小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

もしも一国の宰相が神田のガード下で一杯引っかけていたら

2008-10-25 12:48:29 | まぬけニュース
なんだか世間は、株価の乱高下もどこへやら、こんな話題で持ちきりだそうで。

夜会合、今後も続ける=ホテルのバー「安い」-麻生首相(時事通信) - goo ニュース
 「(夜の会合を重ねるのは)これまでのスタイルだし、これからも変えるつもりはない」。麻生太郎首相は22日昼、毎晩のようにレストランや料亭、ホテルのバーなどで秘書官らと会食していることを記者団に質問されて、「逆切れ」した。

 「庶民の感覚と懸け離れているのでは」という記者団の指摘に対し、首相は「たくさんの人と会うとき、ホテルのバーは安全で安いところだという意識がある」などと反論。逆に「周りに30人の新聞記者がいる。警察官もいる。(ホテルなどよりも)安いところに行って営業妨害と言われたら何と答える」「今聞いてんだよ。答えろ」と、得意の逆質問を連発した。

 飲食費については「わたしは幸いにして自分でお金もありますから、自分で払っています」と、ポケットマネーであることを強調した。 


「庶民感覚」だとか「世間一般では云々」だとか、とかく庶民目線で語らせたがるマスコミだけれども、こんな報道で国民を手のひらに乗せられるとでも思っているのだとすれば、大新聞の政治部のお歴々はどれほどお偉い方々なのかと仰天してしまう。
例えば最近、橋下大阪府知事に名指しで非難され、火消しに躍起になっている朝日新聞にしたって、社会部では、例えば普通の鉄ヲタ程度の生半可な知識ではとても書きようがない、おそらくは専門的な知識をお持ちの記者がいるのか、鉄道記事では他社を圧倒している立派な記者だっているのに、政治部の論調だけで全てを台無しにしてしまっている感があるのだから、やはり何処の新聞でも、政治部と社会部では越えられない壁が存在するというのだろうか。
「庶民感覚」と言うのなら、政治部のお歴々も、社用車通勤などせず、毎朝通勤ラッシュにもまれて、立派なスーツが乱れんばかりに毎日出社するまで格闘する、「第0試合」をこなしてから仕事をして頂きたいものだ。どうせなら東京メトロ東西線や、東急田園都市線辺りで毎日人波に揉まれまくれば丁度よろしい。間違っても、湘南電車のグリーン車通勤なんて許しもしませんぜ。そう言えば今はもう死語だよね、「湘南電車」。最近まで東京駅の案内表示にも「湘南電車」の文字があったと思ったんだけどなあ。。。

まあ、一言で言えば、アレですわ。

この間、行きつけの神田のもつ焼き屋に行ったんです。もつ焼き屋。
そしたらなんか人がいっぱいいすぎて入れないんです。
で、よく見たら麻生首相がお抱えの記者と警備を引き連れて一杯やってるんです。
もうね。バカかと。アホかと。
おまえら庶民感覚ごときで普段来てない神田のもつ焼き屋に来てんじゃねーよ、ボケが。
神田だよ。神田。

(以下略orz)

せいぜいこう思われるのがオチだということに、政治部のお歴々は気が付いているのだろうか。
神田のもつ焼き屋あたりに繰り出せば、仕事上がりの一杯が楽しみで店を訪れた人達は行き場を失うし、それ以前に俺達からすれば、「おやおや、麻生クンのような一国の宰相とあろう者が、神田のもつ焼き屋で一杯引っかけるとはなんたることか」と、もそもそと苦言の二つや三つくらい逆に言いそうだし、そもそもが、国を動かす大事な話を、神田のもつ焼き屋で無防備にされたのでは、こちとらたまったものではないだろう(笑)。
ちなみに、上の苦言の「麻生」に「k」の字を付ければ、見事にネタに転化してしまう件(笑)。

そんな中、産経新聞のこの体当たりネタは、さすがネタを分かってらっしゃる(笑)。

ホテルのバーは安い? 体験ルポ、行った飲んだ払った - MSN産経ニュース
↑上記リンクは4ページありますので、続きはリンクから辿って下さい。

やっぱり「ネタ」はこうでなくっちゃ。
敢えて「アホだね」と言わせてしまうオチのセンスはさすが。

まあ、ホテルのバーの方が「安全」なのは確かだろう。
安いかどうかはともかく、国民の誰しもに顔を知られている人が、おいそれとオープンカウンターで食事をするわけにもいかないだろうし、ましてや一国の宰相ともなれば尚のこと。
上記の記事にしても、超一流ホテルのバーと考えれば、値段もごくごく普通だと思うのだが…。この手のホテルは、バーやレストランに限らず、ルームサービスにしたって、街中の立ち食いそば屋に行けば○○円のものが××円することも全く珍しくはないし、ルームサービスにかかる人件費やその意味合いを考えれば、それなりの値段がするのも至極当然な気がするのは、決しておいらが前にホテルに勤めていたからこそ納得できるという理由では断じてない。

