえ、運賃表示は未だ健在で、案内上、どれほどの効果があるのかは、個人的には未知数と見ているのだが…。

幕式の運賃表示器の場合、運賃改訂時、或いは新規路線開設時には、幕を追加するか、全面的に差し替えなければならないため、保守に意外と手間暇がかかるのが難点で、それ故に、デジタル式の運賃表示器があっという間に幕式運賃表示器を駆逐していったのは、時代の要請でもあったろう。
話は東京ベイシティバスに戻るけれど、幕式の頃は、終点に近づくと、運転手が車外の行先方向幕を操作すると共に、幕式の運賃表示器も、終点について次に入る系統のものにセットするために、恐ろしい勢いでガラガラと音を立てて回っていたのだけれど、当然各系統の上り下り毎、運賃境界のバス停毎に一つ幕があるから、回る幕の量も半端な数ではない。浦安駅入口につくバスは、浦安駅周辺の道路事情の関係で、終点に着くと必ず別の系統に運行替えされるから、ガラガラといつ終わるともなく回り続ける運賃表示器の幕を眺めるのも、密かな楽しみの一つだったりして(笑)。

そういえば、新潟の越後交通の子会社のバス路線で未だに使われて有名だった、手書きの運賃表示器って、まだ現役なのだろうか。
あれこそワンマンバス初期の、まさに1970年代の遺物で、一度現物を生で拝んでみたい…という思いはある。
土日きっぷで行ってくるかな…。

それでも、運賃表示器が付いているだけまだ有り難いというもので、山形交通などでは、運賃がいろいろ変わるというのに運賃表示器すら付いてなくて、運転席背後の三角表で照らし合わせるのには、いつ乗っても面食らう。
一度、かみのやま温泉駅から上山競馬場(2003年11月で閉場、現在は場外施設のみ残る)にバスで向かおうとしたら、運賃が分からなくてマジでまごついたことがある。
しかも、全部のバス停がご丁寧に表示されているのならいざしらず、主要な運賃境界のバス停しか載っていないと、マジで地元客にしかわかりません…。。。
旅行先でバスに乗っても、運賃表示器が付いているとは限らないので、旅行先のバスには御注意あれ。

バスの運賃表示器あれこれでした。

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