いつも思うのだけれど、「国民に顔が知られている」という人達の日常生活って、どうなっているんですかね?
おいそれと買い物にも行きづらいだろうし…。
この記事をして「格差社会」にまで踏み込もうとする意図も垣間見えるのだけれど、一国の宰相と我々庶民を比べて「格差」と言われても…ねえ。

そんなことを言ったらプロ野球の世界なんか…。

ボビーや西岡や里崎とかサブローとか、買い物一つにすら難儀しそうな選手いる反面、何食わぬ顔で幕張本郷近くの定食屋で飯を食っている最中にファンにばれちゃった挙げ句、そのファンに「俺のこと知ってるんですか?」とまで言っちゃった某背番号11番、かわいすぎますぜ(笑)。っつーか、1軍でも投げてちゃんと勝ち負けまでついた選手なんだから、ファンに返す言葉がそれじゃ、あまりにも自虐的すぎるでしょ…orz

上を叩くのは大事なことではあるけれど、何でもかんでも闇雲に叩くのはどうかと思うし、新聞の読み手の意識が大きく変化してきている昨今、そう簡単にマスコミの論調に国民が踊らされると思ったら、それこそ大間違いである。
…これは、「鵜の目鷹の目で書く材料を欲しがっている」と揶揄される、おいらのようなしがないブロガーにも言えることなんだけどさあ…_| ̄|○

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4 コメント

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無関係ですが思い出してしまった (青空百景)
2008-10-25 13:05:41
ファイターズには、深夜にスーパーで割引になった寿司を買っているところを目撃されてしまった1軍選手が……。

まあ、首相のバー通いが注目を集めてしまうのは、それが「ホテルのバーだから」じゃなくて、そもそも「首相が毎日飲み歩いてる」ということそれ自体に引っかかる人が多い、ということなんでしょうけれどもね。
そういえば以前にいしいひさいちの4コマで、小渕首相(当時)と野中氏がマクドナルドで密談をしている、というのがありました。
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産経新聞の記事 (雷庵博人)
2008-10-25 13:37:28
大変参考になりました。自分も「じゃあ実際、麻生首相の行きつけの店ってどんなんだろう」って取材しようと思ったので・・。

正直「先を越された」という悔しさはあるw

ホテルオークラ東京のバーハイランダーならどうにか行けそう。
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マスゴミって… (MS)
2008-10-25 18:15:07
政治と金に関する叩きネタを探したいマスゴミの惨敗ってところでしょうか。
国政に直接関わる人間だしこれくらいは当たり前なのに。しかも自腹で。
むしろ政治家なの出歩かないで大人しくしている方が何もしてないみたいで怖いです。
あとは国民が納得する政策を打ち出すことができれば…。

FA騒動真っ直中のマリーンズでは本人のブログを見ると報道と全然違うことが書いてあったり。
(特にシンゴ。)
叩きの記事は面白おかしく書き上げて、真実は全く伝わっていない。
こんなんじゃ報道は信用できないって思いたくなってしまいますわ。
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えーっと… (小馬太郎兵衛)
2008-10-25 21:45:00
>青空百景さん

えーっと、その選手は誰でしたっけねえ…。
噂じゃ聞いたことがあるような…orz

麻生さんの場合は、「会合」も、「連夜の飲み」と捉えられてしまうのでしょうね。世間は急激な景気の後退で、麻生さんの言う「会合」も控えよう…という折りに連夜の飲みとは…ということを言いたかったのかもしれませんが…。

小渕さんと野中さんがマクドナルドにいたら、客層からして本当に誰一人として気が付かないでしょうね(笑)。さすがいしいひさいち。

>雷庵さん

そこは二番煎じでも、雷庵さんの目と感覚で突撃してみる価値はあるでしょうね。
ラウンジでカクテルに酔いしれてみるとか、柿ピーだけ食べてみるとか(笑)。

>MSさん

一つの出来事でも、二つの立場で理解すると、二つの見解が出来てしまうところに、報道の難しさがありますね。晋吾のFAの記事などはまさにその通りで、お互いの立場で、受けたイメージの話を元に記事を構成しなければいけませんから、どうしてもこうした見解の相違は出てきます。
私が毎年、FAや年俸の話はほとんどスルーするのは、実はこうした事が往々にしてあるからで、担当記者もネタがなければ食えませんし、観測気球の場合も往々にしてあることですから、いちいち反応していてはこちらの身が持ちませんしねえ…。
直行の場合も、「誠意」云々の以前に、来オフのメジャー挑戦をちらつかせて、まともに球団がハナっから金額を提示してくるかと言われたら、どちらも「商売」ですし、ましてや来年になったら出ていくのかどうかと言いだした選手に対して、いくら球団は引き留めたいとは言っても、それはあり得ないわけで、ファンの立場では傍観するしかないよなあ…というのが私のスタンスなものですから…。

報道の分野は、こちらが思っている以上に、送り手も受け手も、一筋縄ではいかないものですね。
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